青物連敗、勝浦沖ヒラマサ

今回は見せ場なく写真なし・・・


  1. 日時:99年11月3日(祝)
  2. 場所:御宿沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前6時00分〜午後12時00分頃
  5. 潮時:若潮


釣行記

外房のカモシ釣りのヒラマサが好調である。昨年は9月くらいから釣れだしたヒラマサであるが、今年は高い水温のせいかずっと不調。だが、ここにきて船中10本、船によっては30本を超える釣果が報告されはじめた。

●ワラサは何処へ?
この時期なら例年はワラサフィーバーのはずなのであるが、どこもワラサの声は聞けず、他の釣りものもぱっとしたものはない。ということで、まだフィーバーではないが勝浦の和八丸のヒラマサの予約をいれてみた。前々日の予約であったがまだ空きはあるとのこと。その電話でヒイカを持ってくるように指示を受ける。サンマの身餌よりヒイカに分があるようだ。

船の座席は先着順ということで、集合は4時半であるが早めに到着すべく家を12時過ぎに出発。大原経由で2時間ちょっとで勝浦・松部港に到着。私は23号船の方に乗船してくれとのことだったので船を捜す。港は工事中でちょっと勝手が変わっていたが、無事船を発見し釣り座確保へ。が、既にかなりのクーラーと竿がたっており、空いていた左舷ミヨシ3番目に陣取る。北東風で真潮と読んだが結果はどうでるか・・・。

港横でしばし仮眠した後に船宿に。原則乗船料は先払いなのだ。4時少し前に船宿が開いたので受け付けに行く。乗船料12000円とカモシテンビン、中通し用ワイヤを買って再び港に。船横の駐車場は既にいっぱいで、荷物を降ろした後にちょっと離れたスペースに止めにいく必要があった。

乗船して準備を進める。テンビンをセットしたところで息子船長にチェックを依頼。中通しと道糸をスナップ経由で連結していたが、あまりよろしくないということで、中通しのハワイアンフックを逆さにして道糸のチチワ部分を連結した。中通しがスムーズにいくために連結具は極力少ない方がいいのだ。

ヒイカは今日から入荷したようで500円で船宿と乗船前の港で販売していたが、ヒイカというよりは小さ目のヤリイカで、餌にしてはちょっと大きいような気がした。

全員が揃って準備も一段落した5時20分くらいに右舷9人、左舷8名にオオドモ1名の18名で出船。まだあたりは暗く、結構寒い。北風が結構吹いているようで、前の座席の人はキャビンに入るように指示が出る。前部キャビンに入って横になってウトウトすること30分。船がスローダウンしたところでキャビンを出て釣り座に向かった。

岸には御宿らしき町と岩船〜大原の断崖が見える。どうやら御宿沖まで来た様子。僚船も続々と集まってきている。三本松というポイントであろうか?この間にコマセのミンチを海水でドロドロに溶いておく。

しばらく潮周りを繰り返した後、協定の6時に一斉にスタート。指示ダナは30m。タナよりハリス分降ろしてカモシながらタナに持ってくるのがセオリーである。

今回はシマノレバードラグ5000番にUgly Stick Tiger12LBS、2.4mを使用。錘は100号でハリスは12号4ヒロ、グレ針14号を使用した。餌は持参のヒイカをチョン掛けにした

●雰囲気はいいのだが・・・潮流れず
やや強い北東風が吹き、海上は適度な波とウネリ。青物が釣れそうな気配はする。
が、誰にもアタリは訪れない。僚船でもヒラマサを取り込む光景は見られない。ちょうど潮止まりの時間帯でもあり、きっとそのせいであろうと信じる。餌のヒイカは結構食われて上がってくる。餌取りはいるようだ。

しかし時間がたっても状況はかわらず。道糸はまっすぐ下に降りる。潮が流れない。だいたい一流し30分程度で、そのうちに2回ほどコマセを打ちかえるペースもだんだんと置き竿の時間が長くなってきた。

●右ミヨシで良型本命
8時頃のこと、右舷ミヨシの釣り人がなにやら掛けた様子。ワンピースロッドが根元近くから曲がっている。ヒラマサだ。5分くらいのやりとりの後、中乗りさんがハリスを手繰り、タモに無事収まったのは目見当5kgオーバーの良型。これを見て、船中みんな目がさめたようで、竿を握る手にも力が入る。この15分後には左トモでも本命。もしかして12号ハリスがいけないのかもと思い、ここでハリスを8号に落とす。サンマの身餌も試してみる。しかし再び沈黙。

9時半過ぎ、右トモ寄りでマダイが上がったようだ。船長のアナウンスによればハリスは4号に落としてマダイ狙いにしていたらしい。

ヒイカはボロボロになって上がってくる。餌取りは多いようだ。
去年カモシをやった時の感触からすると、異様にカモシをふる竿が軽いような気がする。確かに竿は30センチ短くしてはいるが、リールなどはかえって重くなっている。朝から道糸がずっと真下に入っていく潮のタルさのせいであろうか。

●マダイ狙いも、不発
ハリス5号6ヒロにしてみる。針も小さくマダイ9号にして、身餌を小さ目につける。
コマセは気持ち小さ目に振り出してみる。コマセダイと同じ考え方だ。が、これも餌取りの餌食になるだけ・・・。

10時半頃から睡魔に勝てず、横になる。滅多なことでは本命の顔をみないうちは寝ない私であったが、風邪がまだ完治していないのもあってかどうにも釣り続行が不可能なほどの睡魔であった。

途中、1流しほど竿を出してはみるが状況に変化無し。日が出て暖かくなったため、非常に寝心地もよく再び横になる。12時前、ふっと起きると既に回りは片付けモード。最後の1流しだけ竿を出すが、こんな不真面目な釣り師にヒラマサが掛かるわけなく、終了となった。

●結局・・・
結局、昨年に引き続いて、外房カモシヒラマサは屈辱のボウズに終わる。船宿のHomepage情報や、MLの人の話からして、ヒラマサはいるが、時合いにおいても全船でヒラマサが掛かるようなフィーバーは見られないようで、たまたま時合いに食い気のある群の上にいた船がアタリくじ、というような感じらしい。ということは、やはり平日に来て、少しでも釣れる確率を上げた方が無難かもしれない。
ちなみに、同じ日に別の船宿から御宿沖に出ていたMLもMさんは、16号ハリスで4kg超のマダイをあげたそうだ。ハリスは太くても食う時は食うのである。

平日に休みがとれるようなら、何とか11月中にリベンジしてみたいと思っている。


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