大鯛は伝説に・・?小湊沖マダイ

鯛丸屋でマダイボウズ無し (小さいけどね;-b)


  1. 日時:2001年7月8日(日)
  2. 場所:小湊沖
  3. 参加メンバー:鯛介、恵美
  4. 時間:午前5時30分〜午前11時30分頃(実釣)
  5. 潮時:大潮


釣行記

【日付】2001年7月8日
【船宿】鯛丸屋(天津小湊http://www1.ocn.ne.jp/~taimaru/
【タックル】竿;BGR-GULF3−5Lb、リール;電動丸1000H、
      サニービシL60号、2mm2mクッションゴム
【仕掛け】シマアジ:ハリス4号、2ヒロ2本針(ムツ11号、白ウィリーなど)
      タイ:ハリス3号、6ヒロ。マダイ針8号。
【エサ】沖アミ

※青字の本文は海老の文章、途中のピンクの文字は鯛介のコメントです。

1.御蔵遠征中止
 ほんとうは、7月7日は戸田・ふじ丸を仕立てて、御蔵遠征OLM→味好大宴会の予定だった。シマアジ入れ食いだとか、オナガを釣って、だとか夢はふくらむばかりだったんだけど、ふじ丸の大型船が故障して、7日までに修理が間に合わないとのこと。御蔵OLMはあえなく中止(;_;)である。
 さすがにブロークンな私たち夫婦も、神津遠征、南伊豆と2週連続の遠出でいささかお疲れ気味(^_^;)。今週は海に出るのもやめておこうか、と話してはいたけれど、どうも週末は釣り欠席にするにはもったいないくらいのお天気になる様子。結局、先週あたりからコンスタントに大型マダイが出ている鯛丸屋へ、近場の(^^;?)釣行となった。

 まぁ、片道2時間程ですから十分近場でしょう:-)。土曜日昼間の予約で空席が合ったのが運の尽き?でした。

2.夢の大ダイ
 最近、つくづく思うことは「10キロオーバーの魚を釣るってことはほんとにたいへんなことなんだ」ってこと。ここのところ絶好調の上甲♂は、5.6キロのオナガだとか、6.7キロのメダイなんて釣って、次々と自己記録を更新しているけれど、そんなのを傍で見ていると10キロの壁っていうのが見えるようで、ますますそう思う。

 わはは。最近は非常にツイておりました。

 たとえどんな魚種であれ、10キロまで育ったものを、掛けて、釣り上げるってのはすごいことだ。ましてや、タイの10キロなんて。。。
 鯛丸屋は、私たちがよく行くつり吉の両国店店長の林くんが、去年9キロオーバーのタイを釣った船宿で、去年は12キロ、今年は13キロの大ダイが出ている。ここいらでマダイというとカモシ釣りというイメージがあるけれど、オキアミコマセでマダイを狙える。大ダイは伊豆、と思っていたけれど、 もしかしたらここで授業料を払っていれば、夢の10キロオーバーのタイといつかは出会えるかもしれない、と思わせるような船宿である。

 折りしも、金曜に5.8キロのタイが出たばかりで、勝浦地区は第1土曜がお休み。お休み明けにはまた大ダイが出るかも、と普段、あんまり混むことがない鯛丸屋に28名のお客が集まった。きょうは、シマアジ・マダイねらいで2杯出し。どちらも満船だ。釣り座はグループごとの くじ引きで、まずは鯛丸屋の息子船長の船の抽選から。上甲♂は右トモ1、2番をひきあてた。

 この船宿、5回行って全て釣り座はトモ。で、今一つ良い釣果が上がっていないので、ミヨシを狙っていたのだが・・・。

3.出船
 午前5時過ぎ、14名のお客を乗せて河岸払い。朝イチはまずはシマアジねらいで港から10分ほどのポイントへ。浅場なのでベタ凪なのにウネリがきつい。5時半に投入開始の合図。タナは、15m〜水面までって指示。コマセカゴを全開にして、コマセをドバドバ撒きながらしゃくってくる。右舷胴の間でさっそく1枚あがる。キロ弱くらいか?上甲♂はカンパチというにはあまりにも小さいショゴを掛けた。これは海にお帰りいただいた。

 上がってきた魚はシルバーだったので一瞬「シマアジか?」と思ったのですが、ワカシサイズのカンパチでした。こいつの群れが結構回っているようでした。



 しかし、全体に渋い(ーー;)。ここのところ暑い日が続いたというのに、バケツに汲んだ海水が冷たい。水温が下がってるのかしら。。。?

 実はこの日は水温が17度まで下がっていました。しかも左舷トモ2番のオヤジは大声でしゃべりっぱなし。うるさくて釣りに集中できん。

いっしょうけんめいコマセをまくが、私にはアタリもなし。それでもエサとりはいるので、コマセをつめて、エサをつけて、タナまで落としてしゃくる、という動作が忙しい。なんだか、釣れる気がしない(^_^;)(あっ、上甲♂も釣ってませんよ)。 うるちゃい。
30分ほどシマアジをねらうが、釣果があがらないので、 「またあとでシマアジねらいますから、マダイをやりましょう」と船長。マダイのポイントへ移動となった。


