潮流れずも好調、勝浦沖イサキ
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良型が揃いました
- 日時:2001年2月24日(土)
- 場所:勝浦沖
- 参加メンバー:鯛介、恵美 、あじさば(矢沢)さん
- 時間:午前6時30分〜午後12時00分頃
- 潮時 :大潮
釣行記
今週末は久しぶりに小玉キャップのボートでシロギスにアオリにスミイカ、なんてことを目論んでいたが、あいにくの北風に雨の予報。泣く泣く延期を決めた。これですぐに釣りを諦める我々夫婦ではない。さっそく釣りモノをリサーチ、北風にも強い勝浦は海中公園沖のイサキをやってみようか、ということになった。今回同行予定であったアジサバこと矢沢さんも一緒である。
●雨が・・・
今回は船宿に小湊の鯛丸屋を選択。以前から、メールで船長にアマダイ・ヒラメのリレーかイサキに行くよと言っていたのだが、なかなか機会に機会に恵まれなかった。今回はアジサバさんが我が家に泊まり、一寝入りしてから出発予定。すると、席が抽選で、早く出かける必要のないこの船宿が都合がよかったのだ。ということで、酒盛りは日付が変わらぬうちに切り上げて2時過ぎに起床、3時には出発し、鯛丸到着は5時頃。雨がぱらつくのが気になるが予報によれば次第に雨足は弱まるはず。5時半集合だったので、しばし港で一休みし、船宿が開いたところで受付に向かった。
●右舷トモは?
今日のイサキのお客さんは9名。船長が席札を裏返してそれを引く形で抽選。我々は一番くじを引かせてもらい、右舷トモから3つをゲット。あとミヨシにお客さんが入って右舷は4名となった。
ぼちぼち準備を始めると、今日はヒラメ船で出船の若船長がうろうろしていたので、捕まえて最近の様子をきく。この船宿では付け餌にバイオベイトとオキアミが配られたので「オキアミの方がいいの?」と聞くと「誘って釣るならバイオだよ」とのこと。ついでにヤリイカの様子も聞く。狙っているのは御宿沖の船団が形成れている場所ではなくて、真沖航程10分ほどの場所で、鯛丸しかいないような場所らしい。次はこのヤリイカにも行ってみよう。
6時過ぎに出船。薄暗い海を船は北上。さざ波の立つ海を20分ほど走ると僚船が見えてきて釣り場到着。海中公園の南東沖のポイントに12〜13隻の船が集結している。やはり予報が良くないせいか、普段の週末に比べればはるかに船数は少ない。既に協定の6時半を回っているので、しばし反応を探ってすぐに投入合図が出た。
今回は新調した竿、マミヤOPのスラッシュシャクリ210にシマノ小舟にPE5号。アンドンビシ60号に1.5mmクッション30センチ。まずは市販の3本針のイサキ仕掛け(ハリス1.5号)を使って様子を見てみることにした。
●潮流れず
反応を探っている間に僚船を観察してみたが、イサキが釣れている様子がない。もしや食いが悪いのか、とした心配は的中した。指示ダナは27〜8m。道糸はまっすぐ落ち、この場所では頻繁に変わる指示ダナも今日はずっと同じまま。潮が流れていないのだ。
餌に持参のイカ短やオキアミを使ったりするがアタリは遠い。潮色は決して悪くはなさそうだが、一体なにがいけないのだろう。こんな時間が90分程続く。途中、雨足も強まり、北風の冷たさにめげそうになる。今日はこのまま釣れずに終わってしまうのだろうか。
●珍しく潮下!
