低水温に苦戦、戸田湾ボート釣り

2年ぶりの戸田ボート釣りでした


  1. 日時:2000年5月7日(日)
  2. 場所:戸田沖
  3. 参加メンバー:上甲、山崎さん
  4. 時間:午前6時00分〜午後3時00分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

2年ぶりの戸田のボート釣り。最近は沖釣りばかりでなかなかボート釣りをやる機会もなくなってしまったが、私の海釣りのルーツはやはりボート釣り。ひさしぶりにワクワクの釣行となった。わくわくするのは釣りをするということもあるが、自分でポイントを選んで好きな仕掛けで狙いたい魚を釣ることが出来るからだ。以前は沖釣りの知識も少なかったがここ数年でかなり修行を積んだし、魚探の見方や使い方も勉強した。今回はその成果を出せるといいのだが。

もき丸を出たのは4時過ぎ。前日船長と飲み過ぎたせいか私やや二日酔い気味だし山崎さんはおねむの状態である。連休最終日のせいか道はすいていてコンビニの寄っても戸田には5時20分に到着した。

駐車場にはすでに今回お世話になる裕漁一丸(千代ボートを引き継いでいる)の車があったので、ボート屋の人は既に浜にいる様子だ。

着替えて道具を持って浜に向かったのは5時50分くらい。受付で記名してボート代4000円を支払う。出船は6時からなので荷物を載せて待機していて、とボート屋のおばちゃん。最近どうですか、と聞くと、昨日は手のひら級真鯛が2〜3枚に大きなアジ(マルアジらしいが)がポイントによっては出るそうだ。久しぶりなので、と言うととりあえず航路際のブイ(沖漁礁回り)に台船がついているのでそのへんでやってだめなら岸より(台船はまへいまわり)に来ればいいよ、とのことだった。

6時になったので山崎さんをのせて沖へ漕ぎ出す。う〜ん、この感触、久しぶり。やっぱり漕ぎ出す瞬間にわくわく感はピークに達する。

目的の沖漁礁回りで魚探をセットし反応を探る。大きな反応はないので、台船に係留してコマセて様子を見ることにした。

山崎さんはアジサビキ、わたしはウイリー3本針3ヒロで先針は空針でオキアミをつける。コマセはオキアミとアミコマセの両方を混ぜるスタイルをとった。

●沖魚礁は×
しばらく粘るがアタリも反応もなし。この沖漁礁回りはダメなときはまったくだめなので早々に見切りをつけて「はまへい」方面へ移動。途中魚探で反応を探りながら進む。根や魚らしき反応が見つかったときはそこでボートを止めて釣ってみるが、どうにもアタリなし。

しばらくして岸寄り漁礁へ。しばらく反応を探ると時々アジらしき反応が出る。風もほとんどないのでブイに係留せずに流し釣りをすることにした。

何度か流してみるがここも不発。ネンブツダイ1尾のみ。

●シロギスまでも・・・
コマセは夕方までダメかも、とここも見切りをつけて浜の方へ。今度はジャリメでシロギスを狙う。私の記憶が確かなら、たとえアジやタイがダメなときでも浅場でお手軽にキスは釣れるはず。

浜に近づくと投げ釣りで「メゴチが釣れた〜」と騒いでいるファミリーが目に入る。お、メゴチが釣れているってことはキスもいけるな、と水深12m付近のブイに係留してキス釣り開始。錘は10号に市販のキス仕掛けである。

・・・釣れない。いつもならうるさいトラギスなどの外道も釣れない。ブルッ、きた!と思ったらこれはベラ。山崎さんの竿にもアタリはない。山崎さんは「キャストの練習」。少しコーチするとだんだんと遠くに飛ぶようになり手前マツリもしなくなってきた。後はサカナが釣れればな〜。

ちょっと二日酔い気味の私は眠気の限界。ボートに横になって仮眠。10分くらい眠ったであろうか、山崎さんに「釣れた?」と聞くが「全然(ダメ)」という返事。午後の上げ潮回りに期待することにして一度浜に戻って早めの昼食がてら休憩することにした。

改めて見渡しても今日は出ているボートが少ない。連休最終日だからすいているのだろう。浜に遊びに来る人もまばらで平日のような寂しさである。

●午後はじっくりと・・・
軽く仮眠して、12時頃に再開。沖へ。どこに行こうか迷ったが、夕マズメのアジの回遊に期待して「白い船」回りへ向かうことにした。幸い「白い船」に係留者はなく、最初に回りの反応を探るとぼちぼち反応が見えるので、ここに係留してじっくり腰を据えて釣ることにした。

私も山崎さんもサビキでアジ狙いである。しばらくコマセていると「何かきた」と山崎さん。が、これはネンブツダイ。このあと、しばらくはネンブツダイが入れ食い。ネンブツダイの上にアジがいることも多いのでタナ20m付近を狙ってみるが、だんだんネンブツダイも浮いて来てしまったらしく、やはり入れ食い。

●やっとアジの顔をみる
そんな中、あまりコマセを振らずに待っているとネンブツダイとは異なるアタリ。慎重に巻き上げるとなんとこれがマアジ。20センチ級と小さいが「これが釣りたかったのだ」と2年ぶりの戸田湾マアジとの再開に感動。このアジ、脂が乗っていて激ウマなのである。
 このアジですよ、これ。

さぁ、これからか、と思ったがアジのアタリは続かず相変わらずネンブツダイ。ウイリーシャクリを試してみたり、ネンブツダイの回りにアオリイカがいるんではないかと餌木をしゃくってみたりするがダメ。万策尽きた。。。

16時までは釣りは可能であったが、この先粘ってもダメそうな感じだったので15時で片付け始め15時半に浜に上がって終了とした。

満足な釣果が得られなかった今回の釣行であるが、春の戸田湾なんてこんな感じの時が何回もあったもんな、と思い出す。海水に手をつけると非常に冷たく、水温が低下したかあるいはまだ上昇していないかのどちらかであろう。

今度はもう少し水温が上昇したころに来て爆釣してやるのだ。


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