魚種多彩、御宿沖根魚五目

まずまずの成果


  1. 日時:2001年4月7日(土)
  2. 場所:御宿沖
  3. 参加メンバー:鯛介
  4. 時間:午後1時00分〜午後6時00分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

●久しぶりの根魚五目
い組ミニOLM前哨戦は、臼井丸午後船で根魚五目を選択した。まだメバルの様子は今ひとつ。そこでキントキやってみて、それからメバルを狙ってみる、という算段、ということを当日朝に船長に確認しておいた。ということは土産は確実だろうし、まぁいつも午後船はのんびりだし、久しぶりにメバルやキントキの強烈な引きを味わうの もよいものだ。

11時過ぎ、少し早めに港に到着するとそこには寺林夫妻がいるではないか。寺林夫妻 も今日の午後船は臼井丸とのこと。常連の細小路さんも午前船から引き続いて乗船す るそうな。12時過ぎに午前船が帰港。ヤリイカ狙いでトップ60尾、平均でも20尾程度は釣ったそうで、明日のヤリイカ釣りにも期待が高まる。午前船からは細小路さんともう1名が右舷に残る。左舷トモに寺林夫妻。もう1名の午後船乗船の常連さんが右舷に入られたので、バランスをとるべく左舷のミヨシに席を構える。

●あれ、五本針?
軽く清掃作業をしたのち、13時少し前に午後船は出発。凪でポカポカ陽気の中を船は南下。御宿沖の根魚場へ向かう。40分ほど走って釣り場に到着。「最初はキントキ狙い、4〜5本針でやってみて」と船長のアナウンスがある。う、メバル用に仕掛けは 3本針のものしかないぞ。ならば連結するか。ということで船上で急遽仕掛けをこし らえる。錘も80号を使うそうな。ちと勉強不足でのぞんんだことが恥ずかしい。

「やってみて、底から3〜4m」という合図で開始となった。まずはARセイバー27 0にシマノ小船。幹5号、枝ス3号40センチ、針は丸セイゴ15号。枝間は80センチで 錘は80号の胴付き仕掛けである。餌が冷凍のシコイワシを使用する。枝と幹の連結に はクロスビーズを使用した。

●いきなり3点掛け
スルスルと仕掛けが落ちていき着底。水深は40m程度。すぐに底を切ってタナを取 る。そしてそのまま待つ。と、しばらくして、クンクンとアタリが訪れた。食い込ま せるためそのまま待つと更にアタリが続く。適当なところで竿を立てて巻き上げ開 始。ズシーンという重量感とグングンと引っ張る感触。時折リールを巻く手が止めら れる。良型のキントキに違いない。仕掛けが上がってきた。赤い影が複数見える。な んといきなり30〜35センチ級のキントキの3点掛けである。

●メバルも
食事が不十分だったので、パンをかじりつつ置き竿にしていると、竿上げの合図の直 前にアタリ。パンをおいてあわてて竿をとる。あまり手ごたえはなくあがってきたのはこの地では小振り本命の1つの黒メバルであった。久しぶりに見るその姿に嬉しくなってしまう。



幸先良かったが、再投入では不発。潮周りとなる。ところが、この後は沈黙が続く。
指示ダナはだんだんと底に近くなっていき、最後は底から50センチ程度を探るように 指示が出る。たまに餌をかじられるが、これはフグかなにかの仕業であろうか。

●またも
1時間ほど沈黙が続いたであろうか。久しぶりにアタリがあってキントキを追加。こ こで竿を嫁さんから借りてきたBGRガルフに交換。更に柔らかい竿で楽しんでみるこ とにする。すると、更に強いアタリ。竿先を腹に当てて巻き上げる。大きく竿が満月 を描く。なんとまたも良型キントキの3点掛け。なかなかラッキーである。

●良型アヤメ
この後、アタリこそ小さいがゴンゴンゴンと底付近で断続的な強い引き。かなり重量 感であることから、ヒラメか?と期待しながら巻き上げる。ぼわっと浮いてきた魚体 は赤に黄色が混じっている。35センチ級の良型のアヤメカサゴをゲット。



3時半過ぎ、船長はカサゴ狙いと告げる。更に根が険しくなり、タナもほぼベタ底と なる。さっそく右舷ミヨシの常連の小沢さんが良型の本カサゴを上げる。しかしなか なか私にはカサゴが来ない。トモの寺林夫人も良型本カサゴ。寺林さんは小ぶりなが ら鬼カサゴなど上げている。

●4目
4時半頃、やっと27〜28センチ級の本カサゴをゲット。これで4目達成。これく らいの大きさのカサゴはなかなか釣れない。貴重な高級魚である。更にアタリは続い て今度は30センチ級をゲット。バケツは赤い魚で2つ埋まった。



●ラッキー
5時過ぎ、船長はメバル場へ移動。錘60号でメバル狙いとなる。しかしまだメバルは 渋いようで、なかなか上がらない。そんな中、寺林さんが遠めに見ても良型のメバル をゲット。いいなぁ、と思っていると私にもアタリ。断続的なアタリが続くが、食い 込ませるためそのまま待つ。そして軽く竿を立てて巻き上げる。確かな重量感。しか し、仕掛けを上げてみると魚がいない。しまった、竿を置いたときにバレた。あちゃ 〜と思いつつ餌を付けていると「メバルが浮いてたよ〜、誰かのかな?」と前出の小 沢さん。「あ、今バレたやつです、多分」ということで、ラッキーなことにバレたメ バルが右舷に浮かんできたようだ。

この後は6時までがんばったが、1人1〜2尾程度のメバルを追加して終了となった。

<釣果>
キントキ・・・28〜40センチ 8尾
メバル・・・27センチ 2尾
本カサゴ・・・30センチ 1尾
アヤメカサゴ・・・35センチ 1尾



5目は達成できなかったが、やはりこの根魚釣りは楽しい。特にカサゴは旨そうで、 持ち帰って食べるのが楽しみだ。船中釣果としては、みなまんべんなく釣れた、とい う感じである。

メバルにはまだまだ水温が足りない様子。これから暖かくなり、水温が上昇するのが 楽しみである。


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