凪倒れ、相模湾タイ五目

目立った獲物はこれくらいかな・・・?


  1. 日時:99年5月29日(土)
  2. 場所:鎌倉沖〜城ヶ島沖
  3. 参加メンバー:上甲他友人3名
  4. 時間:午前7時00分〜午後2時30分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

久しぶりに友人3名を伴って、のんびり相模湾でタイ五目に行くことになった。なんと相模湾は3月6日のビシアジ以来の釣行である。いつもの庄三郎丸はこの日は釣り教室が入っており混雑が予想されたため、腰越の秋田屋にお邪魔することにした。

●あれ、船小さいの?
当日は午前5時頃に船宿に到着。駐車場に車を止めてまずは座席の確保。大型船にはクーラーは右舷のトモのみ。ということで左舷のトモから4人分の座席を確保。その後受け付けのために港入り口の秋田屋さんの受付所に行く。乗船料を支払い仕掛けを購入する。船はあの森下丸でよかったんですよねえ、と女将さんに聞くと、いやタイ五目はとなりの小さい方の船よ、とのこと。慌てて戻って荷物を置き直す。幸いまだクーラーは置かれておらず、右舷のトモから4人分を確保。しかしこの船、片舷7名くらいが限度の大きさでトイレも小屋の中で穴があいているだけの代物。女性を連れていただけにちょっと期待を裏切られた感じだ。

さて、出船は6時半なので6時を過ぎたところで乗船し準備開始。船長もやってきてコマセやバケツの準備などにおおわらわ。付け餌と氷が配られて定刻よりやや遅れての河岸払いとなった。

港を出ると船は南下。10分ほど走った鎌倉沖あたりで開始となった。
今回のタックルはいつものウイリーシャクリ用。仕掛けは船宿製のハリス2号の3本針。ビシは50号のLサイズを使用した。ちょっと竿が固めのためクッションは1.5mm径50センチを使用した。

水深は40m前後。底から15mをしゃくるように指示が出る。結構タナが広めである。
友人達の面倒を見つつ久しぶりのウイリーシャクリなので気合を入れてしゃくってみるが、アタリなし。と、右舷ミヨシで歓声。長ハリスでマダイ狙いだった人に小ぶりながらマダイが上がったようだ。マダイはいるぞ、ということで、シャクリのインターバルを5秒くらいとちょっと多めにとって続ける。が、以前として沈黙が続く。

●アタリなし
あっという間に2時間くらいが経とうとしている。時折船長は潮周りするが、ほとんどアタリすらない状況だ。右舷は潮上であるが、潮下の左舷も全然釣れていないようだ。

海はべたべたな凪。風なし。典型的な凪倒れパターンか?

●泳がせにはエソだけ・・・
どうもウイリーはだめっぽいので、ちょうど水面近くでかかったシコイワシを泳がせでひらめを狙ってみることにした。ビシをはずして錘50号を付ける。丸セイゴ16号にハリス5号1mをテンビンに結んでみた。するとすぐにガガガと竿先に伝えるアタリ。メバルか何かかかったかな?とわくわくしながらリールを巻くが、これは残念ながらエソ。

 これがマエソ

その後、もう1尾のイワシを泳がせてみたが、イカらしき攻撃の跡がついただけで餌のイワシもなくなったため、今度はハリス1.5号5ヒロ、チヌ2号というコマセダイスタイルをとってみる。しかしこれも不発。

●城ヶ島まで走るも・・・
万策尽きたかと早々に弁当とビールで休憩。相模湾ではこんな日がたまにあるのだが・・・。
と、船長が移動の合図。今度は最大船速で移動を始める。葉山沖あたりまでいくのかな?と思っていたが20分経ってもまだ船は走る。30分経って城ケ島が見えてきた。と、ここに来て船はスローダウン。僚船はアンカーをいれている船も多いのであれはビシアジ船団なのだろう。ということで友人に「ここは多分深場だよ」と告げると「ひえ〜」という返事。今日は全員手巻きだし、女性にはちょっときついかもしれない。

しかし船長からの指示タナは30〜40m。底は100m近いようだが中層のアジ、もしくはサバを狙うのであろう。

●旨そうな真鰯
案の定、サバはポツリポツリと上がり始め、船中オマツリも出始めた。隣の友人が何やら掛けたようだ。ビシを掴んでハリスを手繰ると、見慣れない魚、と思ったらこれは旨そうな大羽のマイワシの一荷半。思わずハリスを手繰るの手伝い、3尾とも無事に取り込む。これは嬉しい獲物。
慌てて指示ダナでコマセを振ってみるが、イワシはもういなくなってしまったようだ。
私にはやっと20センチ級のマルアジが。
この後は潮がかっ飛び始めて、オマツリも多発するようになった。こうなるとだんだんとやる気をそがれてくる・・・。

13時を回り、船はまた大移動。今度は20分かけて葉山の御用邸沖に到着。水深40m前後を攻める。が、ここもネンブツダイなどが釣れるだけで、14時過ぎに終了となった。

結局釣果は
・マサバ 35センチ 1尾
・マルアジ 20センチ 1尾
・マエソ 40センチ 1尾
と最悪の結果に終わってしまった。

この直前の時化で水温が低下したことや早すぎる潮が原因かと思われるが、ここまで悪いとは正直思わなかった。

相模湾のタイ五目、もう少し様子を見てからリベンジを決めた方が良さそうだ。


釣行記集へ