潮流れてまずまず、勝浦沖アオリイカ
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勝浦サイズよりは小さめですが
- 日時:2002年1月26日(土)
- 場所:勝浦沖
- 参加メンバー:鯛介
- 時間:午後1時00分〜午後5時00分頃
- 潮時:中潮
釣行記
●久々の勝浦アオリ
さて、午後の部はアオリイカ。ここのところかなりムラはあるが、良いときは1人2〜3バイの良型が釣れている。反面船中1パイとかボウズという日もある。「今日は潮が流れているから、アオリの場所でも同じであれば期待出来るよ」と船長。
港で食事を取った後、私のほかに3名の釣り人を乗せて13時に出船となった。私は潮流から読んで右舷ミヨシ。左舷ミヨシは偶然やってきていたMLの西さん。右舷胴には西さん友人。トモに弟クン。左舷トモに別のお客さんという布陣である。
船は勝浦湾を出て北へ。灯台沖辺りで反応を探る。その間にタックルをセッティング。つり吉オリジナルKing of Squid150に小型両軸リール。中錘は金の10号。ハリス4号4.5mに最初はプレミアムアオリQサクラダイをつけてやってみることにした。
●目論み通り
「やってください。タナ20mです。中錘までのタナです」という合図で開始。指示ダナは終始17〜25mであった。勝浦のアオリの場合、午後一番ではなかなかアタリが出ないのだが、今回も例外ではなく、しばらく沈黙が続いた。ただ、船はどんどん大原の方へ流されて行き、私の席が潮先になっている。目論見どおりである。
●まずはトモ寄り?
ところが14時頃に船中最初の本命を手にしたのは左舷トモ。キロ級の良型らしい。餌木はオレンジのアオリQだったそうだ。14時半頃、しゃくって落とした餌木の重さがなかなか竿に乗らず、竿先がくすぐられているような感触が伝わる。「?」と竿先を上げるが乗りはなし。と、次の瞬間、右舷胴、右舷トモ、左舷トモとほぼ同時に竿が曲がった。それぞれ1kg弱クラスがタモ取りされた。
●おかしい
「おかしいなぁ、そっちから釣れるはずなのに」と私を見て言う船長。そうなのだ。私から釣れないといけないのだ。おかしい。何故だ。まずは餌木があっていないのかもしれない。トライアルは止めて実績ある基本のアオリQピンクに交換する。
潮流は何と2ノット。最近まで0.1ノットとか0.2ノットだったそうで、潮さえ流れればこんな感じで釣れるはずなのだ、と船長。実はこの速い潮流を見越して今回勝浦に訪れたのである。こんな感じの潮流分布になったときがチャンスである。ただこの潮流だと沖のヤリイカなどは潮が速すぎて釣りにならないことが多いので、やはり午前イサキ、午後アオリという組み合わせになるのだ。
●やはりピンクか
そして14時40分、右手でしゃくるのが疲れたので左手に竿を持ち替えて肘を支点に手を動かす小ジャクリを試しにやってみたところ、いきなりズシンときた。十分に餌木に抱きつくのを待ってリーリング開始。勝浦では今シーズン初物なので慎重にやる。そして船長のタモに納まったのは後検量0.8kgのまずまずのアオリイカ。ピンクアオリQである。この餌木、スミで黒ずんで、布部分も齧られて破けたりしているが、なかなか乗りが良く、私の餌木コレクションの中でもエース的存在である。
●いや、オレンジか?
気を良くしたのもつかの間、15時頃にまたも右舷胴、左舷トモで連続ゲット。このときも竿先に違和感が出ていた。「オレンジがいいようです」と胴の間の人。「空も曇りだし、派手な方がいいよ」と船長。左舷トモもオレンジを使い続けているようだ。ということで私も基本のオレンジのアオリQに交換。
と、15時半頃、同じように小ジャクリを試しているとズン!2ハイ目は足一本でヒヤヒヤしたが、無事弟クンのタモに納まった。このとき、順番に右舷胴、左舷トモとイカが乗った。特に左舷トモは良型が集中し、羨ましい。
●潮先不利?
今度はちゃんと潮先から順番に乗った。つまり、同じような餌木であれば潮先から順番に乗ってくるのだが、アピールに欠ける餌木であると、潮先でも乗らずにちょっかいを出すだけ。だんだんと興奮したアオリイカが目の前に来た潮下の餌木にアタックする、という理屈ではないだろうか?思えば、昨年も一度、潮先には乗らずに潮下の人達に乗るという状況に出くわしたことがある。潮流の早い時のこの勝浦沖ではこのようなことはきっとよく起こり得るのだろう。
これを境にぱったりとアタリが止まる。「反応が出なくなったよ」と船長。何回も流しなおすがどの席もアタリが訪れない。空もかなり暗くなってきたし、雨もパラついてきた。海もやや濁り気味であることからここで新発売の尖鋭アオリQの蛍光色バージョンを試してみる。
●後半パッタリ
しゃくりのパターンをストローク、スピード、インターバルなど換えていろいろ試してみる。次第に日が沈み、空はどんどん暗くなるとともに雨脚が強まってくる。船に灯りが灯り、道糸のマークも次第に判別しづらくなってきた。
結局このまま日没まで粘るも、誰にもアタらず。17時過ぎに終了となった。
<釣果>
アオリイカ 2ハイ(0.5kg、0.8kg)
船中トップは左舷トモで4ハイ。最大は1.2kgだったそうだ。右舷胴が3バイ。西さんは残念ながらボで、船中10ハイは一応今シーズン最高の釣果とのこと。
最初の勢いがずっと続き、昨年もよくあった、暗くなってからのバタバタ乗りがあれば船中20パイは行くかと思ったが、何故か後半はパッタリになってしまい残念であった。
帰港するころは土砂降りで、みな早々に退散。私は傘をさしながら船長と今後の見通しについて話す。この潮でこれだけ釣れたし、これから2月、3月が本格シーズンであることを考えると、今シーズンも行けそうだ、とのこと。そして再来を約束して勝浦を後にした。
次回は記録更新サイズゲットしたいものだ。
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