南西風に苦戦、大原沖イサキ

今ひとつですね〜


  1. 日時:99年8月21日(土)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前5時00分〜午前11時00分頃
  5. 潮時:若潮


釣行記

●夏祭り!
今日は恒例のfuneturi-ml夏祭が大原港で行われる。午後船を仕立てて、夜は港でバーベキュー&花火大会でMLメンバー20名あまりとその家族の方々が揃うことになっている。夏休みということもありお子様もかなりの人数が参加して賑わうのだ。
大原まで行って午後船だけでは物足りない、ということで私は午前の船にも乗ることにして予約をいれておいた。午前はイサキ。今年は産卵が遅れ気味のようで8月になってもまだ白子や真子をもったイサキが釣れている。それでもこの週末くらいがオーラスになるであろうから、本当に今シーズン最後のイサキ釣りになる予定だ。

前泊で大原入りすると船宿には大場さんとアリパンさんがいて酒盛り中。混ぜてもらって同じく前泊のめだまさんが到着してから12時半頃就寝した。

●めずらしくすいています
例によって3時半起床。座席は右舷のミヨシ2番(めだまさんの分)と3番を確保。今日はすいているようで右舷7名、左舷5名、オオドモ1名と釣りやすい人数だ。右舷トモ2番と3番には同じく夏祭参加のみっちゃんとその友人の女性が陣取った。

船は4時15分とちょっと早めに出船。いつものようにゆっくりと沖に向かう。ベタ凪ではないが、ウネリもほとんどなく、そよそよ吹く南風に程よく波がある程度。ただ、昨日から潮が澄み始めているとのことで朝一が勝負であろう。

「いいよ〜15、6メーター」という合図で5時に開始となった。
タックルはいつもの1.8m竿に両軸リール。ハリスは1.5号でイサキ針7号3本針全長3.5m。澄み潮なので最初から銀針を使用した。餌は船宿支給のイカタンに持参のバイオベイトとオキアミ。朝のうちはバイオベイトを使うことにした。

●潮速い・・・
1投目は空振り。2流し目もすぐに竿上げの合図。3流し目も同じような感じ。「ちょっと潮が速すぎるね〜」と船長。すぐにポイントの根の上を通過してしまうようだ。そんな状態なのでポイントに入った時にちょうどコマセをふった時にのみアタリが出るようだ。
やっと最初の本命1尾。ただ、25センチ級と大原にしては小さいイサキだ。
この後も同級がアジ交じりポツポツと釣れてくる。やはり澄んで速い潮のせいで本来の食いの良さにはほど遠い。ただ、交じるアジはどれも良型で25センチ級。食べては美味そうだが泳がせにするにはちょっと大きすぎる。

●特餌のはずのオキアミも・・・
数が伸びないのでオキアミ餌を試してみる。と、すぐにイサキのアタリがあった。前回はこれで良型イサキをかなり釣ることが出来たので期待したがこれは20センチそこそこの小型。タナが低いのか、と思い指示ダナの上限マイナス1m程度を狙ってみるとまたもアタリ。が、何故かサイズダウンしてウリンボに毛が生えたようなサイズのイサキ。やはりタナ直撃がよいか、とやってみると更にサイズダウンして今度はほんとのウリンボ(丁寧にリリース)。たまに強い引きで「これは!」と思うもウマヅラ。30センチ級なのでキープしておく。また、ハナダイもポツポツと交じって釣れ、私にも1枚釣れてきた。

 天気はいいんですが・・・

そんな状況の中、胴の間のみっちゃん友人がポツリポツリではあるが、良型交じりでイサキを上げている。貸し竿でがんばる彼女はイサキ釣りは初めてではないかと思うが、ちょうど右舷胴の間に良い潮具合なのだろう。隣りのみっちゃんもまずまずのペースでイサキを上げているようだ。

●南西風でアタリ止まる
9時前には急に南西風が強くなってきてウネリも出てきた。この風は水温を下げ、澄み潮にするいやな風なのだ。案の定、この頃からアタリが遠くなり、イサキはウリンボも釣れなくなり、たまにあたるのはアジばかりになってしまう。イカタンを小さくしたり、誘い方を変えてみたり、タナを探ったりするがどれもだめ。

●ベテランの味・・・
そんな中でも右舷ミヨシに陣取った常連の細小路さんはポツポツではあるがイサキを釣り上げている。しかも良型も時折交じっているからすごい。これは独特の誘いとその誘いを可能にするタックルにあると思われ、誘いだけをマネしてもなかなか釣果は上がらないのだ。

10時を過ぎて大きく移動。今度の場所の指示ダナは10〜12mとこれまでで一番浅い場所だ。ほんとにこんなに浅くていいの?と思っていると細小路さんが良型イサキを抜き上げている。タナ10mで食ったそうだ。

●なんとかツ抜け
この場所ではやや食いがたってアジ交じりでイサキが上がり始める。ここでやっとまずまずの33センチのオスのイサキをゲット。その後も25センチ級を追加。なんとかツ抜けしたところで11時の定刻終了となった。

<釣果>
・イサキ 15〜33センチ 10尾
・ウマヅラ 30センチ 2尾
・マアジ 15〜25センチ 15尾
・ハナダイ 20センチ 1尾

不完全燃焼気味ではあるが、昨年はこんな状況では1桁も前半に終わっていたのではないか、と思う。そういう意味では修行を繰り返してきた成果はあったのだろう。

港に戻るとMLのみんなが出迎えてくれた。沖は風が強かったが陸はそうでもなく、照り付ける太陽が暑い。こんな感じで久しぶりダブルヘッダー後半戦に突入していくのであった。


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