大型は出ず、小湊沖マダイ

小鯛は釣れました


  1. 日時:2001年7月22日(日)
  2. 場所:小湊〜興津沖
  3. 参加メンバー:鯛介
  4. 時間:午前5時30分〜午前11時30分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

●大鯛狙い
鯛丸屋のマダイが面白い。ここのところ毎週1枚はビッグワン(6〜9kg)が出ているし、ハリス切れのバラシも多いらしい。それに前回は嫁さんも何やら大物にハリスを切られている。このまだ見ぬ大鯛を狙って、連休最終日の22日、小湊へ向かった。

集合の4時半に集まった釣り人は11人。2番目にひいた席順クジ、私は左舷ミヨシを引き当てる。鯛丸屋では毎回トモでマダイの成績は奮わなかったので、今日は期待できるかも、と密かに喜んだのだった。

船はのんびりと5時10分過ぎに出船。今日はマダイからやります、ということでタックル、仕掛けともマダイのものを準備しておく。模様によってはシマアジもやるとのことでシマアジ用のタックルも準備しておいた。

ベタナギの海を10分ほどゆっくり走ると釣り場に到着。小湊真沖のポイントで僚船はいない。5分ほど反応を探りつつ協定の開始時間を待つ。そして5時半、「いいですよ、底から8m」の合図で開始となった。

今回は竿が鯛介スペシャル3.3mにシーボーグ300。サニービシ60号Lサイズにクッションは2mm径1m。ハリスは3.5号6ヒロ。針はマダイ(白)8号に嫁さんお勧めのパールビーズを装着した。

●朝イチ好調!?
約50mの底までビシを落として、朝イチなのでやや強めにコマセを振りつつ8m底を切る。そして手持ちでアタリの備えていると「来たよ!」という声がトモ2番から聞こえてきた。ほどよく竿が曲がって無事取り込まれたのはキロ弱程度のマダイ。朝一番から喰うということは今日は状況がよいのかもしれない。確かに潮はトロトロと、しかも右舷から左舷方向に流れているし、水色も澄みすぎもせず濁り過ぎもせずいい感じである。しかし同じ場所での2,3流し目は不発であった。

●次々に竿曲がる
6時過ぎ、5分程走って大きく東へ移動。ここは興津沖か。同じくタナ8m。しばらくしてタナが9mに上がる。コマセを振って1mタナを上げキーパーへ竿を置いたところで竿先がアタリを伝えた。すかさず竿をとり合わせる。確かな重量感と引きだ。魚の大きさを確かめるべく、最初はゆっくりとやりとり。すんなり上がってくるので型モノではなさそうだ。そして先ほどのトモ2番、そして右舷でもやりとりをしている様子。なんと私を含めて4名が竿を曲げているではないか。

そして、ほどなくビシが上がり、仲乗りさんのタモに収まったのは後検量0.5kgの本命。しかし他の3人はみなサメだったようでラッキーでもあった。持ち帰っても文句を言われないサイズを何とかゲットしボウズ脱出。まずは一息である。



6時50分。今度は潮周り直後に同じようなアタリ。今度は小振りの0.3kgをゲット。浮き袋が既に口からはみ出していたのでこれもキープ。この頃から表層にはときおり丸ソーダが回遊し、落ちていく仕掛け喰って釣り人の邪魔をする。



●これは!
そしてしばらく後、またもコマセを振った直後の竿にアタリ。今度は重量感、引きとも先ほどよりはかなりいい感じ。キロオーバーは固いな、と胸躍らせながらやりとりをする。仲乗りさんもタモを持って待機。上に上がっても下に突っ込む。やっと型モノか、と思ったがなんとハリスを手繰った先には旋回しながら上がってくる見慣れた魚。サバの40センチ級であった。マダイみたいな引きをしやがって、紛らわしい奴だ。ただ、非常に太っていたサバなのでキープ。当日の夕飯の食卓を飾ったしめ鯖は絶品であった。

7時過ぎに一度浅場のシマアジ狙いに転じる。20分ほど粘ったが、船中魚らしい魚は上がらず、再びマダイ狙いとなった。

●後半苦戦
8時頃、興津沖35mでマダイ釣り再開。さすがに日が高くなり、合わせて潮の透明度も上がったようで、ソーダがだいぶ元気に邪魔をしてくることが多くなり時折オマツリ騒ぎを誘発する。全て丸ソーダなのでリリースなのだ。



マダイもぱったりとアタらなくなったので、ハリスも3号に、針も7号に落としてみる。餌の付け方やコマセの振り方はいろいろ試してみるも、コマセを振って誘えば餌盗りの餌食。コマセを振らなければ餌は残ってくるが、アタリもない、という状況。ならばじっくり竿を置いて待つ作戦に出る。

船長は西へ東へとポイントを行ったり来たり探ってくれるが、結局この後は状況変わらず、たまにウマヅラなどが上がるも本命やハナダイ、イサキなどは上がらず、沖上がりmp11時半を迎え終了となった。

<釣果>
マダイ 2尾 0.3kg 0.5kg
マサバ 40センチ級 1尾
ウマヅラ 35センチ 1尾
丸ソーダ 4〜5尾

何とかリベンジの半分くらいは果たせたであろうか。後から聞いたのだが、右舷の方では4号ハリスを切られるアタリも出ていたそうで、大鯛からのラブコールは1日一度くらはやっぱりあるらしい。今回はそれは私の竿に訪れなかったのが残念ではあるが・・・。

●やはりチャンスは夏か
陸に上がってから、改めて船宿の大鯛の魚拓をみたが、9kg、10kgは7〜8月の日付のものが多い。南房でもよく型モノが上がっているようだし、釣りモノの少ないこの夏は、この地で大鯛狙いをしてみようか、と考えつつ、帰途についた。


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