悪条件に苦戦、戸田沖マダイ

マダイ釣りだったんですが・・・


  1. 日時:2001年10月6日(土)
  2. 場所:戸田沖
  3. 参加メンバー:鯛介、恵美
  4. 時間:午前6時00分〜午前11時30分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

●敢えてマダイ狙い
検討の結果、10月の連休は嫁さんといっしょに、せるじおさんの別荘に泊まって伊豆でマダイ釣りにアオリイカ釣りを楽しむことになった。この「検討」には直前の4日、5日と爆発したワラサ釣りもあったのだが、やはり連休は船、釣り人とも多くて苦戦するであろう、という読みである。それでも、直前まで結構迷ったのであるが、戸田沖ではマダイに混じってワラサも顔を出すようだし、あわよくばマダイねワラサの両狙いということで、今回は戸田・ふじ丸から出船することにした。最近は午前中好調とのこともあり、釣りは午前中いっぱいとした。

今回はちょっと早めに出発し、午前2時半には戸田に到着。まずは席を確保した後に港で仮眠する予定。船に着くとまだクーラーやキーパーは置かれていないので、比較的釣果が望める右舷ミヨシ1番2番をキープ。

●ワラサは満船
昨晩から戸田入りしている市ノ瀬さんは今日はふじ丸からワラサ釣りに出るとのこと。嫁さんは爆睡だったが私は寝付けなかったので港を散策しながら時間をつぶす。と、3時20分頃に大型船が横付けされ、ほどなく市ノ瀬さんと同行のアリパン氏が現れた。ワラサ船は12名乗船の満船。爆釣したら1本頂く約束をして2人を見送り、車に戻って仮眠。

5時半になり、弟の敦船長がやってきたので、挨拶を交わして準備開始。当日は7名乗船。右舷に4名左舷3名。風もなく海は凪。もう1隻も今日は仕立ての五目釣りでオヤジ船長が出るようだ。

●ハリスは
6時の定刻になり出船。「ハリス長は?」と船長に聞くと、しばし考えた後、「1人は7ヒロ1人は8ヒロでやってみようか」とのこと。嫁さんを7ヒロに、私が8ヒロ仕掛けを担当することにした。今回もいつもの鯛介スペシャルに電動丸3000XH。サニービシビッグ80号。クッション2mm径1mにハリス4号8ヒロ、プロマダイ針8号、それにパールビーズを装着する。4号としたのはワラサを期待して、のことである。

●井田沖へ
船は湾を出るといったん南下したが、途中でUターンして井田沖へ。僚船が2隻ほど既に開始している周辺で反応を探って指示ダナ65mで開始となった。「タナから7m落としてコマセてきて」とのことなのでそのとおりにする。朝一番はヒットする確率も高いので緊張して手持ちで対応。しかしマダイからのシグナルはない。反応は時々出ているようで、喰うのも時間の問題かと思われたが・・・。

右舷ミヨシの人はどうやらこの釣りは初めての様子。何度かタナボケしたり、ビシを底に落としてしまって船長の指導を受けている。デリケートな状況ではこのようなことが命取りになることも多いだけに残念だ。

餌盗りはほとんどいない様子なので、コマセをやや強めにふったりオキアミを2尾掛けにしてみたりといろいろやってみるがダメ。そうこうしているうちに潮が止まってしまったようで、船長は船を南に向けた。

●渋い・・・
戸田の湾口沖、そして更に南に走って焼き場沖の70mダチを狙うも状況は変わらず。日はどんどん高くなり、潮も澄み気味。気温も上昇しTシャツ1枚で十分な陽気。このような天気のや潮具合の時に良い思いはしたことないなぁ、なとど弱気になっていると、急に眠気が襲ってきて、1流し分は仮眠。

「神子元は船中まだ1本だってさ」と船長。ワラサ船の不調が伝わってきた。やはり船数の多さにそうなってしまったのであろうか。

●カツオの時合?
時折竿先を絞るのはヒラソーダやサバ。私にも1kg級の太った平ソーダが掛かりこれはお土産にキープ。そして指示ダナ38mの場所の9時過ぎ、置き竿がギュンと絞られた。慌てて竿をとって合わせるといきなり7〜8m走った。しかし走った感じは横走り。「青物かな」と船長。マダイではなさそう。ワラサか?だとしたら今はハリス3号にマダイ7号。かなり厳しい仕掛けだ。なので慎重にヤリトリをする。3度ほど大きく走られたが、やっと大人しくなる。と、そんなに重量感は感じない。とすると、メジか何か?



●本がつお
「すいません、オマツリ」と右舷の釣り人。道糸を伸ばしてもらってビシを取りハリスを手繰る。ここで突っ込まれても厳しいが、何とか魚が浮いてきた。「お、カツオだ!」右舷の釣り人の道糸に絡まって上がってきたのは1.7kgとまずまずの型の本がつおであった。この鯛介スペシャルのマダイ竿を初めて大きく曲げたのがこのカツオ。カツオが大好きな私は笑顔である。

この時合にもっとカツオが掛かるかと思ったが、船中上がったのは良型のヒラソーダのみ。合間に嫁さんが25センチ程度のイサキを上げたが、マダイのシグナルは相変わらずなし。そして沈黙が続く。

●本命は船中1枚
「少し潮が動き始めたかな、後ろから前だね」と船長がアナウンスしたのが11時前。ということはミヨシ側はチャンスである。「それ、本命かな」とアナウンスが続く。左舷トモの釣り人がヤリトリしている。そしてほどなく目測1kg級のマダイがタモ取りされた。そして数分後には「また潮が止まっちゃった」と船長。

結局このまま潮効かず、澄潮に苦しめられて11時20分に終了となった。

<釣果>
本ガツオ 1.7kg 1尾
ヒラソーダ 1kg級 1尾
サバ、マルソーダ 数尾(リリース)



この後、壱の湯に浸かり、味吉で食事。その後車中でしばし休憩のあと、市ノ瀬さんらをお出迎え。やはり獲物はなかったとのこと。残念。

残念ながら嫁さんのふじ丸マダイボーズ無し記録もここで途絶えてしまった。朝方は結構反応もあったみたいだし、もう少し条件が揃えば、また好調に転じるであろう。


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