寒さに苦戦、大原沖ホウボウ五目
- 日時：２０００年１２月３０日（土）
- 場所大原沖
- 参加メンバー：鯛介、恵美、出井
- 時間：午後１時００分〜午後４時３０分頃
- 潮時：中潮
釣行記
●納竿はこの釣り
２０００年度の納竿釣行、考えるまでもなく大原・臼井丸ということはもう数ヶ月前に決まっていた。ここ２年は大晦日とその前日の午後船で臼井丸に乗り、ホウボウ、ハナダイで土産、翌日はヒラメボウズなし。１年に一度、この大晦日だけはヒラメが釣れるような気がして大原に出向いてしまうのだ。
今回は嫁さんの他に会社の同期の出井を引き連れての釣行。家を８時半頃に出発し、買い物などを住ませて大原到着は１１時頃。まだ港には午前船が戻っていないので、荷物を下ろしてぼちぼち準備しながら船の帰港を待つ。１１時半を過ぎると女将さんがやってきたので挨拶。そろそろ船が戻ってくるとのこと。程なく満船の臼井丸が帰港。船長に挨拶をして、右舷の２〜４番に席を取った。
この午前船にはMLの有泉さん、塩満さんが乗っていた。右舷トモの有泉さんは２ｋｇ級と１ｋｇ級を釣り上げている。話を聞くと今日は横流しでトモ寄りが良かったそうだが、竿がしらは右舷胴の間だったそうだ。
●寒い
とりあえずお腹がすいていたので、準備がぼちぼち終わったところでお湯をもらってカップラーメンで食事。出来上がるのを待っている最中に出船となった。今日は北風が冷たくて、外で食う暖かいラーメンは非常に美味しい。
船は港を出ると南東に進路をとり、２０分程で釣り場に到着。風はやや強いが、波は釣りにくいほどではない感じだ。「いいよ〜、底ギリギリでアタリが合ったら合わせて」という船長の合図で開始となった。
今回は竿下ろしのスラッシュシャクリ２１０に両軸リール。錘は６０号。幹糸５号にクロスビーズで枝２５センチを３本。ハリスは３号。一番下にキス天秤の大型のものをつけ、ここからもハリスを４０センチ出す。針は丸カイズ１２号を使用した。エサは冷凍エビに塩イワシも用意されていた。
水深は３５〜４０ｍ。エビの尾バネをとってまっすぐに装着。なるべく針先が頭に近い位置に来るように大きなエビは尾の部分を切ってもよい。錘が着底したら少し底を切ってそのまま待つか、軽く誘ってやる。あまり大きく誘うと枝と幹糸が絡んでしまう。釣り場は根の真上ではないようで、根掛かりはそんなにないようだ。下２本はエビ、３本目にはイワシ、４本目にもエビを装着。イワシはヒラメとメバルを狙って高めの位置の針に装着、という作戦である。
●ガンゾウに本命
竿先に違和感。そのまま聴きあげるとゴゴゴンという魚信。おお、幸先良いなぁとニヤニヤしながらリーリング。が、一番下の針に掛かっていた魚は茶褐色。３０センチ級のガンゾウビラメであった。
気を取り直して竿投入。ミヨシの常連さんが本命をゲット。すると私の竿にもアタリ。さっきのガンゾウ君とは明らかに違う引き。一番下に本命ホウボウ。ただ型は今ひとつで２７〜２８センチというところか。
この釣りは初めての出井クン、なかなか健闘し、ガンゾウ混じりで時折本命を上げている。ミヨシの常連さんも大型を交えながら好調である。と、トモに陣取った塩満さんがやってきて「トモまで回ってこないよ〜」と嘆いている。操舵室で情報収集すると、確かに船は突っ込み流しでミヨシが有利。ただ潮はあまり流れず、昨年のようにアタリが活発というわけにはいかないようだ。
なんとかポツポツと追加して、本命は１３時半の時点で３尾。いずれもテンビンからの針に食ってきており、型は良くない。この後、しばらく船中けだるい空気が漂う。釣れるのはガンゾウばかりである。時折釣れるのはミヨシの常連さんばかりである。
１３時半までの成果
●渋い？
１５時頃、ミヨシで良型が上がった。その直後にアタリ。アワセをいれるとかなり大きな手応え。おぉ、これは待望の良型か？と期待しながらリーリング。重さを感じながら水面をのぞき込む。と、赤い影が二つ。珍しい一荷であった。
小さいけど一荷
●なんとか・・・
この時点で嫁さんはまだ本命１尾のみ。操舵室の中で私、船長、塩満さんで「暴れ出すのではないか」という心配をしていたことは内緒である。この釣りは簡単なようだが、初めての時はなかなか要領が掴めずに苦戦してしまうものなので仕方がないか。と、１６時頃、やっと嫁さんに２尾目が上がり船長共々ほっとする。
日が傾いて来ると急速に気温が下がり寒くなってくる。時折操舵室でお湯をもらってお茶を飲んで中から暖めたりするが、だんだんと集中力を削がれてしまうのは仕方がないことか。
結局このまま１６時半の終了を迎えた。
＜釣果＞
ホウボウ ２５〜３０センチ ５尾
ガンゾウビラメ ３０センチ級 ２尾
ちなみに出井が本命３尾。嫁さんが２尾である。イワシ餌には何も来なかった。
あいにく、狙っていた右舷ミヨシには他のお客さんに入られてしまった（これは結果オーライであったが）ので我々３名は右舷のミヨシ２番から翌日の席を確保。帰港後、宿でカレーをご馳走になってから勝浦の温泉で鋭気を養い、軽く一杯やってから床に着いたのであった。
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