北風強風に苦戦、下浦沖アオリイカ

餌木だけは増えていきます


  1. 日時:2000年1月25日(火)
  2. 場所:下浦沖
  3. 参加メンバー:上甲、山崎さん、塩沢さん
  4. 時間:午前8時30分〜午後3時15分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

「上甲の左隣りはよく釣れる」そんな法則が最近あるようだ。但し、そのとき私はボウズかそれに近い釣果なのであるが。
今回は数が出るという東京湾アオリイカに挑戦。人気の釣りモノだけに平日釣行を決行した。付き合って頂いたのはMLの山崎さんとその師匠塩沢さん。船宿は当初は山崎さん行きつけの浦安「吉久」にする予定だったが、釣行日の火曜日は定休日。八景の野毛屋も正月休み。そこで鶴見の新明丸を選択した。割と安定した釣果が得られているからだ。

●北風に雪・・・
当日は気合で早起き。というよりは思ったより早く船宿に到着。ただ、北風が強く吹き小雪までパラついてる。前日の昼までの予報では海の凪のはずだったが夕方の予報から寒気が南下して北の強風が吹く予報になっていたのだ。でも、北なら大丈夫かと思っていたが相当な強さに本当に出船できるかどうかが気になる。
船宿の前に車を付けて、桟橋歩いていってみる。船が4艘あることを確認し、寒いので車の中で待機。受付とか席順は待合所内で決めるんだと思っていた。ところが、後からやってきた車から2名がクーラーを持って桟橋方面に行って、しばらくすると手ぶらで帰ってきた。ということは、船にクーラー置く場所取り方式なんだ、と悟り、慌てて竿を持って桟橋へ。桟橋は人が近づくとセンサーで灯かりがつくようになっている。良く見ると船には「スミイカ」「ふぐ」の表示がされており、一番沖側に係留されている船が一番最初に出船する「アオリイカ」のはず。船に行ってみると既に両ドモと右舷ミヨシは確保されていたので、左舷ミヨシから3名分の釣り座をキープする。思えばこれが運命の分かれ道であった。
程なく塩沢さん、山崎さんも登場し待合所も開いたので一服。受付を済ませ駐車場(1日500円)を教えてもらって車を移動する。
雪は雨に変わりやがて止んだが北風は相変わらず強い。こんな陽気なのでお客さんの出は悪く結局アオリイカ船のみ8名での出船となった。

●海は悪い
波かぶるから、ということで前部キャビンに入って釣り場到着を待つ。湾内に出ても思ったよりは波はないようで一安心。小1時間ほどで船は下浦沖に到着した。
キャビンを出ると北風が吹き付け海はウサギが飛んでいるのが見える。なかなか今日は厳しい釣りになりそうだ。
「はい、やって。水深36m」という合図で開始となった。
今回のタックルは1.5mキス竿にリョービの小型ベイトキャスティングリールにPE2号。ハリス4号4mに小型スナップを介して餌木を装着する。

●めげそう・・・
まずはオレンジの餌木でやってみることにする。周りはピンクの餌木を使う人が多かったからである。船長の指示は底から2m。中錘が着底してから6mタナをとることにある。
開始してすぐにトモの方でアオリが上がった様子。さらに1時間くらいして右舷ミヨシでも本命。しかし左舷は沈黙。ウネリも高く非常に釣り辛いし、吹き付ける北風は集中力を削いでいく。気力でしゃくり続けるしかない。最良の薬はアオリが釣れることなんだが。
9時半頃、しゃくり上げた山崎さんの竿先にアタリ。引きからしてアオリのようだ。慎重に取込んで仲乗りさんのタモに収まったのは4〜500g級のまずまずのアオリ。どうも今日のアオリはこのサイズがアベレージのようだ。

●山崎さんは好調
そして10時半にはまたも山崎さんが掛けた。右舷でもアタったようでタモ入れを船長から指示される。アオリの群れはいま船下にいるのでタモ片手にしゃくりを続けるが残念ながらアタらず。今度のアオリは蝕腕1本で餌木にかかっており、タモに収まると同時にはずれてしまった。あぶないあぶない。山崎さんは2ハイとも餌木交換があたってうらやましい限りだ。
しかし、やはり私の左隣りは釣れるのであろうか。そして私はボウズなのであろうか。非常にイヤな予感がする。
餌木はどうやらオレンジ系が当たりのようだ。ということでその系統の餌木をいろいろと試してみるがあたらない。だんだんと迷いが出てくる。迷ったときは基本に、ということで平塚で2ハイ獲った餌木にしてみたり定番アオリQピンクにしてみたりするがダメ。

11時半、塩沢さんもピンクの餌木で同級を1尾。これで左舷のボウズは私だけになってしまった。今回はハリスが道糸に絡むという手前マツリは皆無であったが、軽い根掛かりは何回かあった。掛け上がりを流すことが多く、浅くなったときは船長が「1m浅くなったよ」とアナウンスしてくれるのでその度に底ダチを取り直す。指示通り2m、時には1m。さらにスミイカを期待して50センチといろんなタナを試してみる。でもアタリはない。

●ミヨシは潮先?
道糸の角度からするとミヨシの方が潮先のように思えるが、トモの方が成績が良い。単に腕の問題か、はたまた強風で潮よりも風で船が流されているのか・・・。山タテした感じではゆっくりとトモの方に船が流れているような感じではあったが・・・。

それにしても寒い。まさに真冬の釣りの様相である。暖かいカップラーメンは1尾釣ったら食べようと思っていたがそのまま2時を回ってしまった。

「ちょっと走ります」という合図で移動。風も少し弱くなってきたので千葉側に行くのかな?と思ったがそのまま北上した40mダチで再開。そしてすぐに右舷ミヨシで2ハイ目。トモでも1尾。結局この場所でも何度か流し替えをしたが、あとが続かずに15時15分に終了となった。

●あぁ・・・
今回は非常に残念ながらボウズに終わった。帰り際に仲乗りさんと話したが
・アオリは寒い日は乗りが悪い。南方系のイカのせいかもしれない。
・海の悪い日はダメ。船の揺れで仕掛けが上下し過ぎるから。
だそうだ。確かにミヨシよりは船の上下動激しかった。それで餌木が不必要に動き過ぎていたのかもしれない。あとは場所の問題であろうか。釣果は右舷がミヨシから2、0、1、5、左舷が0、2、1、4である。この数字からするとトモ有利であった様子。潮は13時半満潮で上げていたはずだから北風ならミヨシ有利のはずだったのだが・・・。


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