朝イチが勝負、石廊崎沖マダイ
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今日は良型です
- 日時:2001年5月1日(火)
- 場所:石廊崎沖
- 参加メンバー:鯛介、恵美
- 時間:午前6時00分〜午後11時30分頃(実釣)
- 潮時:小潮
釣行記
●石廊崎マダイ2戦目
朝起きると、雨音はしない。昨日とはうってかわって晴れのようだ。しかし風は昨日より強く吹いているようだ。風は朝のうちだけ強いという予報を信じたいものだが・・・。
本日も5時過ぎに港へ。今日は船中6名乗船。私が右舷トモ、嫁さんが胴の間に陣取った。北東風なら右舷、というのが定説ような気がするからだ。左舷トモにも昨日から引き続き乗船の常連さんが陣取った。
●相変わらず風強い
船は定刻5時半に河岸払いすると、追い波にのりつつ石廊崎沖の通称カツオ島沖へ。25分で釣り場に到着。キャビンを出ると北東風がビュービュー吹いているのを感じる。昨日と同じようにタフな釣りになりそうだ。
今回もいつものマダイタックルのキャロナックスラッシュ30−300にシーボーグ300。サニービシ80号にクッションは2mm径1m。ハリスは3.5号7ヒロにマダイ(銀)針8号とした。アクセサリとして天然パールビーズ(S)をつける。僚船は昨日よりもやや多くて20隻程度であろうか。須崎の船も見える。
●ダブル、トリプルヒット!
定刻の6時に開始の合図。タナは80m。指示ダナより7m沈めて、ハリスが馴染むのを待ってコマセてタナへ。ここではあたらず、1分くらいしてから大きく誘い上げて落とし込む。するとググンというアタリが竿先に伝わる。竿を上げて合わせる。確かな手ごたえ。「食ったよ!」。竿に伝わる抵抗感からは昨日の鯛よりは良型であることが分かる。すると「こっちも食ったよ、ダブルヒットだ」という船長の声。嫁さんにもヒットしたようで竿が満月を描いている。そしてしばらくするとミヨシでもヒット。右舷全員が竿を曲げる。
●ヒット4人目
左舷トモの常連の山崎さんがタモをもって駆けつけてくれた。途中、何度かの突っ込みを感じたが、それほど苦労なくビシが上がってきた。ハリスは船下、しかも左舷方向へ、ペラのある方向だ。魚や糸が船底を擦っている感触が伝わる。途中、何かに引っかかる感じ、これは嫁さんの道糸とハリスがオマツリ。しかしそのままハリスを手繰ることが出来た。このとき、左舷の山崎さんの竿も突っ込んだ様子。そんなドタバタの中、山崎さんが無事タモ入れ完了。後検量3.0kgのメスの本命をゲット。
そのままタモを受け取り山崎さんは釣り座でやり取り開始。今度は私がタモアシストに走らなくてはならない。なんと6名中4名がこの流しでヒットである。
●ミヨシはバラシ
私もタモからマダイをはずすと、そのタモを持って嫁さんの元へ走る。嫁さんはまだ60mを残している。ずるずると時折糸が出されることからこれも良型の気配。ミヨシに回ると残りは20m。まずはミヨシのタモとりアシストだ。しかしこのミヨシの人はビシ取り込み時にもたついてしまい、ハリスを手にしたときは既にテンションが消えてしまっていた。痛恨のバラシである。
そして嫁さん。何度か強い引きがあったが、無事かわしてビシが上がってきた。浮いたマダイはこれまたでかい。私のタモにザクっと収まったのは3.6kgの快心のマダイのオス。そして左舷トモの常連さんには3.8kgが来た。3kg超級連発である。
「さぁ、登るよ、がんばって」と船長。今日は爆釣か?と思って期待を込めて2投目、しかし食わない。3流し目、4流し目、いずれも食わない。1時間が経過。アタリなし。どうやら最初の1流しが勝負だったようだ。
●時合いは一瞬で終わる
「反応でなくなってますから、ボチボチやってください」と船長。今日は早めにお弁当タイムとなる。船の数が多いせいか、マダイが散ってしまったのでは、と船長。こうなると頻繁に誘うよりは、コマセ温存で反応が出たときに勝負をかけるというのも1つの作戦である。
が、次第に風強くなり、だんだんと手前マツリが多くなってくる。トモの床は船尾の壁にあたって風が回っているようで、長ハリスはかなり難儀した。仕掛けの消耗も激しくなった。
●2枚潮
10時頃から上の潮が速くなり、オマツリなどのトラブルも多くなった。昨日は2枚潮でも何とか釣りは出来たが、今日は最初の投入に間に合わないと、仕掛けが他人の仕掛けの上に乗っかってしまうほどだ。それに加えてこの風波。操船もかなり厳しい様子。私の道糸もペラに巻き込まれて道糸40mに仕掛け一式を失う。更に後にペラにみ道糸を取られかけたが、これは何とかはずれてくれた。しかし、だんだんと士気が低くなってきてしまうのであった。
仕掛けの消耗で3.5号と3号のハリスがなくなってしまったので、オマツリ防止の意味もかねてやや太めの4号8ヒロにしてみる。一発大物ねらい、という名目であるが、どうも釣れる気配はない。
●そして早上がり
僚船でたまに、やりとりをしている様子が見られるが、次第にそれもなくなってきた。誘ったり置き竿にしてみたりといろいろやってみるが、だめ。魚の活性は著しく低いようだ。
結局風波のため、ポイント移動もままならず、反応も全然出ないので12時に終了となった。
<釣果>
マダイ 3.0kg 1尾
船中3尾(3.0kg〜3.8kg)
今日は数は出なかったが、快心の良型が釣れたので良しとしよう。なんせ朝イチの時合、と言ってもこれに乗り遅れた僚船が多数たそうだ。うまいところに船を回してくれた船長にも感謝である。
GWマダイ2連戦、今年は連勝。実は5月4日に戸田沖で延長戦があるのだ。この勢いで今度が6kgオーバー、と行きたいものだ。
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