今年も初釣りはボ、神子元沖マダイ
いいですねぇ・・・
- 日時:2001年1月6日(土)
- 場所:神子元島沖
- 参加メンバー:鯛介、恵美、塩沢、井上
- 時間:午前7時00分〜午後1時00分頃
- 潮時:中潮
釣行記 いつの年も気になるのは初釣りである。その年を占う釣り、とまでは思っていないがやはり良い釣りをしたいものである。
●釣りバカ夫婦
今年は結婚して最初の正月。どちらかの実家でゆっくり、なんてスケジュールを我々が立てるわけがなく、2日から2泊くらい弓ヶ浜のもき丸で釣りにでようと画策していた。ところが、あいにく元旦から寒波が来襲。強烈な冬型の気圧配置がなかなか崩れず、こうなると伊豆方面は西の強風。結局2〜4日の正月休みの釣りは諦めざるを得なくなった。そこで船長と相談して、冬型が緩むであろう6日と7日にもき丸を訪れることにした。日がずれたことにより、嫁さんの師匠の塩沢さんとそれに井上さんもこの釣りに参加することになった。5日の仕事初めを終えて早めに帰宅。食事をとってから仮眠。2時過ぎに起床し2時半過ぎに自宅を出発した。正月休みのすぐの週末のせいか夜中に走る車は少なく、快適に5時半過ぎに下田に到着。港に行くと先行していた塩沢さんが両弦ミヨシ1,2番の座席を確保しておいてくれた。井上さんも交えて話し合いの結果、我々夫婦が左舷、井上さんが右舷ミヨシ、塩沢さんが右舷2番となった。先客は4名で両弦のトモから2つは埋まっていたのだ。
●ヒラメはオアズケ
6時過ぎには船長が到着。改めて新年の挨拶を交わして準備開始。女将さんに暖かいコーヒーのサービスを受ける。冬はこれは非常に嬉しい。今日の釣りものはマダイ。本当はヒラメ釣りもお願いしていたのだが、このシケ続きの天候のためイワシが運ばれてこなかったらしく、この釣行2日間ともマダイ、それに同じ場所でカワハギが出来る、という段取りとなった。定刻の6時半を少し回ったところで出船。西風ということで白浜沖の方へ行くのかな、と思ったが、弓ヶ浜の真沖、横根に並ぶくらいのところに僚船が数隻。そこで開始となった。この場所での指示ダナは55m前後であった。
今日のタックルはキャロナックスラッシュ30−300に電動丸3000XH。上クッション3.5mm2m下は2mm1m。サニービシビッグ80号。ハリス4号7ヒロにプロマダイ8号とした。
●餌盗り多い
潮の流れもまずまずと言った感じ。コマセが効くと餌盗りが出てきたので、コマセ口をしぼったりコマセをまくタナを工夫したりするが、それでも餌チェックの際にはなくなっている。右舷トモの常連さんにマダイが上がったらしい。しかし、潮は左舷ミヨシ方向から右舷トモへ。典型的な潮上。非常に不利な状況である。
●おおっ!
8時頃「来た!」の声に振り返ると井上さんのキャロナックが弧を描いているのが見える。結構型の良さそうなマダイの引きである。井上さんも初物ということでかなり慎重なやりとりをしている。5分くらいやりとりしたであろうか。ビシが上がってきた。ハリスを手繰るがまだ暴れる気配。浮いたのは良型のマダイ。無事私の差し出すタモに収まったのは後検量2.9kgのオス。井上さんは大喜びである。指示だなの上下1m前後を餌盗りを恐れずに丹念に誘った結果らしい。
ヒット中
この後は潮が速くなり、釣りづらい状況になる。朝は高かったウネリもだいぶ収まってきたので、船長は神子元島の東沖へ移動を告げる。ここはこの地のマダイの第一級ポイントである。しかもこの場所に到着時点で風が東よりに変わる。潮上と潮下が入れ替わるはず。
●風、潮とも
が、その考えは甘かった。この場所ではなんと潮は逆。風、潮ともいひっくり返って結局潮上。しかもかなり潮も速い。そんな状況なので、またも右舷ミヨシの常連さんはマダイをゲット。私もハリスを3号、9ヒロにまで伸ばしてがんばるも餌盗りの攻勢と眠気に負けそうになる潮も速く1流しが短い。5分くらいである。右舷トモが3枚目をゲット。この釣り座ではどうしようもないか。釣り座の不利さをカバーするだけの腕もないし。試しにガンダマを付けてみる。すると掛かったのはヒメ。ハリスを詰める。でも、だんだんと海中の仕掛けの状況のイメージが混乱していく。集中力も足りないようだ。
●唯一の獲物が
12時頃、隣の嫁の竿が曲がった。そんなに大きくはなさそうだが、時折大きく突っ込んでいる。タモを構えて待っていたが上がってきたのは茶褐色の魚体。ウマヅラであったが、これはかなりの大きさだったらしく、抜き上げ時にオマツリした道糸と絡んで敢えなくバラし。これが本日唯一の獲物だったので、後で「タモですくってくれないから・・・」と言われることに。
ウマだとは
終了間際に左舷トモ2番で1kg級が上がったところでこのまま終了となった。
<釣果>
ヒメ 20センチ 1尾思えば昨年の初釣りもボウズであった。嫁、塩沢さんもボウズ。ただ一人笑顔なのは井上さん。
明日はヒラメにカワハギ、ということであったが連日のシケ続きでイワシがこちらまで運ばれて来てないらしく連荘でマダイをやることに決定。井上さんが気を利かせてくれて、我々の釣り座の右舷と左舷のを入れ替えてくれた。えてしてこういうことをすると裏目にも出がちだが、もき丸では私は右舷の席の時に良い釣果を上げているような気がするので、明日はなんとか顔だけは見ようと、リベンジを誓うのであった。
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