潮悪く苦戦、大原沖ハナダイ

青物も少し・・・


  1. 日時:99年8月21日(土)
  2. 場所:太東沖
  3. 参加メンバー:上甲他funeturi-mlメンバー(OLM)
  4. 時間:午後12時30分〜午後6時00分頃
  5. 潮時:若潮


釣行記

午前のイサキに引き続き、午後はハナダイ五目の仕立てである。一度船を降りて女将さんが用意してくれた昼食のカレーを食べて腹ごしらえ。席順を決めるくじはあとは右舷のミヨシ1番、2番が残っているそうで、結果は2番目。1番には川口さんが入ることになった。川口(師匠)とは何度か釣りには御一緒しているが隣り合うのは初めて。いろいろと勉強になるかも。

●船は太東沖へ
みんなが乗り込んだ12時半頃に船は再び沖に向かう。私は腹も膨れたせいか眠くなってきたのでキャビンに入ってお昼寝。次に目が覚めた時にはエンジン音が落ちてまもなくポイントというところだった。どうやら太東沖に来た模様。大原沖は潮が速いせいだろうか?

●今回はカワハギ竿
出船前に船長に錘は?と尋ねると30号でいいよ、とのこと。更に水深は20m前後だそうだ。タックルは昨年秋の深場で使った硬調子のウイリーシャクリ用の竿とカワハギ竿を持参したが、ここで迷わずカワハギ竿を選択することにした。
右隣りには榊原さん親子。さすがカワハギ名人の榊原さん、親子共々カワハギ竿を使うようだ。

仕掛けは幹糸5号にハリス3号丸海津13号3本の胴付き。幹糸とハリスの連結はクロスビーズを使用した。枝間は70センチ程度とした。

約20mで錘が着底。すかさず糸ふけを取りアタリに備える。食いが良ければここでビビビと来るはずだが・・・。と、右舷胴の間のしらふさんの竿が大きくしなっている。ハナダイにしては引きが強すぎるな、と思っていたらこれがハナダイとイナダ2尾の一荷半。他の人の竿も曲がるか、と思ったら竿先にアタリ。合わせるがすっぽ抜けた様子。結局この流しはこれだけ。
割と岸に近い場所を流しているので風の割にはうねりはそう高くない。

2流し目からも左舷を中心にポツポツとハナダイが出ている様子。お子さんも数人乗船していて、この子達がハナダイをあげると歓声があがる。なかなか良い雰囲気である。

大原のハナダイ釣りでは餌に冷凍のエビを使用する。そのせいで餌もちは活き餌に比べると悪い。頭がすぐに落ちてしまうのだ。この状態でも釣れないことはないが、やはり食いは悪くなるだろうと思い、餌の点検と付け替えは頻繁に行った。

 後半の天気はよい

●まずは手の平サイズ
軽く効きあげたところでクンというアタリ。早合わせ気味に竿先をあげるとビビビという強烈な引き。この感触は久しぶり。右舷では3尾めくらいのハナダイだ。ただ、手のひらサイズと型はあまりよくない。

ミヨシの川口名人は7年ぶりのエビ餌ハナダイに苦戦の模様。川口さんは釣り情報のレポーターでもあり、写真撮影に忙しかったり、午前中初めてのビシマに挑戦したそうで、そこで集中力を使ってお疲れということも多分にあるようだ。

●食い立たず・・・
昨年の夏祭りの仕立てはハナダイ、ショゴにフィーバーしたようだがどうにも今年は調子は今ひとつ。それでも置き竿で釣れる釣りではないのでひたすら手持ちでがんばるしかない。何とか15時までにハナダイ4尾にウマヅラ2尾をゲット。平均的な釣果なようだ。

この時間からしばらくは我慢の時間帯。アタリがほとんど止まってしまった。先ほど飲んだビールが効いてきたのかこうなると眠くなる。船内を偵察に回ったりして気を紛らわしたりして眠気を吹き飛ばすようにするがどうにも眠い。

●終盤上向き
だいぶ日が傾いてきた17時頃、再び食いが立ってきたようだ。私にも久しぶりにもたれた感じのアタリ。すかさず合わせると乗った!ハナダイゲット。このアタリの取り方はカワハギ竿ならではのものであろう。
隣りの榊原さん親子も数を伸ばしている。きっと竿の感度が良いせいであろう。ところが左舷ミヨシのびんさんなどはバス用のルアーロッドで既にツ抜けをしていたりする。何とも不思議だ。

●イナダもゲット!
私の竿に一際強い引き。水面近くなると横に走ることからハナダイではないことは分かった。水面に見えたのは黄色い線が入った青物。40センチ級のイナダを抜き上げた。結局青物はこのイナダと最初のしらふさんの2尾だけだったようだ。

 餌は冷凍エビ

船長の好意で定刻17時半より30分延長し18時までねばってあと2尾のハナダイを追加したところで、船長から終了の合図が出された。

<釣果>
・ハナダイ 18〜25センチ 7尾
・イナダ  40センチ 1尾
・ウマヅラ 30センチ 1尾

全体に奮わなかったが今回のコンディションからして仕方ないであろう。
餌持ちの悪さは思ったよりもひどかった。これはもしかしたら市販のオキアミ硬化剤などを使えば防げるかもしれない。次回は持参してみよう。

帰港して片づけ終わることには港の漁協の集会所前で既にバーベキュー大会が始まっていた。バーベキューの後は花火と夏の終わりの一日をほんとに一日がかりで楽しんで今年の夏祭りも終了した。


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