本命出ずもまずまず、御宿沖メバル五目

いろいろ釣れました


  1. 日時:2000年1月29日(土)
  2. 場所:御宿沖
  3. 参加メンバー:上甲、ベルデ伊藤さん、山崎さん、内山さん
  4. 時間:午後1時00分〜午後5時00分頃
  5. 潮時:小潮


釣行記

●メバル初出船!
ヒラメボウズの後の午後船は今回初出船のメバル五目である。塩漬けのカタクチイワシを餌にして大型メバルを中心にハタやヒラメも釣れるというなかなか面白い釣りである。

午前船が帰港して、OLMメンバーとはお別れ。港でカレーを食べた後に出船。2名が午後から乗り込んで合計9名での出船となった。我々MLメンバー4名はミヨシ寄りに固まることにした。真潮で北風と読んだからである。ところが、沖に出ると風は南西の微風に変わり、わたしの陣取った右舷ミヨシは潮下。またも裏目に出ることになったのであった。

今度は船は南西に30分ほど走り御宿沖へ。大原沖は潮が澄み過ぎのため目の良いメバルには条件がよくないのでここまで走ったとは船長の談。

タックルは25号負荷2.4mの柔らか目のインナー竿。両軸リール。錘は50号。幹糸5号、枝スは3号30センチをトリプルサルカンを介して80センチ間隔3本針の仕掛けとした。

●いきなりカサゴ
船長の合図でさっそく仕掛けを落とす。一度着底してから錘が根を転がり落ちる感触が伝わってくる。そして一番底まで落ちたところで底を切ろうとすると既に何か針掛かりしている様子。最初はグングンという引きがあったが、後は思いだけ。やっぱり正体はカサゴであった。ただサイズは25センチ級とまずまずの大きさである。

かなり険しい根を攻めているようで、最浅部で30mちょっとでも落ち込むと48mくらいまで行くときもある。まめに底ダチをとらないとすぐに根掛かりしてしまう。

しばらくして同級のカサゴを追加。なかなか好調。カサゴはポツポツあがるが本命メバルの姿は見えない。
 第一号のカサゴ

●クロスビーズ効果絶大
餌の塩イワシはどんなに真っ直ぐ付けても落下中にグルグル回ってハリスが撚れて幹糸に絡む。三つ又サルカンに枝ス直結でなくスナップを介するなどやってみるがあまり効果はない。そこで、1つだけ持参したクロスビーズを付けた幹糸にチェンジ。これは効果絶大で絡みの回数が激減した。が、ビーズと枝スは結びコブだけで止まっている状態であるので強度に不安がないわけではない。

左舷ミヨシでは山崎さんが公約通りマハタを釣り上げ喜んでいる。胴の間ではメバルの姿も見えた。なかなか楽しい釣りである。

●初めてのキントキ
やがてチカメキントキ、この地ではカゲキヨと呼ばれている魚が姿を見せはじめた。トモよりでは上がるのに我々には掛からない。何故だろう、とキントキをよく釣っている人の動きを監察。底を取ったあとに竿先を30センチ上下させて誘っているのが良いようだ。ならば、と私も真似をしてみる。と直後にググンという大きな引き込み。そのまま竿先を上げるとなかなかの重さ。途中の引きも強く「すわ、ヒラメか?」と思ったが水面にはオレンジ色の魚体。35センチ級と良型のチカメキントキが一番下の針についていた。なかなか釣り味が良いのは驚きだ。

 これがキントキ

●根掛かりに苦しむ
どんなにマメに底をとっていても根掛かりはしてしまうようだ。錘からいってしまうと幹糸の途中から切れてしまうので仕掛けの補修が大変。スナップでつないだりしてなんとか原形を保つ。ハリスの予備6本もあっという間になくなって、都度結ぶしかなくなってタイムロスも大きい。次回は予備をいっぱい持ってこよう。錘も2個失うことになった。

右舷のお隣は内山さん。我々壊れた3人の通し釣りに付き合って頂いたが、かなりお疲れの様子。それでもソフトルアーを試すなど工夫を怠らないところがすごいところである。
また、ググンという強いアタリ。が、3mほど巻き上げたところでバラシ。今日はじめてのバラシは心配していたクロスビーズからのハリススッポ抜け。でもこれが一番絡まないから使うしかないのだ。

左舷トモが爆釣かな〜とベルデさんに聞いてみるがそうでもないらしい。なんでも置き竿で釣っているから、とか。その分の魚が右舷やミヨシに流れてきているので私としてはいいのだが・・・。

●嬉しいマハタ
バケツにはカサゴにキントキ。そろそろ本命メバルかヒラメでも、と思っていると一際強い引き。お、今度こそはと思ってリーリング。が、これはヒラメでもメバルでもなくマハタ。これまた嬉しい外道だ。

左舷のベルデさん、山崎さんが中型ながらメバルをゲット。そして私の竿にもアタリ。やっと本命かな〜。が、水面には何故か白い影。マトウダイであった。

●本命にはフラれる・・・
終盤は潮が止まったせいかアタリも遠のき、寒くなり始めた5時頃に終了となった。結局午前午後を通して本命を釣り上げることが出来なかった。

<釣果>
カサゴ  25〜28センチ 3尾
キントキ 30〜35センチ 3尾
マトウ  35センチ 1尾
ハタ   30センチ 1尾

数は少ないが型が良いのでクーラーは賑やかで満足出来る釣りであった。

きっと大原沖で条件がよければもっと良型のメバルが数出るであろう。また状況がよくなったときに午前午後通しで来てみようと思う。


釣行記集へ