真剣勝負、富津沖イイダコ

みんな真剣なんです


  1. 日時:2001年10月14日(日)
  2. 場所:富津沖
  3. 参加メンバー:鯛介、恵美、に、熊、う、西、アジサバ
  4. 時間:午前6時00分〜午後11時30分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

●イイダコ対決
今年は10年に一度くらいの当たり年、と言われているイイダコ釣りに行く機会に恵まれた。しかも今回は総勢7名で、新ちゃん、熊ちゃんといった遠征な人、それに西さん、梅ちゃん、矢沢さん、そして我ら夫婦というなかなかな面子である。もちろん、釣果は勝負である。

前日は土肥から家に帰り着いたのが21時過ぎ。それから荷物降ろして寝酒をあおって、とやっていたら寝たのが23時。そして2時半起床。土日合わせて睡眠時間は約4時間。うち車中仮眠が1時間だから、実はかなりの強行軍である。

●満船
3時に新ちゃんが迎えに来てくれて、我ら夫婦と、我が家に泊まった矢沢さんを乗せて富津は寿々春丸へ。ぼちぼち走って港到着は午前5時頃。既に熊ちゃん、梅ちゃんは到着。みんなで受付をすませて港にて船が着けられるのを待つ。当日は30名乗船とのことなので、席取りは肝要である。そうこうしている間に西さんも到着。船も付けられて右舷ミヨシから7名分の釣り座を確保した。釣り座は前から、新ちゃん、西さん、熊ちゃん、梅ちゃん、矢沢さん、上甲(夫)、上甲(妻)の順である。



朝食をとったり準備をしている間にラッキョ付きのテンヤとバケツが配られる。出船の6時になり、定刻どおりの出船となった。港到着時から北風がやや強いのが気になったが、釣り場は至近なのでやはり海は凪の様相。5分ほど走って海苔ヒビが入っているやや沖目でスローダウンし、開始となった。



●あれ?
まずは、アオリイカ用の竿と両軸リールを使用してみることにした。スルスルとテンヤを落として軽く小突いてみる。すぐに乗り!と言いたいところだが、何故だかアタリは遠い。回りでもアタリは無い様子。

5分ほどすると、私の竿にグ〜という重さが伝わる。そして小型のイイダコゲット。が、後が続かず移動。潮の色が泥水色に濁っており、しかも船があまり動かない(潮が動いていない)。

3回目の移動の後からポツポツと釣れ始める。私には3バイ目。新さんは既に6ハイ。ほとんどみんなが顔を見た中、この釣り初挑戦の嫁さんにはなかなかアタリが訪れない。「どうして?」と聞いてくるが、横で見ていても特におかしな釣り方をしているわけではないし、一体何故だろう?



思いのほか釣れてくるタコが小さいので、タックルをキス竿に交換。するとややアタリが取りやすくなった。

●やっと
皆ぼちぼち数を伸ばしていく。私もそろそろツ抜け、といったところ。でも嫁さんはまだ0。試しに私のタックルと交換してみる。すると、確かにアタリが遠いような感じ。それでもしばらくすると何とかタコは乗ってきた。おかしいなぁ、どうしようかなぁ、と考えているうちにやっと嫁さんの竿がしなり、第一号ゲット。それからはコツを掴んだようで、ぼちぼちタコを追加していった。



●時合い
9時頃、潮の流れがよくなり、船が右舷ミヨシ方向に流れていくようになった。こうなるともっともペースが速いのはミヨシに陣取った新さん。2本竿を駆使して、ほぼ入れ乗り状態でイイダコを追加していく。



●勝負!
最初は不調であった梅ちゃんもコツを掴んだのか、必死に小突いて釣っている熊ちゃんの横で、「待ち」釣方で順調にイイダコを釣り上げていき、皆を追い上げていく。気が付くと皆真剣な表情で釣りをしている。さすがに気合の入ったメンバーの集まりである。同じくタコを触るのも初めてという矢沢さんも順調。「今、何バイ目?」とお互いの釣果を気にしつつイイダコを釣っていく。

 

●右舷ミヨシ有利
10時前になると、また潮の流れがゆるくなってしまい、乗りも悪くなってきた。それでも潮先になる右舷ミヨシ寄りはまずまず。ポツリポツリと追加していく。逆にトモ側の不調は明らかに分かるくらい。今日は釣り座の選択も当たった。
私は、何故かバラシが多かったが、途中からやや大きくアワセを入れることを心がけてからはまた数が伸び始めたが、やはり釣り座なりの釣果ということになってしまった。



途中ビールを呑みつつ、それでも真剣に釣りを続け、11時40分に終了となった。

<釣果>
イイダコ 中小型中心 37ハイ。



尚、各自の釣果は
新ちゃん・・・107
西さん・・・41
熊ちゃん・・・46
梅ちゃん・・・38
矢沢さん・・・23
上甲(夫)・・・37
上甲(嫁)・・・13

新ちゃんは船中でもダントツのトップであったようだ。
半分はオニカサゴの餌獲りの意味もあった人もいたこの釣り。イイダコ釣りも大人数でわいわいやりながらやるとなかなか面白い。もしかしたら年中行事になるかな?


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