潮濁り好調、勝浦沖イサキ

次頭でした


  1. 日時:2002年5月26日(日)
  2. 場所:勝浦沖〜真潮根
  3. 参加メンバー:鯛介
  4. 時間:午前6時00分〜午前11時30分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

●やはりイサキ
久しぶりの釣りに行く時間がある週末(と言っても2週間ぶり程度であるが)。日曜日の釣行となってしまうので、南伊豆など遠方への釣行には気が進まない。ということだとやはり房総方面。大型が出始めた金谷のアオリイカや数出ている犬吠埼のヤリイカにも惹かれたが、アオリは一発勝負だし、ヤリイカも好調が3日は続いているのでそろそろ下降線を辿る頃だ。ストレス溜まる仕事にハマっているので、釣りでストレスを溜めてしまっては元も子もない。やはりほぼ釣果確実な房総のイサキにすることにした。

大原も勝浦もイサキは好調。が、いつもの大原・臼井丸はHPでは既に満船表示。釣りモノを決めたのは土曜日の午後。もしかしたら勝浦も満船かなと、松部の和八丸に電話。「明日はガラガラだよ。10人くらい連れてきてもいいよ」と親父船長の元気な声。ということで予約を入れる。集合は5時。出船は5時半頃だそうだ。

●ガラガラ?
午前1時頃に東京を出発。3時過ぎに港に到着。座席確保に船に向かうと、カモシの2号船には竿が何本も立っているがイサキの23号船は右舷ミヨシに1つクーラーがあるだけ。散々迷ったが、今日はすいているということ(大ドモに2名入ることはない)、西風になる予報であることから左舷のトモを選択した。

車に戻って携帯メールをチェックしていると、「こんばんは。和八丸さんに乗られるんですか?」と声をかけてくるお兄ちゃん。同じイサキ船に乗るということでしばし車外で雑談するが、最後は自分の釣りの自慢話ばかりになりちょっと閉口。察してくれたのか、「じゃあがんばりましょう」と立ち去ってくれたのでやっと車中で仮眠。

5時前に起き出すと既に船は岸壁に。荷物を持って乗り込む。コマセ桶の数を見ると、両舷8名ずつと大ドモ1名の17名乗船の様子。なんだ、結構お客集まったじゃない。若船長を見つけて挨拶すると、挨拶もそこそこに「アオリの大きいのがまた網に入り始めたよ。4kgのも上がったよ」ときた。やっぱりアオリイカが大好きな船長なのだ。

●灯台沖へ
ぼちぼち準備して、5時半を過ぎたところで出船。港を出ると、いつもの海中公園沖ではなく今日は勝浦灯台沖へ。トロトロ走って15分で到着。「支度して待っていてください」ということで待機。そして定刻の6時に「やってください、23m」の合図で開始となった。辺りを見ると僚船はなし。北の風で海は凪。コンディションとしては上々だ。

今回のタックルはMamiya-OPスラッシュシャクリ2.1mに両軸リールPE6号。アンドンビシ60号に天秤を介して1.2mm径クッション30センチを装着。ハリス1.5号3ヒロ3本針。針はイサキ針(白)を使用する。餌は船宿支給のイカタンとバイオベイトである。

●1投目から
タナ下4mから1mおきにコマセを振りその都度待つ。指示ダナの上1mまで来たらやりなおし。そのやり直しのタイミングでアタリ到来。25センチ級のレギュラーサイズのイサキが釣れあがった。周りでもぼちぼちとイサキが上がっている。

見れば潮は濁り状態。イサキには濁り潮はうってつけの潮。やはりアタリはポツポツと続く。やや潮が速く2枚気味のせいか、入れ食いやダブル、トリプルの連続とはいかないが、まずまずの釣れっぷり。が、周りではさほどアタリは活発ではないようで「タナはいくつでやっていますか?」とよく聞かれ気分がいい。実は船長の指示ダナ23mの時は25m付近でよくアタリが出る。これより上でもアタリは出るがイカタンが餌取りにやられていること、ビシを突っつく感触が伝わってくることから、25mがアタリダナで、これを探り当てられた人にはイサキが釣れ続くのだ。

