何とかリベンジ、相模湾本ガツオ

まずまずです


  1. 日時:2002年9月4日(水)
  2. 場所:葉山沖
  3. 参加メンバー:鯛介
  4. 時間:午前6時00分〜午後1時30分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

前回は2尾だけと今ひとつの釣果であった相模湾のカツオ釣り。下手すれば釣れ始めて3日もすれば群れは去ってしまうのが青物なのだが、今年のこの本ガツオの群れはまだ相模湾を回遊中。ならばリベンジ釣行したくなるのはごく自然なことであろう。

●準備万端
ということで夏休みを利用してまたも相模湾のカツオに挑戦することにした。今回も船宿は葉山のまさみ丸。平日であるし、
船も少なくて一人当たりの釣果の割り当ても増えるであろうという算段だ。前回は準備不足であったが、今回はLLサイズのオキアミや蛍光玉付の仕掛けなどを準備して気合を入れて臨んだ。

●二ハイ出しに
当日は駐車場の開く4時半到着を目標に出発。少し早めに到着し、さっそく場所を確保に行くとやはり1番乗り。一番好きな右舷ミヨシをキープする。その後コンビニまで買い物に行き、戻ったころに駐車場が開いたので車を入れる。そして荷物を積み込んだり受付をしたりしていると、どんどんとお客さんが現れ、5時半頃には20人近い人が集まった。休日より混むとは・・・と思っていたら今日はカツオは二杯出しにするとのこと。結局私の乗った船は右舷4名、左舷5名、もう1隻もほぼ同数程度のお客さんの盛況で出船することになった。

今回も持参したのは70Lの大型クーラー。これに氷2杯をいれてもらい、船宿でオキアミブロック500円分を購入。今日も暑そうで、付け餌はすぐにダメになってしまうので、予備が多めにあるに越したことはないのだ。

定刻の6時に出船。ナダ寄りは南の風でややウネリがあり、船はウネリに逆らってバウンドしながら進む。沖に行くとうねりも低くなり、風も弱くなってきたようで、ベタ凪となった。行程1時間でまずはまさみ丸単独で、船団形成されていない場所で第一投となった。タナは今日は20mで、上探る指が出た。

今回のタックルも前回と同様米国シマノTLD70Mediumのワンピースロッドに、レバードラグXT4000。サニービシLサイズ60号に片天秤を介してハリスはフロロカーボン16号にヒラマサ針15号を使用した。チモトには蛍光玉(緑)を装着、最初は小さめのものとした。オキアミは2尾掛けにするのがコツである。

●まずはソーダ
7:40、右舷胴の間の人が平ソーダ。カツオの跳ねはところどころに出るが、食わない状態が続く。そんな中、8時頃に弱い引きでヒラソーダ。 潮周りのたびに反応は出るようだが、群れを捕まえることが出来ないか、魚がコマセを追わないようだ。いい加減、他の群れを追いかければよいのになぁ、とこのときは思ったが、船長はここで粘る様子。後でそれが吉と出たのだ。

●水面でバラシ
しつこく15隻あまりの船が群れを追い掛け回し続けた9時頃、カツオが食い始める。しつこくコマセたおかげであろうか。
10時頃、強いアタリ。慎重にやりとりする。何とかビシ見えて来ると水面には良型カツオの姿。が、ビシを船長が手にとった瞬間に針からはずれる。申し訳なさそうな船長。取り込みがやりやすいようにハリスを2mほどに詰める。

僚船でぽつりぽつりとカツオがアタる。群れは南に南と移動。アタリが遠のいたら、アタッている船より50mほど回り込んで群れを待つという手法のようだ。で、群れがうまいことまわってきた流しではカツオがアタるのだ。



●仕掛けチェンジがアタリ
11時頃、左舷や胴の間、トモの方ではポツポツあたっているのに私にはこない。どうやらトモの方にまず群れが当たるようである。そこでハリスを3m、蛍光玉も大型のものにしてみた。
と、アタリがあるが、先ほどのバラシの時よりも弱い。逆舷の人とオマツリした感触があったが、うまいこと解けて何とか2kg級をゲット。他の人の道糸と擦れたのであろうか、尾の方の一部で皮がはげてしまっていた。

11時半、左舷3人が同時ヒット。ちょうど餌付けに手間取っていたときであり、投入が遅れていた。慌ててビシを投入してタナをとると、ビシの重量感が消える。巻き上げると、他の道糸と擦れる感触が伝わってきた。オマツリだ。左舷にひっぱられる力に合わせて糸を出してやる。どんどん糸を出す。おかしい、もう20mも出しているのに。ひょっとして食ったのか?と強引に巻く。やはり魚の感触。あれだけ糸を出して走らせたのでカツオは水面ではもう抵抗する力はないようですんなりとタモに収まった。後検量で2.4kgとまずまず。

●立て続けにゲット
左舷はオマツリを解く作業に追われている中、再投入。するとタナをとった直後にギュンと竿先が突っ込む。ドラグを締め気味にしてその引きを十分に楽しむ。左舷の仕掛けと絡まないように舳先に移動してやりとり。ギューンと突っ込む、この感触がたまらない。船長はオマツリ処理で手が離せないので、隣の釣り人にタモ取りしてもらったのは後検量3.6kgの良型。よかったよかった。



12時過ぎからは沈黙。群れが沈んでしまったか、コマセを追わなくなってしまった。船長は最後に大きく城ヶ島の方の船団に移動して勝負に出たが、ここもカツオのハネはあるが、コマセの追いは悪く、結局13時20分に終了となった。

<釣果>
本ガツオ 3本(2.4、2.6、3.6kg)
平ソーダ 3本(1〜1.5kg級)



今度の3.6kgのカツオは脂の乗りも上々。非常に美味かった。総重量でも約10kgと本数でも前回を上回ったし、リベンジ達成としたい。


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