悪条件に苦戦、神津島沖遠征
さすが
- 日時:2000年11月11日(土)
- 場所:神津島沖
- 参加メンバー:上甲、川口氏、西氏、原田氏
- 時間:午前6時00分〜午後1時00分頃
- 潮時:大潮
釣行記 今回は初の神津島遠征に参加することになった。funeturi-mlの川口さんの計らいで、神津島は大明丸を仕立てられることなったのである。下田送迎で午前4時頃に出船、一旦神津島に入港して準備が整ったところで島周りで釣り、という段取りである。
当日は張り切って2時頃に下田の魚市場前に到着。途中のマリンターミナルの釣具店で川口さん一行と合流。ここでコマセ12kgと付け餌(オキアミにヒイカ)を購入しておいた。狙いものはシマアジにマダイ、それにライトタックルでカンパチやハタ。大道具を持っている人はモロコ、という具合である。天気予報もまずまずで釣果への期待が高まった。実は当初は集合時間は3時であったが、直前に4時に変更になった様子。海の凪だし、飛ばしていけばあっという間に着くのであろう。
●以外と近い神津島
しばし仮眠。4時頃に岸壁に船が横付けされる。さっそく荷物を積み込む。濡らしたくないバッカンや竿は大きな船倉へしまう。クーラーは釣り座へ。キャビンはベットは3つしかなく、残りの人は雑魚寝になるが、掃除は行き届いていて不快な感じはまったくない。
ごろんと横になってウトウト。そのまま眠りに落ちる。エンジン音が落ちた気配で目がさめると既に港。5時40分。下田−神津島間が1時間40分であった。海も凪の感じだったし今日はなかなかの釣り日和になりそうだ、とこの時点では思っていた。席は我々一行は左舷。ミヨシから井浦さん、ピンクペンギンさん、川口さん、上甲、トモに西さん。ピンクペンギンこと原田さんは遠征釣りは初めてとのこと。
出船直後は凪
●だんだんとシケに
一通り準備が終わったところで6時過ぎに再度河岸払い。凪の海を沖へ向かう。が、凪と思っていたのは単に島の風裏だったからのようで、船が進むにつれだんだんとシケ模様になってくる。西寄りの北風が結構強いのだ。朝一番はシマアジ狙い。UglyShot12LBにダイワの電動リール。ジャンボビシ100号にクッション3mm50cm。ハリス全長1ヒロにシマアジ用ウイリー針を3本出す。これでコマセをがんがん撒いてシマアジを寄せる。
●まずはシマアジ
およそ水深は30〜40m。底から2〜3m上から10mほどが指示ダナのようだ。ウイリーしゃくりよろしくガンガンコマセを振ってみる。いきなり隣の川口さんにアタリ。だが、楽に巻けているので大物ではなさそう。これは40センチはあるジャンボイサキであった。この後、全員がシマアジ狙いでガンガンやるが、シマアジのシの字の気配もない。たまに反応は出るようだが口は使わないようだ。
結局シマアジは開始1時間ほどで諦めて、マダイ場へ移動することになった。
●マダイへ
マダイ場は更に海の悪い場所。10mくらいは吹いているようで、釣りが出来ないほどではないが、かなり辛い状況だ。マダイのタックルはキャロナックスラッシュ50−330にシマノ電動丸3000XH。サニービシビッグ100号。上クッション3.5mm2m、下2.5mm1m。ハリス6号7ヒロにマダイ針9号を使用した。●原田さんゲット
水深は40〜50m前後。この場所は潮が悪く典型的な2枚潮。船はどんどんトモの方に流されていき、投入直後はビシがかなりトモ方向に流されるが仕掛けが馴染むとほぼ真下に落ち着くのある。このようは上潮が早いときはその潮上が有利になることが多い。しばらくするとミヨシ2番の原田さんにヒット。がんがん巻いているのでイサキかな?と思ったが「タイだタイ」と川口さんが叫んでタモ取りされたのは1.5kg程度の綺麗なマダイ。原田さんは全身で喜びを顕にしていた。
マダイ場はシケ
●本日の最大級
ここで原田さんの師匠である川口さんに気合が入ったのか、直後に大きく竿を曲げる。「でかそうだよ」と船長につげ、皆の仕掛けを上げさせて操船に入る。慎重なやり取りの後、私の差し出すタモに収まったのは4kg超級の良型マダイ。師匠の面目躍如である。「いちかばちか指示ダナより4mくらい落とし込んでみたら食った」とのこと。確かに針の掛かり方が上唇の横向きであり、上から追いかけて食ったのではないか思わせるものであった。私もいろいろとやってはみるが、餌取りも結構多く、マメな手返しが要求されるだが、この2枚潮なのでうかつに仕掛けを入れるとオマツリする。次第に逆舷側やミヨシなどとのオマツリも増えていった。
●モロコのイタズラ?
西さんが掛けたソーダになにやら歯型。サメではなさそうだとのこと。このへんはモロコもいるらしく、潮が直ったら大道具を入れても構わないと船長のアナウンスも出た。私の仕掛けに30センチ級のムロアジ。迷わず大道具を出す予定の川口さんに進呈する。右舷でも1kg級のマダイが2尾上がったようだ。あとはミヨシ寄りでイサキがたまに上がる程度。やはりミヨシ有利なようだ。
●仕掛け落とすも
「6号以下に落とすのは怖い」と川口さんは言ってはいたが、こうもアタリがないとアタリだけでも欲しくなってしまう。ハリスは5号から4号に全長も8ヒロ、針もマダイ7号まで落としてみる。しかし効果はなかったようだ。幾分潮がたるんだので川口さんや西さんは大道具をおろす。しばらくすると右舷の大道具にアタリ。皆が期待の視線を送るがこれは残念ながらシャーク。
まだまともな獲物がない私はあせる。餌持ちが悪いのでイカ短なども併用するとやっとのことでイサキを1尾ゲット。
やっと手にした獲物
この後は更に風波が強くなってきて「もうポイント移動が出来ない状態」なのだそうだ。なので船はほぼ同じラインを上り直して流すだけである。
あっというまに12時。残り1時間少し。ここで船長は浅場へ移動。お土産釣りなのであろうか?川口さんは大道具を仕舞って五目釣り仕掛けを出す。しかしここも餌取りが多くどうにもならない状態である。
この浅場の根回りを数回流しすと定刻の13時を迎え終了となった。
<釣果>
イサキ 42センチ 1尾
ムロアジ 30センチ級 1尾あいにくのシケに潮悪でこのようは結果に終わったのは残念ではあるが、初めての島周り遠征の雰囲気を味わえたことは収穫であったと思う。
帰りはシケの海を、それでも1時間40分ほどで下田へ。港で会計をして解散となった。
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