大シケ荒行、大原沖黒メバル

30センチオーバーが揃いました


  1. 日時:99年4月10日(土)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:上甲、他funeturi-mlメンバー5名
  4. 時間:午後12時30分〜午後4時00分頃
  5. 潮時:長潮


釣行記

アカイカ釣りを終えて、船上で大急ぎで臼井丸特製のカレーライスか掻き込んで午後のメバルに出発。天気予報悪く、南の強風で早上がりの可能性もあるためなるべく早く出船しよう、ということだ。

●海は一転、シケ
沖に出ると帰り際は岸よりは凪だったのに、結構ウネリも出てきて数も強くなっている。これはちょっときつそうだ。船は30分ほど走って潮周り後、開始となった。午前船からの通しで乗ったのは6名で両ミヨシよりに固まった。他のお客さんの乗船者が5名あったが、何故か、右舷7名左舷4名とバランスが悪い。私は午前中の釣り座のまま右舷ミヨシ2番目。

竿は20-240のインナー竿。夏場のマルイカで使うような軟調の竿。仕掛けは自製で丸セイゴ16号、ハリス3号40センチ、幹糸6号でトリプルサルカンで連結した3本の胴付き仕掛けだ。錘は50号を使用する。

だんだんと風雨が強まり、風はビュービュー状態。胴付仕掛けなのでそんなに苦にはならないが、釣りづらいことにはかわりはない。

餌は塩イワシ、と思ったら単なる冷凍のシコイワシ。10センチ前後のこれを下顎から頭に針を掛けるやり方だ。

●座席は有利!
1流し目は不発。しかし糸は左舷トモの方に流れ、どうやら右舷ミヨシは潮先らしい。これは有利な条件だ。が、釣り開始当初は左舷ミヨシ側優勢。いつのまにやら各人2尾程度の良型メバルをあげている。

私はといえば、イワシは頭を残してかじられたり、餌が落ちたりということ数回。やっと針掛かりしたと思ったら餌の落ちた針に掛かってきたマアジだったり。マアジも25センチ程度を型は良いため嬉しいのだが・・・。

●これぞ大原サイズのメバル
ガガガッという派手なアタリ。反射的に竿先を下げる。グーンと引き込んだので合わせをいれてから巻上げ開始。結構強い引きだ。途中、強い引きはためてかわして上がってきたのは33センチの良型黒メバル。

●バラシも多い
この後はポツポツと良型メバルをゲット。しかし好調なのは右舷ミヨシ寄りだけらしい。あとはアジやアナハゼがあがっている程度だ。1年ぶりの大原の黒メバルだが、竿に軟調のものを使っているせいか、掛かればなかなか楽しめる。
特に右舷ミヨシに入った西さんは好調。時折一荷を交えながらこのままならすぐにツ抜けしそうな勢いだ。一時は入れ食いになったときもあったが、何故かこの時はバラシが多発、ゲットしたのは1尾のみ。これも数が伸びなかった要因だ。

ダイバーでもあるみっちゃんが前日の夜に話していたのだが、メバルは常に上を向いているらしい。ならば棚は上目に取った方が良いはず。ということでこの日は底を1m程切ってアタリを待った。ただ、海底は起伏が激しいので常に1mというわけにはいかないが。さらにおっかさんの話によれば、良く釣る常連さんは捨糸を1mくらいにしているそうだ。確かにトモに座っている常連さんの捨糸が異様に長い。これもタナを高めにとった根拠である。

●一瞬雨はおさまるが・・・
いつしか雨も止んで風も弱くなった。このまま行けば、と思ったがそうは問屋が卸さず、また大粒の雨が降ってきた。まさにバケツをひっくり返したような降りだ。この雨はしばらくすると収まったが、今度は突風に近い南風が吹き始めた。
こうなると魚の食いも落ちるようで、沈黙の時間が続く。朝から釣っている疲れと釣れない退屈さで眠気が襲ってくる。あまりに眠いので、しばらくキャビンにこもって仮眠。しかし変な体制で寝たせいか船酔い気味になる。釣っていれば気が紛れるかと思い、復帰。しかし強い風と雨はかわらない。

●待ち望んだ早上がり??
4時を過ぎた。ほとんどアタリがなくなった。風もやまない。ウネリも3m以上あるみたいな感じだ。あと1時間以上もこの状況が続くのかなあ、と思っていると「風も強くなったし、あがりましょう」という船長のアナウンス。実はみんなこの早上がりのアナウンスを心待ちにしていたらしい。

結局釣果は、25〜33センチの黒メバル5尾、25センチ前後のマアジ4尾となった。この悪条件の下ではいたしかたない釣果であろう。釣れたメバルは1尾をのぞいてみんな30センチオーバーと良型が揃った。

 ホウボウは午前船の釣果
トップは西さんが9尾。下船後に聞いてみると錘を引きずるくらいタナは低めにとったそうだ。今日は荒れていたので、低めのタナがよかったのかもしれない。

いいときはトップで40尾を超える釣果が見込める大原沖の黒メバル、今度は条件が良いときにリベンジしてみようと思う。


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