本命ボウズ、大原沖イサキ

アジだけです・・・


  1. 日時:99年6月19日(土)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前5時00分〜午後11時00分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

1ヶ月ぶりの大原である。昨シーズンから通い始めた大原のイサキであるが、なかなか良い日並みにあたらず、本命1桁の日が多かった。今年も前回は6尾。今回こそは最低限ツ抜けくらいはしたい、と張り切って予約をいれた。
というのも前日18日の金曜日は長栄丸の釣果はなかなかのもの。土曜日も北東風で水温が上昇するか維持するはずで、その勢いは収らずに釣れるはず、とふんでのことであった。悪天候が予想されるためか釣行に躊躇していたMLの安藤さんをDMで後押しして一緒に行くことにした。

仕事の目処がたたなかったため今回は前泊でなく、朝到着にしたが、何とか12時半には大原港に到着。右舷ミヨシ2番目に何故か傘が立っている。こんなことするのは安藤さんだろうと思ってその隣りにクーラーを置く。そのまま仮眠のために臼井丸に向かう。船宿の中に入ると足音で臼井丸のおっかさんが起きてきて「2階にふとんに寝て良いよ」とのこと。非常にありがたい。部屋に行くと安藤さんが熟睡中。隣りのふとんに入っておやすみなさい。

午前3時半起床。安藤さんを起こすと反応があるが、起きる気配なし。おっかさんに起こされると一発で目が覚めたようだ。

●あいにくの梅雨空
外に出るとパラパラ程度に雨が降っているがこの程度であれば釣りには支障ないであろう。
前日予約時には10名程度という話だったが、船に行ってみると結構な人数が。結局22名乗船になったようだ。

船は4時半に出船。まずまずの凪ぎの海を船は進む。イサキ釣りは5時からしか出来ないことになっているので急いでも仕方がないのだ。沖に出ると北よりの風がやや強くなりちょっと波立ってきた。

5時になって開始。指示ダナは14〜15mとやや浅い感じだ。
タックルは1.8mの30号負荷。アンドンビシ60号にクッション1.5mm径50センチ。とりあえずハリス2号、チヌ2号3.5mの市販仕掛けとした。餌はイカ短が配られた。持参はバイオベイトとMサイズのオキアミである。

●まずはお約束のマアジ猛攻
こませが効いてくるとまずはお決まりのマアジ。これに交じって本命イサキ、と言いたいところだがいつまでたってもアジアジアジ・・・。オキアミ、空針、イカ短どれもアジオンリー。ウイリーでやっている安藤さんにもアジばかり。周りをみてもイサキがあがっている気配がない。

しこたまアジを釣ったところでトモの方で歓声があがる。どうやら良型のマダイがあがったようだ。ならば、と下針にオキアミをつけてがんばってみるも2匹目のどじょうはいなかったようだ。

●端物狙いも・・・
あまりにもアジばかり釣れるせいか「ひらめの仕掛け持ってない?」と安藤さん。針とかハリスはありますよ、ということで丸セイゴ16号に6号ハリスを結んでヒラメ仕掛けを作ろうか、と言った矢先に左舷ミヨシ2番の竿がおおきくしなった。上がってきたのは2kg級のヒラメ。無事船長のタモに入る。これを見て急いでヒラメ仕掛けを作って小さ目のアジを鼻掛けにして泳がせてみる。が、狙ってみると釣れないもので、アジに歯形がつくこともなかった。

●シ、シマアジ・・・?
その後、左舷ミヨシ寄りの人になんとキロオーバーのシマアジがあがる。きっとこのアジの群れの中にシマアジはいるんだろうが、どうしても針にはアジが食ってきてしまうんで釣ろうと思ってもなかなか釣れないのだ。

雨は時折ぱらつく程度。やや北東風が強くなってきて潮周りする時などは飛沫をかぶる時があったが、暑くもなく寒くもなく気象条件としてはまずまず。しかし、どうやら潮が異常に早いようだ。ビシが吹き上がるようなことはなかったような感じなので、上の潮だけが早い2枚潮なのかもしれない。これだとポイントを外れるのも早いのであろう。

ミヨシの常連さんがやっとイサキ1尾。これはまずまずの型。続いて私の右隣の人にもジャンボイサキ。しかし後続はなし。

●マアジ入れ食い、釣りまくり
アジばかり釣れて時間は既に10時。ここまでイサキからの魚信が遠いと諦めムードになってしまうのも仕方がないか。と、ここからは正にアジの入れ食いモード。指示だなは15mであったが、上から5mでも3本針パーフェクトで食ってくる。コマセなし、付け餌なしでも食ってくる。これはなかなか面白くて、小さいのをリリースしながら沖上がりの11時までアジの入れ食いを堪能した。

結局11時に終了。本命はボウズで中小アジがおそらく80尾前後。キープしたのは50尾程度であった。このアジは脂の乗りもまずまずで非常に美味しい。配った先の家庭でも好評だったようだ。

後で聞くと、左舷のトモよりでは結構イサキが釣れていたようだ。釣り座の選択をまた誤ってしまったか、とちょっと後悔。しかし潮の流れはその日にならないと分からないから仕方がないか。

どうやら今年は不調のような大原のイサキ。シーズンオフまでに何とか1度くらい良い日にあたって爆釣したいものだ。


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