左隣のジンクスは・・・大原沖ヒラメ

おや、また人の釣ったヒラメですか?


  1. 日時:2000年1月29日(土)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前6時00分〜午前11時45分頃
  5. 潮時:小潮


釣行記

そもそも「上甲の左隣はよく釣れる、但しその時上甲はボウズ」は臼井丸のヒラメ釣りから始まったジンクスである。果たして今回はどうであろうか。

今回は神戸在住のfuneturi-mlの主催者の市ノ瀬さんがいらっしゃるということで「いちのせさんを囲む会」という名目の大原・臼井丸OLMである。ちょうど29日か30日は臼井丸のヒラメに行こうと思っていたし、ちょうどよかったのですかさずエントリーした。参加者は15名ほどなので仕立てにはならないということだが、みんなでワイワイやれるのでいつも楽しみである。

今回は1kg以上のヒラメをどうしても釣りたいMLの山崎さんを迎えに行ってから大原入り。22時半に到着したことには待合所で皆さんビール片手にわいわいやっていた。さっそく混ぜてもらって歓談。時間が経つのは早かったが翌日のこともあるので12時半に解散し床についた。

4時50分に大場さんに起こされる。あぶない、あやうく寝過ごすとこだった。ささっと準備を済ませて港へ向かう。星空が広がりかなり寒い。

●左隣りはベルデさん
くじ引きの結果、私は左舷トモ3番目。両ドモと大ドモには他のお客さんが入っていたので私の左隣りは1席ちゃんとあり、しっかりベルデさんがくじを引き当てキープしたのは驚いた。
みんな座席について用意が整ったところで5時半に出船。港出口も穏やかでベタ凪の様相。久しぶりに良い海で釣りが出来そうだ。
6時過ぎくらいに船はスローダウン。「仕度して〜」ということでみんなキャビンから出て釣り座に。イワシが配られて潮周りの後に開始となった。

●潮下・・・
今回もタックルはARセイバー270にダイワのタナセンサー。仕掛けは市販の誘導式のものを使用。錘は80号である。捨て糸はとりあえず仕掛けそのままの80センチとした。
まだ辺りは暗いが、12月に比べるとだいぶ同じ時間で明るくなったように思う。餌のイワシはちょうど良いサイズ。親針を上顎掛け、孫針のトレブルフックは背鰭の前部分に掛けた。
一流し目は不発。「上げて〜」の合図の後、のぶ船長がスパンカーを張り始めた。「今日はタテ流しなの?」と聞くと「そう。今日は潮と風が逆だから」とのこと。今風は北東。その逆ということは真潮。ということは右舷ミヨシ有利。導き出されるのは自分の釣り座の不利さ加減。この時点で一抹の不安を感じる。このへんで弱気になったのがいけなかったのかもしれない。

●左隣りでは・・・
日が高くなっても沈黙。あまり潮が流れている様子もなく、道糸は真下におりている。うむむ、と思っていると左舷ミヨシの山崎さんがなにやらリーリング開始。何か掛かっている様子。初物のせいもあってみんなの注目の的。上がってきたのはソゲ級ながらもヒラメ。ただこれはスレ掛かりだったようだ。それでも船中第一号、おめでとうございます、いいなあ。
ベルデさんはこの様子を撮影しにいくために置き竿に。しかしその置き竿に大きなアタリ。「あ、ベルデさん!」と叫んで竿の持ち主を呼び戻す。幸いまだアタリは続いている。ベルデさんが竿を取とうとしたその瞬間、大きな引き込みが。ベルデさんはそのまま竿を下げて更に食い込みを待ったがそこで終わってしまった。上げてみると餌はなくなっていた。あの一番引き込んだ時が合わせ時だったのであろう、残念。

この後、トモでもソゲ級。右舷はマトウも混じってぼちぼち上がっている様子。ただ、全体に小型が多く船長も嘆いている。

私の今回の作戦は「高めのタナ」。海の色からして明らかに澄み潮だし、どうせ釣るなら大型を、ということで底を1〜1.5m切るようにした。そのせいか根掛かりもほとんどなかった。

左隣りのベルデさん、なかなか食い込まないアタリをじっくり待って針掛かり。キロ弱級をゲットしてしまった。やっぱり左隣はそうなのか。とすると私は・・・。

左舷胴の間の小曾根さんの竿先がいい感じに曲がっている。これはキロオーバーのヒラメ。今日の中では大型の部類である。

●キロオーバー2枚の人もいるのに
あっという間に時間は経って9時過ぎ。アタリも遠のいている。お湯をもらって暖かい味噌汁などすすって気合を入れ直す。とともに作戦変更。ヒラメの活性低くイワシを追わないと判断し、捨て糸を40センチ程度でタナも50センチとした。ヒラメの鼻先にイワシ作戦である。果たして成功するであろうか。

日当たり悪く寒かった左舷胴の間も、日が登るにつれてトモ寄りは日があたってきた。だいぶ過ごしやすくなったが、ヒラメのアタリは遠い。そんな中、小曾根さんがまたもキロオーバーをゲット。腕なのかツキなのか、いずれにせようらやましい。

 後半はのんびりムード

●置竿ではだめか
アタリがあれば、まだ持ち竿でがんばれるが、だんだん不精になっていき結局大半の時間を置き竿。運悪くアタリはなかったので、無残なイワシが上がってくることもなかったが、やはり持ち竿でアタリの遷移を感じて合わせ時を判断する、これがヒラメ釣りの醍醐味だと思う。わかっちゃいるけどダメなんだな〜。仕掛けの針を小さくしてみたり、ハリス4号のものを使ったりするが効果はなかった。

気がつけばほとんどの人が置き竿釣法。船長はこまめに船を回してくれるが潮が澄み過ぎているのかどこに行ってもアタリは遠かった。

山崎さんが2尾目をゲット。しかしこれも750gとソゲ。なかなかキロオーバーの壁は厚いようだ。

結局このまま11時45分に終了となった。

座席別の釣果は以下の通り。
(右舷)●(1)●(1)●(0)●(0)●(0)●(1)●(1)●(2)●(0)
ミヨシ<===========================トモ
(左舷)●(2)●(0)●(0)●(2)●(0) ●(0) ●(1) ●(1)
キロオーバーは2〜3枚ほどであろう。

またしてもやってしまった「ヒラメボウズ」。昨シーズンも数回のボウズの後にイワシの群れにあたって3kg級ゲットっていうこともあったので、懲りずに通えばいつかは良い思いが出来そうな気がするがどうであろうか?


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