●好調
という感じでイサキはまずまずのペースでつれ続き7時45分までで18尾をゲット。型こそ冬の40センチ級なんてのは混じらなかったが、35センチ弱のクラスは数尾混じり。置き竿にしている時間もないので、水を飲む時間もないが楽しい時間が続く。小さいながらもタカベも混じる。これも塩焼きで美味しい魚だ。



操舵室に遊びに行くと「そろそろ様子みながら真潮根に移動します」と船長。5分ほど少し移動し僚船が1隻の場所で潮周りし再開。ここで1投で2尾をゲットし20尾。しかし後が続かずそのまま真潮根へ走る。

●真潮根へ
真潮根には15分ほどで到着。今度はタナ13m。同じく濁り潮。16mまで落としてコマセをふりつつタナに持ってくるとゴゴゴンという今までよりも強いアタリ。いきなりダブルだ。浅いからアタリは強烈なようだ。

タナは終始10〜15m。潮はあまり流れないがイサキの食いは活発。じっくり追い食いさせてトリプルも達成。実に気分が良い。アタリが遠のくと潮周り、するとまたアタリが復活するということの繰り返し。真潮根の名の通り?今日も潮は真潮方向に流れているようだが、私の左舷トモでもアタリは活発。やはり和八丸23号船は左舷がよいのが定説か?



●ウイリーにも
やや食いが落ちたので遊びでウイリー仕掛けに交換。上から緑、紫、ケイムラという配色。これにもすぐにイサキは反応、まずはケイムラに食ってきた。続いてコマセ振っての追い食いさせると良型まじりのトリプル。いや、本当に気分がよい。



ふと隣のおじさんを見ると何故かアサリ餌を使用。そういえば、イサキがあまり釣れない代わりにウミタナゴやベラが多いようだ。タナボケなのか、そもそもそういう狙いなのか・・・?

さすがに10時過ぎからアタリが渋くなり、潮周りの直後しかアタリが出なくなった。型も一回り小さくなる。が、これもしばらくすると、アタリが活発化。ウイリーシャクリの私の仕掛けにはアタリが少ないが、オオドモの人は連発している。周りもポツポツ釣れている。どうやらコマセを振ってからの待ち時間を長く取っている餌釣りが良い様子。そこで私もウイリーは諦めて、ピンクハリスの仕掛けを試してする


狙いどおりタナで長めに待つとアタリ出るが、単発多い。それでも飽きない程度には釣れて来る。凪だし、陽気も暑すぎず寒すぎず絶好のコンディション。今日は良い日にあたったもんだ。



●?
竿先がガツンと止まる。少し巻く。出る。慎重に巻き上げる。糸が出る。一体なんだろう?そしてハリス切れ。根掛かり?いやタナ下4mくらいしか下げていないはずだし。ヒラメ?実は今日でこのようなアタリは2度目。この日の翌々日の和八丸のHPを見るとイサキ場で6.8kgのヒラメが上がったそうだ。そういえば、以前、マダイの仕掛けで3kgのヒラメを釣ったときの感触に良く似ていた。もっと慎重にやっていれば上がったかも???

11時半頃、イサキを数えると46尾。よく釣ったもんだが、全部持ち帰ると大変なことになるので小さい順にリリース。そして「これで上がります」のアナウンス。最後の流しでダブルを達成。あと2尾が欲しくてすかさず再投入するもはアタリ出ず、これで終了となった。



<釣果>
イサキ 25〜33センチ 48尾
タカベ 22センチ級 3尾
ウマヅラ 1尾

凪で濁り潮で適度な潮の流れと久しぶりに条件に恵まれたイサキ釣り。竿頭は左舷ミヨシの人で49尾と1尾差で私は次頭。犬吠埼のイカはこの日は不調であったようだし、釣りモノ選択も間違っていなかった。そういう意味では非常に気分がよく充実した釣行であった。


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