潮濁って絶好調、勝浦沖イサキ

自己記録更新です


  1. 日時:2002年6月23日(土)
  2. 場所:勝浦沖
  3. 参加メンバー:鯛介
  4. 時間:午前6時00分〜午前11時30分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

休日出勤の連続で非常に多忙であった仕事も一段落。やっと釣りに行ける状態になった。で、3週間ぶりの釣りモノは何にするか。実は24日の日曜日は我が子のお食い初め。マダイを釣って祝い膳を飾ろうかとも思ったが、今回はそれなりの料理屋を利用するし、何よりマダイの確率が高い釣り場がこの時期はないということで断念。やっぱり一番釣果が確実かつ食べても美味しいイサキ釣りにすることにした。

仕事の疲れもあり、あまり遠くに行く気にはならず、ということで今回も外房。大原にするか勝浦にするか迷ったが、真潮根の様子が良い勝浦に決定。前日昼に松部・和八丸に予約を入れる。実は前回和八丸に行ったときに、キーパーやビシなど洗い物をいれた白バケツを忘れてきており。これを受け取りに行かなくてもいけなかったのだ。

さて、当日は12時過ぎに出発。途中、腕時計忘れたことに気づきコンビニで安物の小さい目覚まし時計を購入。よけいな出費だ。予報は当初は南西風だったが、直前には北東風がやや風強いという予報に変わっていた。イサキ釣りには良い風向きである。

港に到着し、釣り座キープのため船へ。クーラーは両ドモと右舷ミヨシにいくつか。狙い通り左舷ミヨシをゲット。過去一番実績のある釣り座である。そしてそのまま港の駐車場で仮眠。出船時間を待つ。

ふと起きるともう外は明るい。船が漁協側に接岸した5時頃に準備開始。今日は女将さんはお休みで若女将が接客。船長に挨拶し、しばらく大型アオリ談義。4kgのアオリは来シーズンだね、ということに。

●今日も盛況
5時半になったが残り2名が現れず、やや釣り座は余裕になったところで出船。船は灯台沖方法へ走る。沖に出ると海はいつもの青ではくモスグリーンの濁り潮。ということは逆潮か?風向きからすると潮上で不利な釣り座だが、この濁り潮でイサキの食いはよいはず。かなり期待する。

今回のタックルはスラッシュシャクリ210に両軸リールにPE6号。金網ビシ60号に夢の天秤(イサキ、アジ用)を介してクッション1.2mm径30センチ。ハリス1.5号3ヒロ3本針。針は最初はムツ針を使用した。



釣り場にはトロトロ走って15分。そして反応を探りながら待機。僚船は0。最近は各船思い思いのポイントでイサキを追いかけているようだ。そして6時、タナ25mで開始となった。

●序盤好調
コマセを振ってタナを取る。しばらくするとトモの方からアタリが到来。私の竿にもアタリ。しばし追い食いを待ってから巻き上げ開始。25センチ級とまずまずの型のダブルと幸先のよいスタートとなった。
この後も順調に食いつづけ、トリプルを交えて好調。最初の2流し終了時点で9尾をゲット。潮上だが好調に釣れる。型もウリンボサイズは混じらず、25〜28センチ級主体とまずまず。結局7時までこの場所で釣れ続け24尾をゲット。気分は爽快である。

ここで船は大きく北へ移動。ところが移動先ではアタリが遠い。後で船長に聞いた話では、本命ポイントはあったのだが、船外機の漁師さん達がその近くで操業中で、近寄れなかったそうだ。

●中だるみ
最終的に船は大貫山根へ。川津の僚船が数隻いるが、イサキは上がっていない様子である。案の定何流しかしたが、結局1尾追加しただけで8時少し前に僚船とともに真潮根に走ることになった。真潮根はここのところ潮が悪かったそうで、船長は今日は行かないかもと言っていたが、この潮況からイケると判断したのだろう。

15分ほど走って真潮根に到着。ポイントは広大でいくつかの根があるようだ。我が和八丸は船団よりやや離れた場所で反応を探る。同じく逆潮・濁り潮で北風の状況。再開の合図のタナは15mと浅い。

●真潮根
この場所の1投目から好調。浅いタナのためアタリは強烈に出る。引き込みの合間にコマセを振って追い食いを待つと重量感が増す。更にコマセを振る。トリプル達成!いや気持ちが良い。潮はやや速く、1流し1投が基本ながらもイサキが食ってくればダブルかトリプルで上がる。1尾だけで上がってくるのは1流しで2投出来て、群れに仕掛けが入るのがギリギリになった時くらいである。



●新記録ペース
そんな状況が続き9時半には44尾ゲット。あと2時間はあるので、これは60尾突破ペースか?と皮算用。段々と風が強くなってきてウネリも高くなり、潮を登るときには波の加減によってはミヨシは落差1mくらいは落ちるので、竿やコマセ桶を押さえるのに釣り座を離れる訳には行かず、さりとて、仕掛けを入れている最中はアタリが出るのでトイレに行く暇も無い。

気が付くと、隣のお兄ちゃんの視線が熱い。このお兄ちゃん、最初は1尾ずつ釣っていたが、私の釣り方をじっくり見て、その後はダブル、トリプルを連発するようになった。これはこれで気分が良いものだ。私も久しぶりの強風下の釣りで、ハリスをこのお兄ちゃんの竿とか道糸に絡めることが数回起きてしまった。面目ない。

濁り潮のせいか、イカタンよりもバイオベイトの方が食いが良いようで、配られたバイオベイト1枚の他に持参した分を更に使う。こんな時のために追加バイオベイトをいつも持ってきているのだ。

ということで、イサキ釣りマシーンと化した数時間。11時半に釣りは終了。その成果はなんと・・・
<釣果>
イサキ 23〜33センチ 76尾。
タカベ 23センチ 1尾
マアジ 20センチ 1尾



あとで船長に聞くと、イサキは平均30〜40尾の釣れっぷりだったそうな。昨日までは真潮の流れだったからと船長は心配していたようだが、逆潮はやはりイサキの潮。ウリンボは混じらず半分程度が25〜30センチ級という快心の釣りであった。

帰りの最中は船長に呼ばれたので雑談。午後船で海老餌のリールシャクリを始めようかと思っているそうで、道具や餌の手配をどうしようかと悩んでいるらしい。アオリイカのタックルを流用出来るし、なかなか面白そうである。

外房のイサキ釣りはおそらく今回で打ち止め。次回、勝浦を訪れるときは午前カモシ→午後エビシャクリという組み合わせになるであろう。


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