コンビニで買い込んだパンやお菓子をほおばり眠気をかわしてがんばる。そして8時過ぎ、胴の間に入ったアジサバさんがダブルでイサキを上げる。ミヨシでもイサキ。型もまずまずの様子。が、この流しはこれで終了。再び上り直す。確かに右舷は特にミヨシが潮下の様子。次の流しでも同じような様子で嫁さんの席まではアタリが出る。が、トモの私までイサキは回らず。これは、と思い、仕掛けを自作のものに交換。イサキ針7号にハリス1.5号全長3ヒロの3本針にする。と、次の流しで置き竿にしておいたところでアタリ。すかさず竿をとり追い食いを待つ。もう一尾食った様子が伝わったところでリーリング開始。無事27センチ級を2尾ゲット。これはオキアミ餌に来た。
●オキアミ有利
次流しでもオキアミ餌。その次は3尾掛け。嫁さんもオキアミ餌で数を伸ばしている様子である。潮が流れないので狭いポイントを1流し10分弱程度で流す。竿上げ合図の出る直前の指示ダナが30→28mに上がる辺りでアタリが出るようだ。なので、このタイミングの時に仕掛けが降りていることが重要。それでもタイミングを誤り、皆があたっているときに仕掛けが上がっていること2回。イサキが掛かって仕掛けを回収し、再投入時にはもう反応は消えているようで、1流し1回勝負。何とかこの時合い30分ほどで7尾のイサキを確保。何とかお土産は出来た。
この後は同じ場所を流し続けるも更に潮が動かなくなった様子で、アタリがかなり遠くなる。それでも忘れた頃にイサキが釣れたりするから気が抜けない。
●ウリンボの猛攻
9時半頃からはアタリが出始めるが、これはみなウリンボ。2点3点でよくかかってくるが皆リリースする。この場所でこんなウリンボが食ってくるということはやはり条件はよくないのだろう。たまに25センチ級が混じる。アジサバさんもよく釣っているhし、嫁さんもウリンボながら3点掛けを3連続でやってのけたりと、退屈はしないが・・・。いずれもオキアミ餌が有効なようだ。こんな中で、一際強いアタリであげたのが本日最大32センチのイサキ。そういえば、今日のイサキはどれも丸々していて旨そうである。
10時から11時半頃までは中だるみ。イサキは口を使わなくなった。そうなると再び眠気が襲ってくる。雨もだいぶ収まり、風も強くはなく、思ったほどは寒くはないそれでもアタリがないと眠くなってしまうのだ。左舷ではアジやサバの姿もあるようだが、こちらでは釣れない。アジなんかはなかなか旨そうなので、外道でも大歓迎なのだが。
●最後に時合い
このまま終了かと思われた11時半過ぎ、本日2度目の時合いがやってきた。流しはじめは35m、そして30m、28m、25mとタナが上がっていく中の28mのところでイサキが食うようだ。しかも型もよく30センチ弱。ここも1流しでアタるのは1度だけ。かと、思うと、ねばり強く2投目で待っていると釣れてきたりする。手持ち、置き竿関係なく反応にぶつかると食ってくるようである。右舷全員が掛ける流しなどもあり、最後にイサキの感触をぞんぶんい味わったところで定刻の12時に終了となった。
<釣果>
イサキ 18センチ〜32センチ 24尾(うち、小型はリリースした)
嫁さんも数の上での釣果はほぼ同数。イサキ2度目のあじさばさんも20尾程度の釣果で、寒い中がんばった甲斐があった、というものである。トップは27尾で右舷ミヨシ。左舷は潮上でダメだったようで、私は次頭となった。
帰港後、船長に話を聞いた。やはり反応が出るのは一カ所だけで、その反応に直接船をぶつけても食わず、潮上から流し込むしかなく、最後の時合いは潮止まり直前(芝浦11時20分干潮)に食いが立ったのだろう、とのことだった。
翌日の新聞などの速報によれば僚船の釣果はおおよそトップ15尾程度。鯛丸屋はこの日の特餌であったと思われるオキアミを配っていたことが成績の違いに現れたのだろう。
昨年のこの時期は、2人最初の釣りデートの勝浦沖イサキで3尾の貧果に終わったことを考えれば、かなり良い成績である。持ち帰ったイサキも脂が乗っていて、刺身、塩焼きとも非常に旨く、この味が楽しめる間にもう一度くらい行こうか、と思っている。午後船はもちろんヤリイカである。
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