リベンジ成功、大原沖アカイカ
まずまずでした
- 日時:2000年5月4日(祝)
- 場所:大原沖
- 参加メンバー:上甲、山崎さん
- 時間:午前5時00分〜午前11時00分頃
- 潮時:大潮
釣行記 4月29日大原アカイカ、速い潮に苦戦し貧果に終わった。さっそくそのリベンジに行かなくては、という山崎さんの強い熱意に打たれ連休を利用して再び大原に馳せ参じることになった。船宿は前回と同じく臼井丸。しかも今回は午前午後船のダブルヘッダである。リベンジに燃える山崎さんではあるが、目標は「まずは1パイ釣ること」と謙虚である。
深夜に大原港に到着すると幸いにもクーラーの数はまばらで右舷ミヨシ2番と3番を確保することが出来た。
●前日は苦戦
車中で仮眠後、4時になったので船へ。船長と挨拶をかわし前日の様子を聞くと「あまりよくなかった」と渋い顔。速い潮は昨日も収まらなかったらしく苦戦したようだ。今日はどうだろうか?4時半過ぎに船は河岸払い。右舷8名、左舷7名、オオドモ1名の16名の乗船者を乗せて沖へ。前夜から吹いていた北東風は沖でもやや強く、だんだんとウネリが高くなってくる。全員キャビンに避難して40分かけて釣り場へ。反応を探して船を走らせるアカイカには海が悪いのは禁物なのだが・・・。
今回のタックルはアカイカでは初使用のARセイバー270を使用。幹糸4号、枝ス2.5号30センチ程度。枝間は1m程度。錘は80号を使用。スタートの仕掛けは5本角で上から赤帽黄(オリジナル)3号、赤帽虹3号、緑帽虹3.5号、赤帽ピンク(オリジナル)3号、レンズスッテSSピンクという順番にした。
●シケ
そのウネリの中を反応を捜して船は走る。しばらくして「いいよ〜、底から2、3m」という指示で開始になった。1流し目、2流し目は空振り。流しもやや長く不安がよぎる。5:50のこと、ようやく誘っていた竿先にアタリ。が、これはバラシ。仕掛けを回収すると赤帽ピンクの角に墨がついていた。他の人では茶色のマルイカDXなど茶色系のスッテに乗っている様子。ならばと赤帽黄色から茶緑黄縞ガス糸へスッテをチェンジ。
●トリプル!
6:13、「いいよ〜」と今までより大きな声で船長のアナウンス。すかさず錘を投げ入れる。きっと良い群れをみつけたはずだ。錘が着底。右舷では一番乗りだ。そして斜めに入った仕掛けをスーっと誘い上がるとすぐにイカのアタリが伝わってくる。3mほどごくゆっくり巻く。だんだん重みが増した。そして巻き上げ開始。竿が胴からグーンとしなっている。多点掛けの予感。海面に見えるイカは3つ。慎重に取込んで3つともゲット。赤帽黄色からチェンジした茶緑黄縞ガス糸、赤帽虹、赤帽ピンクにそれぞれ乗ってきた。そしてここで山崎さんも待望の大原アカイカ1ぱい目をゲット。いやいや、良かった。なにより船長もほっとしたことだろう。
●アタリ角はオリジナルスッテ
この赤帽白をピンクの染め粉で染めた赤帽ピンクのスッテ、なかなかの優れ者である。この後も置竿、そして竿上げ合図で空巻きした直後と2ハイ連続でアカイカをゲットできた。今日はイカも型もまずまずで中型とチビサイズが半々程度である。刺し身にして旨いのはチビサイズなんで結構嬉しかったりするんだが。この後7時から30分の間に3バイをゲット。角は赤帽虹。やはり万能角であるこいつは有効だ。同じレインボーの緑帽虹の方には乗りがないので、今日は有効らしい茶〜黄系であるガス糸黄茶縞7センチに変更。すると直後にアタリがあったがバラシ。この角に墨が付着していた。角交換がアタるのは何度やっても嬉しいものだ。
●潮もトロトロ
この時点で8ハイがバケツの泳いでいる。既に前回の成績を上回っている。海も凪いできたし、反応も見つかっているようだし、このペースが1日続けば30パイはいくぞ、などと皮算用を山崎さんとする。船長に確認すると、今日は潮も0.4ノットと速くないので反応に船をぶつけやすいようだ。8時からの1時間でも3バイを釣り上げることが出来た。投入時のダブル(赤帽虹、黄茶縞)、そして誘いで角を入れ替えたばかりのマルイカDX茶色、赤帽虹に。8時過ぎにはツ抜けを達成出来たのだから皮算用が現実のものになるか、と期待する。
が、よくあることでこの後乗り渋り。いわゆる反応が消えてしまった状態である。だんだんと反応を探している時間も長くなり、反応にぶつかってもイカを取り込む人は1〜2人という状態が続いた。
●茶〜紫が今日のトレンド?
その少ないイカが乗る角を観察していると、茶色もいいが紫系もかなり良い様子。そこで朝は好調だった赤帽ピンクをマルイカDX紫7センチに交換する。飽きずに誘っているとこの角にやっと1尾を追加することが出来た。ミヨシの釣り人が神がかったかのように3投連続でチビながらアカイカをゲット。大流しの最中だったので潮先のミヨシから乗ってきたようだ。3番目の私まではなかなかイカが回ってこない我慢の時間が続く。
「朝に比べると反応が見えなくなったね〜」と船長。そういえばそういうパターンは昨年もあったっけな。前回のリベンジとしては十分な数が上がっているし、文句はないのだが。
●終盤は速い潮
空は晴れて風も止んだ。ウネリもとれて凪ぎ。絶好のアカイカ日和のような気がするのだが、多くの船で反応を追いかけ回してしまってはイカの群れもつぶれてしまうのだ。また潮がだんだんと速くなり、最終的には1.5ノットにも達したようだ。これだと船を反応にぶつけるのにも苦労してしまうのだ。この後終了の11時半までに投入時、誘いのそれぞれで2ハイを追加。尻すぼみのまま午前の部は終了となった。
<釣果>
アカイカ 胴長15〜30センチ 16尾
いろんなスッテを使いました
釣ったアカイカの時間と角の形状及びタイミング(投入時、誘いの最中、置竿)は以下の通りである。
(5:50誘い、バラシ。赤帽ピンクに墨)
6:13投入、3点掛け。茶緑黄縞ガス糸、赤帽虹、赤帽ピンク
6:20置竿、赤帽ピンク
6:30空巻、赤帽ピンク
7:00投入、赤帽虹
7:05置竿、赤帽虹
7:25投入、赤帽虹
(7:30投入、バラシ黄茶縞)
8:15投入、赤帽虹、黄茶縞
8:20誘い、DX茶
8:45誘い、赤帽虹
10:10誘い、DX紫
11時頃投入、赤帽虹
11時半頃誘い赤帽虹朝は赤帽系が有効。日が高くなるにつれ茶色、黄色、紫にアタリ始める、という傾向があった。赤帽虹は1日有効。はずせない1本である。
船中釣果は6〜20尾。中小型が中心でジャンボサイズは混じる程度であった。私の成績はおそらく2番か3番であったと思う。
潮速くて「今日はダメかも」と思って大原入り。幸い潮も緩くてまずまずの成績をおさめることが出来た。まだまだ大原のアカイカはこんなものではないはずである。もしかしたら午後は好転するかもしれないし。
午後も通しで乗るのは私と山崎さんのみ。凪だったせいか身体の疲れもあまりなく気合十分で午後船へと向かうのであった。
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