悪条件揃い踏み、大原沖イサキ

イサキが見あたりませんが・・・


  1. 日時:2000年6月18日(日)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前5時00分〜午後11時00分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

前日は飯岡沖でシリヤケイカ午後船。そのまま大原に向かい前泊して翌日はイサキ釣りに臨む。船宿はいつもの臼井丸。19時過ぎに港に到着すると既に四隅は埋っているが、右舷ミヨシにMLの仲間の林先生の名札のついた竿が立っているのを発見。右舷ミヨシ2番に席を決める。

船宿では常連のH氏と林さんを交えてしばしイサキ釣り談義。ちなみにこの土曜日の釣果は水温低下で最悪だった様子。明日はどうであろうかと案じながら21時には就寝。翌日は3時半に起床し準備を開始。6時間は睡眠をとったので体調は万全である。

予報通り外は雨。傘をさして港へ向かう。団体さんが今日は入っているようで、右舷9名、左舷10名、オオドモ1名の20名乗船で4時半過ぎに出船となった。

●やはり水温低下
雨を避けるため操舵室に避難。昨日は水温下がってダメだったよ、と船長。雨は降っているものの風はほとんどなく海は凪ぎ。港外を出てしばらく走っても操舵室の水温計は19度台を示している。お、これはもしかしたら今日はいいかも、と船長も無線で僚船と話しているが、沖に出るにつれ次第に水温が低下し、釣り場に付く頃にはなんと16度8分まで落ちてしまった。う〜む、これは苦戦が予想される。

操舵室を出ると雨はほとんど止んでいて空も明るくなってきた。仕掛けをほどいて餌を装着して準備完了。「いいよ〜18m」のアナウンスで実釣開始となった。

今回はいつものイサキ釣りタックル。30−210のコマセシャクリ竿に両軸リール(PE4号)。アンドンビシ60号に1.5mmクッション50センチ。ハリス1.5号をとりあえず3ヒロ。針はイサキ針7号で3本針とした。バリエーションでビーズ玉を装着する。

●そして澄潮に潮上
潮は澄み加減。道糸はスーっとトモの方に流れて行き潮上。これに低水温とくれば条件は非常に悪い。林さんと顔を見合わせて苦笑いするしかない。

やはり序盤不調で船中静か。しばらくするとアジが回って来て針に掛かり始めて少し賑やかになる。昨晩「イサキは合わせが肝心」と釣り談義をしたせいか、林さんも私もアタリにものすごく敏感に合わせを入れる。私はアジばかり針掛かりするが、林さんは良型も含め3尾のイサキを釣り上げる。トモの方の常連さんはボチボチイサキを釣っているようだか、胴の間のおじさん達グループもアジばかりである。

ビーズ玉の仕掛けに変えたりしてみるも効果はないようだが、林さんのイサキは蛍光玉仕掛けに食ってきたとのこと。蛍光玉はもってこなかった。次回は用意しよう。

●潮止まる
天気がよくなるにつれ、風もなくなり潮がほとんど動かなくなる。道糸も真下に落ちている。ならば、と指示ダナより5mとやや下目から小刻みにしゃくりながら誘ってみる。コマセが流れないから、自分のアクションだけでコマセの中に仕掛けを入れて誘うことを心がける。一時期30センチオーバーの太った旨そうなマアジが入れ食いになり、これはこれで楽しいが本命イサキの魚信は遠い。

時折強い引きを見せるのはキントキ。私は小型が針掛かりしたが丁寧にリリース。他に手のひらサイズのハナダイもよく釣れる。この2魚種がよく釣れるときはたいていイサキはダメな時である。

今日はイサキ不調だったら、サビキ仕掛けを落としてアジが掛かったらそのまま底まで落としヒラメを狙おうと目論んでいたが、後半はアジも満足に釣れない状況に陥る。う〜む、困った。この時点でイサキはボウズの覚悟をする。

 久しぶりのベタナギ

●お手上げ
きっとイサキの活性低く、上層に浮いてこないから釣れないのだろうと、かなり下のタナから誘ってみたりもするがダメ。上のタナもダメ。万事休すである。

おじさん達グループも底まで仕掛けを落としてサクラダイやベラを掛け始める始末。もはやイサキ釣りの船でなくなってしまったようだ。

暑くて上着をどんどん脱いでいき最後はTシャツ1枚。最後までしゃくってがんばったが結局イサキの顔を見ることが出来ず11時の終了時間を迎えてしまった。

<釣果>
ハナダイ 20〜25センチ 8尾
マアジ  12〜30センチ 20尾程度
ウマヅラ 30センチ 1尾

マアジの旨そうなのが釣れたのだけが救いである。

竿頭は右トモの潮下に座った常連さんで20尾程度だったそうだ。かなりの人がイサキはボウズだったと思われ、状況的には昨日とほぼ一緒になってしまった。

そういえば昨年も1回ボウズだった釣行があったっけなぁ。これで再挑戦する口実は出来たわけで、今度はもっと良い状況の時を狙って大原入りしようと思う。


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