初釣りはボ・・・大原沖ヒラメ

また人のヒラメです・・・


  1. 日時:2000年1月8日(土)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前**時00分〜午後**時30分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

●初釣り!
記念すべき2000年の初釣り。当初の予定では昨年何回かお世話になった小玉キャプテンのエコー号で相模湾に出て、シロギスやアオリ、スミイカなどをのんびり釣ろうということになっていた。
ところがこの時期はインフルエンザが流行る時期。小玉キャプテンも風邪にやられてしまい、あえなくキャンセルに。同行予定のベルデさんと相談の結果、昨年の釣り納めでまずまずの成績だった大原・臼井丸でのヒラメ釣り、ということに相成ったのである。

今回は前泊で臼井丸には22時半に到着。既に4隅は埋まっており右舷は7個のクーラーが置いてある。経験的に右舷ミヨシが良いことが多いので今回も右舷ミヨシ2番にベルデさん、3番に私がクーラーを置いた。船宿に着いてからは常連さんとしばし歓談して23時過ぎに就寝。港で席取りをしたときもそうだったが、強い北風が窓を叩いて翌朝の海の状態を心配させた。

●風強い、が沖は凪
4時半に起床。風は夜に比べればだいぶ収まってきた。それでも港に出ると風は時折音をたてている状態。沖はきっとタフなコンディションだろうと、気になる。船長に挨拶して状況をきいても「沖はごちゃごちゃしてるかもね〜」とのこと。まあ、釣り納めの時のシケ気味だけど2枚とれたし、まあ、いいかと準備をすすめる。

定刻より10分遅れて5時40分に出船。港を出るといきなり大波をくらって船はピッチング。そんな波をかわしながら今日は10ノットというゆっくりしたペースで沖へ向かう。途中かなりの船の揺れ。う〜ん、ほんとに大丈夫であろうか?

が、6時10分過ぎに沖の場所に到着するころには心なしか風もおさまって海も良いような気がする。あたりが明るくなっているせいかと船長に聞くと「凪いできたよ」とのこと。これならいけそうだ。
操舵室を出て釣り座に出ると確かに風は思ったほどに強くはない。そんな中で例によってイワシが配られてしばし船を回した後に開始となった。

●横流し、右舷好調も・・・
今回のタックルも全開と同じARセイバー270にダイワのタナコン。仕掛けは市販品で上下誘導式。ハリス6号1m幹糸8号。捨て糸は3号で60センチ。錘は80号である。
イワシをなるべく早く装着して海中へ。孫針は背鰭に掛ける。底は20mちょっとである。今日は最初からスパンカーたたんで横流し。まずは右舷が潮上になりチャンスである。と、いきなり右舷ミヨシの常連さんが竿を立てた。竿先は魚の引きを伝えている。船長がタモを持って待ちかまえ、そのタモに収まったのはちょっと小さめのソゲ。と、すぐに左舷ミヨシの常連さんもやりとり開始。こっちもソゲ。いきなり両ミヨシで本命はあがり船上は活気づく。数分もしないうちに右舷ミヨシでまた同級のソゲ。更に私の右隣り、更にその隣りでもヒットでキロ弱級があがった。まずまずの調子。次は俺だ!
・・・のはずが、次はベルデさん。8時過ぎのこと、ベルデさんがいきなりやりとりをはじめた。「前アタリもなくいきなり竿先が・・・」と言うベルデさんの顔は緩んでいる。水面に見えてきたのは本命ヒラメ。キロ上ありそうな感じで食べ頃である。3度目のヒラメ釣りでやっと本面ゲットとのこと。おめでとうございます。

●ベルデさん2連釣
船長は前半は右舷を多めに潮上にして流しているようす。そのせいか私の隣りでももう1尾、ミヨシの常連さんに至っては時折キロオーバーをまじえて連釣している。
更にベルデさんの竿に魚信。うまく食い込んでまたもキロ級ゲット。う〜ん、どうして私の竿にもアタリもないんだろう。確かにイワシが時々針からはずれているのだが、どうやらこれはヒラメに取られたのではなくて親針についていた針が回らないように装着してあるビーズ玉の位置が針先に寄りすぎていたせいのようだ。これを直してからはイワシははずれなくなったが、どうにもアタリがない。もしかして誘導式の仕掛けがいけないのか?下潮は濁っていてイワシが上に逃げるとヒラメが追えなくなるのかも。ということで誘導の幅を決める浮き止めゴムを下限に固定したりしてみる。

●やっぱり手持ちで
アタリが遠のいてくるとついつい置き竿にしてしまう。錘は底ギリギリ。たまに根をこするのでその時に糸を出したり巻き取ったりしてやる。餌の点検のため何気なく上げてみるとなんとイワシに歯形が。何のアタリもなかったようだったのに。やっぱり持ち竿でないとないとないといけないようだ。
10時を過ぎると横流しのはずなのに道糸がほぼ真下に降りるようになる。風も弱まって潮もあまり流れなくなったようだ。そのせいか若干潮先のミヨシにアタリが集中。両ミヨシの独壇場である。
と、10時半頃にやっと待望のアタリ。ゴツゴツゴツと竿先にアタリが伝わる。ググーと竿先が入ったところで竿を起こす、と明確な乗り。以外と引きも強い。よし、乗ったぞと笑顔になるのが自分でも分かる。が、糸を巻き取るにつれ重量感が無くなってくる。これはソゲか?と思ったが水面には平べったくはない魚。30センチ級のハタが浮上した。一応タモに収まり完ボは脱出。

 こいつで完ボ脱出
これを期に終始持ち竿で気合いを入れてがんばるが終了の11時半までアタリは訪れなかった。
<釣果>
真ハタ 30センチ 1尾
残念ながら初釣りはボウズに終わってしまった。しかしヒラメ釣りにもだいぶ余裕が出来るようになってきた。いろいろと考えて釣りが出来るようにはなってきたのだ。まだそれは成果に至ってないが、何とか今シーズン中にはある程度はものにしたいと思っている。
ちなみに今日は右ミヨシの常連氏が6枚とダントツ。左ミヨシが4枚。両ドモ常連氏は揃ってボウズだったと嘆き。横流しといえどもヒラメ釣りは座席が大きく釣果に関わることがこのことからも分かるのだ。


釣行記集へ