エコー号でのんびりマイボート釣り

う〜ん・・・


  1. 日時:2001年3月17日(土)
  2. 場所:茅ヶ崎〜平塚沖
  3. 参加メンバー:鯛介、恵美、小玉キャップ
  4. 時間:午前7時00分〜午後2時00分頃
  5. 潮時 :小潮


釣行記

今回は久しぶりに小玉さんの船「エコー号」で、のんびり釣りを楽しむという企画に我々夫婦をお招きいただいた。実は去年から何回かお誘いを頂いていたのだが、悪天候だったりとなかなか機会に恵まれなかったのである。

今回の狙いはシロギスにスミイカ、アオリイカ、それにアマダイを狙う予定。マイボートの定石であるのだが、タックルや仕掛けはいろんな魚を狙う分、結構多くなってしまうのだ。

●曇りなれど凪
今回は7時に出船し、昼過ぎから予想される雨天をなるべく避けようという算段。6時過ぎ、ちょっと早めだが相模川沿いのマリーナに我々夫婦が到着。しばらくすると小玉さんも到着。ではではと、荷物を降ろして小玉さんのボートに荷物を積み込む。そして例のごとく、ボートを川の方にひっぱって行ってスロープから降ろす。そして、相模湾に向けて出船となるのだ。
天候はあいにく曇りであるが、風は北の微風。海は凪。ボート釣り日和である。

●まずはアオリイカ
まずは烏帽子岩周りでアオリイカを狙ってみる。途中、操縦を私がやったりしながら烏帽子岩の東南沖に到着。水深25m前後の場所でエギングすることになった。

アオリイカ竿に中錘10号、ハリス長4mに餌木4号というのはいつものアオリ釣りスタイル。嫁さんはキス竿を使っているがそれ以外同じタックルである。30分ほど粘るがアタリはない。魚探を覗きながら釣りが出来るのが、このボート釣りのいいところであるが、餌の小魚の反応の乏しくまた水温も13度台。ちょっと厳しいかもしれない。

●しまった・・・
1時間が経過。「ベイトの反応が出ているよ」と小玉さんが言うやいなや、私の竿にアタリ。「おおっ!」と私と操船していた小玉さんが声をあげる。が、これはそれっきりで餌木を放してしまったようで、バラシ。結局アオリ釣りは2人ともこのアタリ1度きりでやや沖のスミイカを狙うことにした。

●スミイカ
餌のシャコは嫁さんのお義父さん河岸で殻付きのものを仕入れてくれたので、これを冷凍保存しえあり、小玉さんに預けてあるのだ。私はスッテ付き、スミイカ初挑戦の嫁さんはテンヤのみでやってみることにする。当然、付けは私の仕事になるのであった。テンヤは25号を使用。私はヤリイカ竿、嫁さんはカワハギ竿を使用した。



しばらくアタリなし。やはりこの水温ではスミイカも乗らないか?と思った矢先、嫁さんの竿がしなっている。「掛かったの?」「う、でも引かないの」と嫁さん。そう、なんと初挑戦の嫁さんのテンヤに500gと良型のスミイカが乗ったのである。墨を吐かれないようにそーっと取り込んでボートの生け簀に泳がせる。見ると、テンヤの餌付けが我ながら見事。ちゃんと目が立っている。反面、何故か私の仕掛けは冷凍シャコの餌付けに難儀し、結局スミイカ狙いもボウズに終わった。



●アマダイでのんびり
少し沖に出て50mダチで再開。70mのところまで流して回りなおす、と言う感じで釣るそうだ。アマダイは30号負荷のシャクリ竿に市販のアマダイ仕掛け、錘は60号で餌はオキアミである。

●またも嫁さんに・・・
ここでは忙しかったアオリと違い、置き竿でノンビリ。ビールを飲みながらつまみをつまんで船上宴会。これがエコー号の醍醐味である。時折竿先にアタリが訪れるがこれは餌盗りか、かかったとしてもトラギス。「白アマダイが出るとしたらこのへんなんだけど・・・」と小玉さん。ということで大型アマダイを期待してこの場所を何回か流す。すると嫁さんに何やらちょっと強いアタリ。もしかしたら・・・と思ったらやはり海面に姿を見せたのは25センチの小型ながらも本命のアマダイ。この後も私は本命ボウズのまま、相模川河口沖でシロギスを狙うことになった。



●シロギス
河口付近は乗合船は数隻ひしめいている。これに混じる形でまずはエンジンをかけての流し。普通のキス竿に市販のキス仕掛け、それいジャリメ餌。しかしアタリが遠い。僚船も上がっている気配はあまりない。う〜ん、今日はどの魚も渋いのか。10分ほどしてやっと私の仕掛けに本命。しかし後が続かず。嫁さんも苦戦。何回か流し替えるも状況が変わらないので、小玉さんは意を決して、平塚の計測塔周りのポイントへ船を走らせた。

ここでは僚船もいないので、エンジンを切っての流し釣り。無風状態でベタ凪だが、雨がぽつりぽつりと降ってくる。幸いエコー号は昨年釣り座部分に屋根を取り付けたので濡れなくて済むのだ。ありがたい。



●キスは何とか
そして、竿を置いてビールなどをのんびり呑んでいると竿先がアタリを告げる。これは20センチオーダーのまずまずの型。餌を付けて投入。しかし今度はあたるも餌だけ盗られる。ならば、と餌を短めに付ける。すると食わない。仕方がないので、盗られるのを覚悟で餌は大きめに付ける。すると、アタリは頻繁に出始め、ジャリメの尻尾だけを千切られることも多かったが、20センチ級を主体にポツポツとキスが上がり始める。ただ、手持ちでサビいても何故か釣れず、置き竿で待っているとアタる、というパターン。つまりのんびりやってよいのだ。

ビール片手にのんびりキス釣り。だいぶお土産も出来たし、潮が引く前の14時頃、本日の釣行は終了となった。

<夫婦の釣果>
スミイカ 500g 1尾
アマダイ 25センチ 1尾
シロギス 13〜23センチ 9尾
トラギス 23センチ 1尾



帰港し、船と道具を洗い、しばしマリーナでくつろいでから帰宅。多彩な魚が釣れたのでその晩の食卓は賑やかだった。

乗合船で気合いをいれて釣るのもいいが、たまにはこんなのんびりもいいね、と夫婦で確認しあった釣行でした。小玉キャプテンに感謝。


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