最悪のスタート、大原アカイカ

あまりのショックに写真はナシです


  1. 日時:2000年4月8日(土)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:上甲、山崎さん
  4. 時間:午後1時00分〜午後5時30分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

大原のアカイカが本格化してきたというニュースが流れ、行き着けの臼井丸でもヒラメは終了しアカイカ乗合を出し始めた。すかさず予約を入れたのは言うまでもない。
釣り場は岩船沖や御宿沖。数は出始めたが、型は今一つ、という状況らしく事前情報では「スッテは小さい方がいい」ということであった。そこでいつもより多めの3号スッテを持参して備えることにした。

今回の釣りは都合により午後船。11時半頃に港に着くと既に臼井丸のスタッフは港に勢揃い。もう午前の船は帰港するところらしく、慌てて荷物を降ろして準備を開始する。今回同行は山崎さん。そして船付き場には同じくMLの内山さんとびんさんの姿が。
何とかMLメンバー4名が並んで右舷の胴の間を確保。ミニOLMの様相である。天気もいいし釣れればいいけどな。実は大原に向かう道中、午前船に乗っていた寺林さんから連絡をもらい「檄シブ」の報告を受けていたので、なかなか厳しい釣りになるのでは、と心配はしていたのだが・・・。

●タックルが不調
港前の海は凪ぎ。船は南へ向かうことから釣り場は岩船沖か?
実はこの時点でまだ釣りの準備が出来ておらず、スッテを選んだり、幹糸に結んだり忙しい。おまけに最初にセットしたタックルのリールが不調で予備タックルを準備したりして、やっとコンビニで買った昼飯を食べ終わった時点で釣り場に到着。なんとか間に合ったという感じだ。

沖に来ると北東の風は強く、ウネリも結構ある。やはりコンディションはタフである。右舷から1人左舷にうつって両舷7名にオオドモ1名の15名。

「いいよ〜、底から2、3m」という合図で開始となった。今回のタックルは昨年と同様アラート沖潮30−300のインナーに両軸リール。イカが小さいということで幹糸4号、ハリス3号。角は5本で小さ目のトリプルサルカンで連結。ハリス長は30センチ前後。枝間は1.1m程度とした。錘は80号。

仕掛けはスルスルと降りていき65m程度で着底。ゆっくりと糸ふけを取る。このタイミングでイカが乗ることも多い。そしてゆっくりと竿をしゃくっていく。底から5mくらいをしゃくったら、20mほど巻き上げて再び底に落とす。基本はこの繰り返しである。

●苦戦!
ウネリも高く非常に釣り辛い上に潮も速くオマツリが多い。イカが乗れば仕掛けを上げるからオマツリする確率も減るが、ずっと底付近で誘いっぱなしだと、仕掛けがどんどん流れていき、そしてオマツリする。たまに上まで巻き上げて落とし直すのはオマツリ対策でもあるのだ。

●大苦戦!
1時間が経過。イカからのシグナルは私はもとより、船中ほとんどない状態。やっとミヨシの常連さんが1尾。そしてしばらく経ってスルメを1尾。船もほとんど潮周りをしなくなった。群れを探すことが出来ないか、群れの上に船を付けられず、待ち伏せでの釣りということなのだろう。
ならば、ということで昨年このようなパターンの時に10本角で広くタナを探り置き竿で釣果を上げていた常連さんの釣法を真似ることにする。胴の間なので8本角くらいが限界。そして仕掛けを落としたら少し底を切って置き竿でアタリを待つ。

角を変えたり、タナを上げ下げするがダメ。隣の山崎さんは一生懸命誘い続けているがイカの乗りはない。いったいどうしたことだろう。

あっという間に時間は16時を回る。残すところ1時間ほどであろうか。ここでびんさんが「乗ったかも」といいながら小ぶりのアカイカをゲット。赤帽白に乗ってきたようだ。これで少し気合が入ったが、後は続かず。

●あああ・・・
風も収まらずかえって強くなった感じ。結局このまま1度もイカらしきアタリも感じないまま17時過ぎに終了となった。

サビキで釣るイカでボウズを食らったのは初めて。屈辱である。
結局アカイカは船中15人で5ハイ。船長に「今季最悪だろう」と言わしめる不調。他船では船中1尾という船もあったようだ。

最悪のスタートとなってしまった大原のアカイカ。これ以上落ちようがないところであるから次回はきっと上昇気運のところに当たるに違いないと期待して大原を後にした。


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