蚊帳の外・・・勝浦沖アオリイカ

良型も!


  1. 日時:2001年2月11日(日)
  2. 場所:勝浦沖
  3. 参加メンバー:鯛介。恵美、せるじおさん
  4. 時間:午後1時00分〜午後6時00分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

さて、午後は恒例の?アオリイカ釣りである。ほぼ1年ぶりである。

●大盛況
船を下りて、ヤリイカ道具を車に戻す。船宿からの軽食とカップラーメンで昼食。席は既に右舷ミヨシから3席を嫁さんが確保済み。午前中の潮具合を見た結果、ここがベストと読んでのことだそうだ。連休の中日とあって人手は多く、11人乗船。この和八でのアオリイカでは最大乗船人数ではなかろうか。

今回はMLの多摩のナマズさん夫妻も同船。全くの偶然である。本当はヤリイカの午後船に乗ろうと思ったそうだが、嫁に「釣れれば釣り速に写真が載るかも」と誘われ、結局あおりいか船を選択したらしい。

1時を回って今度は若船長の操船の23号船で出船。ぼちぼち準備を開始する。タックルは関東作のアオリイカ竿、中錘10号にハリスは4号4mである。まずはピンクとオレンジグラデーションのアオリQ4号でやってみるべく準備しておく。

●条件はよさそう
船は勝浦湾を出てやや北上。しばし反応を探ったあと、「やってください、24m」の合図で開始となった。海は凪。風も微風、潮もとろとろ流れている様子。条件としては悪くはない。・・・が乗らない。

●特定の人には乗るが・・・
船長は頻繁に船を回してくれるが、なかなか本命が上がらない。無言でしゃくる時間が過ぎていく。1時間近くたったころ、やっと左トモの方で本命。続いて左舷ミヨシ2番の多摩のナマズさんがゲット。そしてしばらくしてまた左トモ、そしてまた多摩のナマズさん。

●なんと・・・
そう、この展開、左舷寄りのトモ流しになっているのだ。つまり私ら夫婦のいる右舷ミヨシは潮下。この手の釣りでは最悪である。そういえば、朝の北風から今は南。船の向きが逆になったのだ。。。

右舷トモでも上がって船中5尾目。しかしこの時点で既に日はかなり傾いている。今日はあれこれ餌木をいじくるよりも、実績のある餌木でじっくりやろうと決めていた。最初はピンク系で攻めたが、トモやナマズさんの餌木はオレンジ。日が傾いてからはオレンジのアオリQ4号や4.5号の餌木を使用してみる。しかし乗りはない。

船長は勝浦湾を出て左側の岬の沖をたんねんに流す。ここば勝負のポイントらしい。私には一度だけイカが触ったようなアタリがあったがそれっきり。厳しい時間帯が続く。

●夕マズメが本番
5時を回る。このまま終了か、と思われたが、日が水平線に隠れきったあたりからアタリが活発に出始めた。左舷を中心にボウズが徐々に減っていく。しかしそれも5時半には一段落。だいぶ暗くなり船にも灯りがともっている。このまま終了かと思われた。

が、船長は竿上げの合図。そして潮回り。延長戦のようである。そしてこの後、船長の判断は正しかったが判明する。

●入れ乗り???
左舷で乗る。そして左舷ミヨシ、右舷胴の間のセルジオさんにも。そして右トモ。常時誰かがやりとりしているような光景が目の前に展開する。船長はタモを持って駆けずり回っている。せるじおさんには1kg級の良型。嬉しそうである。

この喧騒に乗り遅れたのが我々夫婦。やはりこの釣りは場所なのであろうか。あせる気持ちをおさえつつ懸命にしゃくる。しかしアタリはない。

「これが最後の流しになります」と船長。ここでイチかバチか餌木を4.5号に再び交換。さらにタナをやや上げる。場所が不利なので、潮上の人たちと同じようなタナや仕掛けではダメと考えたからだ。

●そして・・・ボ
が、この流しでは2ハイほどが上がっただけで無常にも終了が告げられ、夫婦揃ってのボウズが確定した。上げた餌木は、カンナ部分にハリスが絡んでいる。やはりアセリがシャクリに現れてしまったのだろう。。。

最後の30分あまりで8割くらいの釣果が上がったようで、船中17ハイ。船中釣果としては申し分ない。が、我々は不完全燃焼に終わってしまった。

船長は申し訳ない、と言ってくれたが、久しぶりに船中活発なアタリが出た活気を味わえ、確かに獲物はないのだが、ちょっとした興奮状態になってしまった。

ということで、また勝浦に来る口実が出来てしまったわけなのだ。


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