潮上苦戦、勝浦沖イサキ
ちょっと小さめのイサキが多い
- 日時:2000年4月16日(日)
- 場所:**沖
- 参加メンバー:上甲、山崎さん
- 時間:午前6時00分〜午前11時30分頃
- 潮時:中潮
釣行記 今日は本当は小玉キャプテンのエコー号でアオリイカ爆釣の予定であったが、天気が今一つということで大事をとって延期になってしまった。
そのまま釣りを中止にしているような私ではないことはみんな分かっていることかと思うが、すかさず他の釣りものをリサーチ。いろいろ思慮の結果「最近浅場で大型アオリイカが網にたくさん入った」という勝浦へ行くことにした。船宿はいつもの和八丸。アオリイカは午後の船。予約の時に午前はヤリイカとイサキで状況が良さそうな方を選ぶつもりでいた。若船長が電話に出てくれてヤリイカはもうあと少しで満船。イサキはすいているし、ぼちぼち、ってことでイサキを選択した。
今回も山崎さんにお付き合い頂き、午前4時頃には勝浦へ。ヤリイカ船は竿やクーラーがかなり置いてあったがイサキ船は右舷トモから2つと左舷トモのみ。いろいろ迷ったが北風に真潮と読んで右舷ミヨシから2つ席を確保した。●北風&雨で寒い
かなり強い北風が吹いているのが車の中でも分かる。雨もぱらぱら降っている。次第に天候は回復する予報ではあるがどうだろう?船に灯かりが灯ったので準備開始。結局右舷6名、左舷4名、オオドモに1名の11名での出船となった。操船は若船長で船はいつもの23号船なので釣り座はゆったりだ。5時半に出船してゆっくり進んでも協定開始時間の6時にはまだ7分の時間がある。コマセを少しつまんで海面に投げるとスーッとミヨシの方に流れて行く。ということは今日は潮下か。
続々と船が集まって来て6時なった。「やってください、33m」で開始。一斉し仕掛けを投入した。今日のタックルはいつものイサキ釣りタックルの30号負荷の鯛シャクリ竿にダイワタナセンサー。金網ビシ60号にクッションは1.5mm50センチ。ハリス1.5号3ヒロ、イサキ針3本針とした。
●序盤イマイチ
前回のように投入、即アタリ、かと思ったがどうも今回は様子が違う。なかなか竿が曲がらないし僚船も沈黙の様子。やっとコマセが効いたのか、胴の間でまずまずの型の本命。しかし後が続かない様子。指示ダナの変更のアナウンスもあまりなく、どうやら潮が行ってないようだ。確かに道糸もほぼ真下に落ちている。●すぐ潮が変わる
最初の獲物はアジ。そしてアジアジアジ・・・。やっと本命の顔を見れたのは3流し目位。25センチ前後のまずまずのイサキ。この後、ダブルも交えてポツポツとイサキを追加するがペースが上がらない。しかしトモの方ではよくイサキが上がっている様子。よくみると潮がいつの間にやら逆(逆潮)になっているようだ。うむむ、一転して不利な状況に。逆潮のせいか、潮も澄んでいるわけではないようなので市販の金チヌ針3本の仕掛け(3m)にしてみるが食いは変わらず。
狭いポイントに船がひしめき合います
日が高くなっても風は止まず、雨も時折パラパラ降って来て寒い。山崎さんも寒さでかなり辛そうだ。もう4月の半ばなのにまるで真冬に戻ったかの陽気である。
潮周りの間隔もだんだんと長くなってくる。イサキもいつ食ってくるか分からない状況で誘いつづけるしかなさそうだ。
●作戦変更
潮上なのであまり余計にコマセを撒かないようにしていたのだが、どうも下からコマセを振ってタナを取った直後によくあたるような気がする。胴の間で一人好調のおじさんはタナ下からそれこそ20センチ間隔くらいでコマセを振ってしゃくり上げて成果を上げている。潮が行ってないから、コマセもあまり流れずに下に落ちてしまうのだろうか。作戦変更。タナ下4mからコマセを強目にふって指示ダナへ。するとこれがよかったのがアタリが出てからじっくり追い食いさせてイサキのトリプル。これでやっとツ抜けが見えてきた。仕掛けは3ヒロの長め自作へチェンジ。枝間も1mくらいあるのでコマセ中を餌が漂う時間も長いはずだ。
一際強いアタリ。これはダブルかな、と思ったが上がってきたのは良型イサキ(33センチ)。念のためタモ取りした瞬間に針がはずれる。危なかった。
この日の最大級
山崎さんも同じ潮上で苦戦しながらもぼちぼち数を伸ばしている。なんせ見事なくらいトモから順番に竿が曲がって最後が私、なんてこともあったくらいだ。
●端物不発
イサキの数釣りは期待出来そうにないので、10時過ぎにアタリが遠のいたところでヒラメ狙いの準備。ちょうど小アジが釣れていたのだ。が、これは30分ほど粘ったが不発。マトウダイくらい釣れるかと思ったが・・・。●アジばかり
だんだんと風も収まり雨も上がった。ここで船団を離れて大型イサキのポイントへ。根の真上らしく、あまり下から誘うと外道の餌食らしい。ここでは何故か潮上の我々はアジの入れ食い。船長の話だと後、特に左舷の方では結構良型イサキがあがったらしい。釣り座選びが裏目に出るとこんなもんなのである。それでも何とかイサキはツヌケはしている様子。アジも良型を含めて混じっているのでお土産には事欠かない。
・・・なんてことを考えているうちに終了の11時半を迎えた。<釣果>
イサキ 22〜33センチ 14尾
マアジ 12〜25センチ 20尾位(キープは8尾)釣果は前回の半分ではあるが、ぼちぼち釣れたし、最潮上の席にしてはよいほうではないかと思う。それにしても寒かった。
思えば、誘いを入れた直後くらいに細かいアタリが出ていた。ウマヅラの悪戯かと思って無視していたがイサキのアタリも混じっていたようだ。この細かいアタリで掛けることが出来たらもっと数も伸びただろうに。課題だ。
後から船長に聞いた話で、この日は最初ちょっと間真潮、その後逆潮になり、出し逆潮になり、こみ逆潮になったそうだ。潮の流れが1日一定でないとイサキの食いはよくないのだそうだ。またこの日は水温も14度、朝は13度台だったそうで、あんまり食いが立たなかったのはこのせいかもしれない。
午後のアオリイカの乗船は我々2名だけだそうだ。船宿支給のお寿司とカップラーメンで昼食をとって午後に備えるのであった。
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