ワラサは不発、神子元ワラサOLM

あれ?ワラサは???


  1. 日時:99年10月11日(振)
  2. 場所:神子元島沖〜石廊崎沖
  3. 参加メンバー:上甲他MLメンバー11名(OLM)
  4. 時間:午前**時00分〜午後**時30分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

●ワラサはどおしたあ〜
今年はfuneturi-mlで神子元回りのワラサOLMを企画してみた。例年10月2週目くらいになればワラサの回遊が始まっているので、見切りで10月11日と24日の2回を予定した。
ところが、今年は海がいつまで経っても夏の状態。10月になっても相模湾や駿河湾、南伊豆でもカツオが釣れているような状態。ワラサの姿は見え始めているようだが、まだコマセを食うような状態にはないようだ。
直前まで「ワラサ食い出す」の吉報を待ったが結局ワラサは始まらず。マダイ釣りをやりながらもしワラサが食い出せばその時点でハリスを太くして対応するということになった。
船宿は下田・弓ヶ浜のもき丸。イサキやヒラメで何度かお世話になった船宿だ。船も大きくて新しいのでなかなか好感が持てる船宿なのだ。

 神子元の夜明け

前泊の予定だったので、前日は戸田の午後マダイ船を降りてから天城経由で下田へ。何とか21時過ぎに到着。既に数人の皆様は御集まりで酒盛り。混ぜてもらってしばし歓談。23時過ぎに就寝した。

翌日は4時半過ぎに起床。5時を目標に船付き場に急ぐ。みんなの仕度が出来たところで車で移動。朝到着の井上さんとベルデさんは車の中で仮眠中。2人を起こして釣り座決め。右舷左舷のトモ・ミヨシ寄り希望に分かれてジャンケン。幹事の私は余り席で左舷トモ2番目。OLMでは余り席で結構いい思いをしているのだ。

●神子元沖は閑散
常連さんが1名オオドモに入って総勢13名で6時に出船。船は神子元島回りに向かう。釣り場に着くとやや北東風が強いのが気になるが天気もよくまずまずの釣り日和。
ポイントについてからは竿入れ開始協定時間の6時半を待つ。僚船は10隻程度であろうか。ワラサフィーバーの時は100隻近い船が出ることを考えるとさみしい限りである。

「はい、どうぞ。50m」という合図で6時半に開始となった。
ワラサが食うことを考えて最初はハリス5号7ヒロ、マダイハリ9号を使用。クッションは下のみ2.5mm径1m、ビシはビッグ100号とした。竿はキャロナック50−330を使用。手返しを早くするため電動リールを使用した。

割と潮の流れは速い感じで船長から「なるべく合図と同時に一緒に投入して」というアドバイスが出る。もちろんオマツリ回避のためだ。

●歓迎はソーダ
しばらく沈黙が続いた後、何やら竿先がフワフワしてそのままテンションを失ってしまった。あら、オマツリだと高速で巻き上げる。ビシをとるとハリスがとんでもない方向に走っている。ミヨシの方とオマツリかと思ったがどうやら魚がついている様子。まずはヒラソーダをゲット。1kg級の太った良型。

●潮上・・・
潮は左舷から右舷のミヨシ方向に流れているようで、左舷は完全は潮上。しばらくは我慢であろう。コマセもパラパラ出る様子だし、餌取りも適度にいる感じでマダイが食う予感はする。でも食うのは右舷ミヨシ寄りだろうなあ。

●やはり右舷でマダイ
7時、右舷ミヨシ2番の北野さんの御友達にヒット。引きからするとタイである。慣れた手つきでやりとりして上がってきたのは1.7kgのマダイ。まずまずの型だ。続いて7時半、3番目の松井さんにヒット。慎重にやりとりして無事同級をゲット。やはり右舷ミヨシ寄りが有利であったようだ。松井さんは前回の御前崎OLMの時もメダイゲットし、最近は好調のようである。うらやましい。

 船中1枚目のマダイ

 ファイト中の松井さん

しかしマダイのアタリはこれっきり。時折イサキが顔を見せるようになるも全体に渋い。私もハリスを5号から3号に落とすと同時に塩焼きサイズのイサキが来るもその後沈黙。忘れたころにソーダが釣れる程度だ。。

 松井さん、おめでとう

●石廊崎沖へ
8時半頃、「ちょっと走るよ」と船は20分ほど大きく移動。石廊崎沖へ向かった。僚船が数席見えるがやりとりしている光景はない。ここはやや深くて指示ダナは60〜70mのかけあがりを狙うようだ。ここでベルデさんがチビ沖メバルを上げるが、あとは反応が出ても針に掛かるのは小さなイサキ程度。どうやら時合には間に合わなかったようで、魚探にも反応がなかなかでない様子。1時間ほど流して元の神子元島回りに戻ることになった。

やや強かった北東風も収まり、日差しが強く暑いので上着は脱いで上はTシャツ1枚。ビールも船宿特製の弁当も旨いのだが、釣りの方はなかなか厳しい状況だ。

今度は潮の流れが変わったようで、右舷が潮下。期待出来そうだ。同じように40〜50mでタナの指示が出るが、時折イサキが上がる程度。ワラサはアタリのアの字もなく盛り上がりに欠ける展開。このまま12時を回ってしまった。

 船の様子

●最後はイサキで土産
「じゃあ、イサキ釣りに行きましょう」と船長のアナウンス。最後の1時間はお土産のイサキ釣りとなった。ちょっと場所を移動して神子元島の南西沖へ移動。その間にタックルをチェンジ。50−240の竿に手巻きリール。ハリス2.5号3本針仕掛け、クッションは2mm径50センチ。大慌てで準備して何とか第一投に間に合った。
指示ダナは30m。タナより5mほど沈めてコマセを振りつつタナへセット。音沙汰ないのでもう一度同じ事をする。と、キュンというイサキらしきアタリ。ごくゆっくりリールを巻いて追い食いをさせると、重量感が増した。巻き上げるとイサキの一荷。しかし1尾は縞のくっきりしたウリンボ。再投入しようとすると「あげて〜」の合図。潮が早く1流し1投の釣りとのこと。
次の投入でも2度目のコマセ撒きの直後にアタリ。どうも流しの終わり際に一瞬通過するポイントでしかアタリが出ないようだ。同じ流しで再投入出来ないので数は思ったほどは伸びないが、流し替えのたびにほぼ全員にアタリが出てイサキをゲットしている様子。
手前マツリで1流しパスしたがそれ以外は一荷も交えて順調にイサキを上げることが出来た。が、サイズは小さく半分くらいはリリースサイズだ。
こんな感じで1時間ほどイサキ釣りをして終了となった。

<釣果>
・イサキ 15〜25センチ10尾程度(キープは5尾)
・ヒラソーダ 1kg級1尾

マダイは船中2尾、ワラサの気配もなく釣果は今一つのOLMであった。
帰港後、船宿でお土産のサザエを頂いて解散。私と井上さんは近くの温泉に行って夕方まで船宿で仮眠。夜7時頃下田を出発し、東名が少し渋滞しましたが10時半頃に帰宅できました。

次回OLMは24日。次こそはワラサゲットだ!


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