痛恨のバラシ、石廊崎沖マダイ
もき丸船長夫妻。いつもお世話になってます
- 日時:2000年4月9日(日)
- 場所:石廊崎沖
- 参加メンバー:上甲、山崎さん
- 時間:午前6時00分〜午後12時30分頃
- 潮時:中潮
釣行記 大原午後船の後に大移動して、今日は下田弓ヶ浜港のもき丸からマダイ狙い。もき丸のマダイは3月にも計画はあったがずっとシケで流れてしまっていたのだ。
乗船者は私と山崎さん、他は2名のみということで朝は集合時間ぎりぎりの5時頃に港に到着。既に両ドモでは他のお客さんが準備をしてたので、私が右舷ミヨシ、山崎さんが右舷胴の間に入ることにした。●好調の石廊崎沖へ
準備が完了して定刻の5時半頃に出船。海上は凪ぎ模様。乗船人数も少ないしマダイの割り当てもきっとあるはずと気合を入れる。船は神子元ではなく進路を西にとって石廊崎沖へ。最近大型が出ているポイントである。ポイントに到着。開始は6時なのでしばらく待機。コマセを詰めて開始合図を待つ。今回のタックルはキャロナック50−330に電動丸3000XH。サニービシビッグ80号。上クッション3.5mm2m。下クッションは2mm1m。大型も出るということで最初はマダイ針7号にハリス4号7ヒロとした。
「やってください、65m」の合図で開始となった。この石廊崎沖は終始60〜65m前後の指示ダナであった。
狭いポイントに船は20隻くらいいるであろうか。乗船者が多い船もあり、このポイントが食うことを察知して下田中のマダイ船が集まってきた感じだ。
指示ダナより10mビシを沈めて、15秒ほどハリスがなじむのを待つ。そして3回に分けてコマセを振りながら指示ダナへ。食わなければ餌を躍らせたり、ビシを再度落としてコマセを振り直すというオーソドックスな誘いを繰り返す。
しかし潮はトモの方に流れて行く。いわゆる潮上である。ただ乗船者4名なので潮上も下もないのかもしれないが。●1流し目で本命出る
するといきなり「一人当たったよ」と船長のアナウンス。左トモの釣り人が竿を曲げている。他船でもあたっているらしくこれはチャンスである。コマセを振り直してアタリを待つ。しかしこの流しはアタリはこれっきり。以降は付け餌は取られたり取られなかったりで、マダイがかじったような餌も上がってくる。様子は良い感じだ。●冒険は・・・?
朝の時合はすぐに終わってしまった感じで沈黙が続く。
「どの船もあたらないので、ちょっと冒険します」とアナウンスして船長は船を更に西へ。今度は指示ダナ100m前後の深場。が、ここは餌取りすらなく3流しした後「反応は出ないので元の場所へ戻ります」とのこと。この合間に船宿支給のお弁当を平らげる。腹ごしらえも出来たし気合いれるぞ。北東の風がやや強くなり、ハリスをさばくのに難儀するようになるが海は悪くならずミヨシでもなんとか釣りになっているのは幸いだ。
元の場所はやや船が減ったであろうか。朝と同じような釣り方を繰り返す。まだ水温も16度前後と低めのため、誘わなくては食わないかと思い誘ってみたり、それでダメなら置き竿で餌を動かさないようにしたりといろいろやるがだめ。次第に置き竿の時間が長くなってくる。渋いのでハリスは3号、針は一回り小さいオキアミカラーのマダイ8号にしてみる。針は小さくするとバレやすくなるので、なるべく大きさは変えたくなかったのだ。
●潮下に、そして・・・
餌取りも激しくなり、まともにコマセを振ると1分もたない感じ。ビシをタナで止めると餌は取られないが、コマセも出ないのでマダイも寄ってこない。「潮が変わったみたいだな〜」と船長。今度は右舷ミヨシ側が潮下になったようだ。チャンスである。
が、あまりにもアタリがないので潮周りの時に10時頃に針もチヌ針3.5号(銀)に交換。次の投入。1投目、仕掛けをチェックすると餌がそのままで戻ってきた。さっきまで餌取りが多く、こんなことはなかったので大型マダイが寄ってきたチャンスと判断。次の投入ではやや強めにコマセを振って置き竿にしてアタリを待つ。ちょっと離れたところにおいてあったクーラーから飲み物を取って来てフタをあけて顔を上げる。と竿先が海中に突っ込んでいるではないか。
●来た〜
すかさず竿をとって立てる。緩めに設定したドラグが滑っている
「お、上甲さん食ったか?やっときたな〜」と船長のアナウンスが聞こえる。
5mほど糸が出たであろうか。「合わせなくては」と魚の突っ込みが止まったところで竿を立てる。竿にググーンとテンションがかかって、そのまま「ズボッ」と音が聞こえそうな感触が伝わった。
「しまった、バレた・・・」やっと出たアタリだったのに。。。
巻き上げてみると針の懐が広がり、しかも針先が巻けて外側に反り返っている。つまり針が鯛の口に刺さらずに針先が曲がってしまったということのようだ。●痛恨の一撃・・・
このバラシでしばし放心状態。気を取り直して針をマダイ針に戻して釣りを再開する。しかしまた沈黙が続くので結局チヌ3.5号も戻す。さっきのパターンからすると、餌取りを恐れていてはいけなくて、それよりは手返しよく餌をチェックした方が良いと判断。3分程度の間隔で仕掛けを上げて餌をチェックするようにした。右舷トモで竿が曲がった。かなり強く突っ込んでいる様子。これを見て誘いをいれたりするがむなしく空振り。そしてトモでは本日最大の3.5kgの見事なマダイが上がった。
結局本日の盛り上がりは最初の1尾とこれのみ。またも沈黙が続き12時半頃に終了となった。
またも屈辱のボウズ。しかもバラしがあっただけにかなり悔しい。
下船後、船長に話しを聞くと、やはり今日は船が多くて食いが続かなかったそうだ。他の船も最初の2流し目までは食ったそうだが3流し目からはパッタリという感じ。やはり船、人とも少ない平日が有利なのだろうか。
どうやら神子元海域でものっこみの気配が出てきたようで、3.5kgのマダイはお腹が黒くなっていた。なんとか今月中に平日を狙ってリベンジできれば、と思っているのだが・・・。
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