4.マダイも渋い(^_^;)。
 10分ほど走って、マダイのポイントへ。今度は、コマセカゴの窓を絞って、仕掛けのハリスを長くして、タイねらいへと気持ちを切り替える。左舷で2キロ弱が1枚あがったようだが、右舷は蚊帳の外(;_;)。釣れない。エサもそのままあがってくるから、先行きも暗い(^_^;)。1時間ほどタイをねらうが、海底から上げてくるコマセかごを触れば、冷たいし、相当水温が下がっている様子。しかも、コマセも窓の開け方からすれば、全然出ていない。・・・潮も流れてないのね(^_^;)。船長は「シマアジやりますから、支度してください」とアナウンス。マダイとシマアジのポイントが10分と離れていないので、忙しい。ポイントについても、今度は仕掛けを入れて、誘って、上げて、コマセを詰め替えて、エサつけて、仕掛けを入れる、という作業も忙しい。しかも、船中ポツポツ小さなカンパチがあがるものの、シマアジが釣れている様子がない。

 実はトモは完全な潮上。南に変わる風の予報に期待しましたが、結局終日北〜北東風で、潮上でした。目の前のコマセがミヨシの方に流れていくたびにため息をつくのでした^^;)。

5.再び
 シマアジを30分ほどやって、船長は釣れない、と踏んだらしい。またもやマダイ狙いの合図。あ〜、いそがしいよ〜。私は竿まで取っ替えていたのでもっと忙しかったのだ。



 マダイを再び狙うも、状況が変わった雰囲気はない。1時間ほどけだるい時間をすごしたころだろうか、あきずに一生懸命誘いを繰り返していた左隣のおじさんにヒット。粘り勝ちだなぁ、って見ていたが、あがってきたのはショウサイフグ(^_^;)。これはこれでかなり良い型なんだけど、やっぱりタイはいないのか。。。と思いながら、隣の仕掛けがあがったので、ちょっと誘いを掛けてみた。おぉぉぉ、グンと竿先が引き込まれる。本日、はじめての魚のアタリ。

 しかし、感触は小さい。隣の人のもショウサイだったし、ショウサイかもね、と話しながらもハリスを手繰るときまで引くもんだから、これはこれで面白い。海面からボー、っとあがてきたのは、うれしいことにマダイだった。小さいけれど(500gくらいかな^^;)、本命は本命(^^)v。

 この時、左舷のオヤジに負けないくらい大きな声で騒いでおりました。

 1日釣りをしていれば1回は時合ってあるもんで、私のタイを皮切りに船中立て続けに3枚あがった。これを逃しちゃイカン、って急いで仕掛けを作り直して投入する。置き竿にして、釣ったタイを締めたりしていたが、ふと竿先を見ると海面に突き刺さっていた。げっ!

6.またね
 あたった〜、今度は大きい、と竿をキーパーからはずす。あわせようとしたけれど、全然はがれない、という感じ。地球???と一瞬思ったけれど、水深35mくらいのところで、8m上げたところで置いていたんだから、そんなはずはない(^_^;)。と思い出したとたん、勢いよく糸が出る。

船長から「周りの人、すぐに仕掛けを上げて!」という指示が出ました。しかし・・・。

おぉぉぉ、走った。「そのまま走らせてだいじょうぶだから!」と操舵室から船長。そうそう、タイは底で殺せ、って誰かが言ってたっけ。。。糸が10mくらい出て止まった。さあ、巻け!とやりとりをはじめようとしたのに、魚が全然浮いてくれない。そして、フッとテンションがなくなる。

バレた。。。(;_;)。ざ、残念! でも、ちょっとホッとしたりして:-)

 上げてみると、ハリス切れ。仕掛け取り替えたばかりだったのに、根ずれで切られてる。船長は水深浅いからタイも走るよ、ってばれたのは大ダイ、って言うから、いちおうそうだと思うことにするけど、サメだったかも(^_^;)。

そして大鯛は伝説になったのであった。。。使っていたハリスも何とか伝説って奴だったような:-p。

7.結局
 大ダイ釣れたら入らないでしょ、って今回は50Lのトランク大将を持って行ったのだけど、結局、ちっちゃいマダイ1枚が収まったクーラーをお持ち帰りの上甲家。帰りの車で、反省会。助手席で爆睡してたくせに。

 ダンナの検証によれば、もっと長い竿だったら、タメがきいてよかったかもね。それに、止まったときに勝負かけなきゃ、だって(;_;)。

よりによって、あのGALF使っている時に強烈なやつが掛かるんだよなぁ。俺の竿に掛かっていれば今頃は魚拓になっていたかもしれないのに。え?負け惜しみ?いや、どうせ今回の私は第一投目で釣れたチビチビカンパのアタリしかなかったでよ〜だ--;)。
ちなみに、今回は初の鯛介特注ロッドの筆下ろしだったんです。うむむ。



でもね、上がってきて姿を見てバレたんのなら、すごく悔しいかもしれないけれど、実はそれほど悔しくないの。結局、今の私の力では上げられなかったからバレたんで、先に楽しみがふえたような気分。

 翌日の日刊スポーツの釣果欄には「大ダイはバラシ」としっかり書かれてました。

不思議と、ああいうアタリがもう2度と経験できない、とは思っていないし、いつかはおぉぉぉ!って言うような大きなタイと出会えると思っている。

「上甲恵美さま売約済」っていう名札をつけた10キロオーバーのタイを小湊沖に泳がせてあるんだから、まだまだいろんな釣り、やりとりを経験して、いつかは引き取りに行かなくちゃ。
 次に出会えたときには、お顔をみたいものですわ(^^)。

しかし小湊のマダイ釣りはますます分からなくなってきた。誰か助けてくれ〜。(合掌)


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