連敗記録更新、下田沖ヒラメ

これも私が釣ったのではありません・・・


  1. 日時:99年2月21日(日)
  2. 場所:下田沖
  3. 参加メンバー:上甲他funeturi-mlメンバー3名
  4. 時間:午前7時00分〜午後1時00分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

伊豆下田釣行も2日目。今日は須崎港・もき丸からヒラメで出船予定だ。だが、前日の予報では西風が強く波高も4mと、とても船が出るような感じではない。船宿に確認したところ、風裏の稲取沖辺りまで遠征して行くので何とか釣りは出来るとのことなので、出船中止覚悟で前日は床についた。外は風がびゅーびゅー吹いている。半ば諦めてはいたが・・・。

●天気予報はずれて凪?
翌朝起きるとあれだけ吹いていた風はない。ただ海上はどうなっているか分からないので海峡速報を聞いてみると、大島で北風6m。港についても風はなくやや肌寒いが東の空は明るくなっている。予報はどうやらはずれたようだ。

 凪でした。
5時半前に船着き場に到着。早速トモよりキープしたが、6名のグループがいるので、右舷トモに私を残して残り4名は左舷トモから並び片弦7名ずつで6時半に出船となった。もき丸の大型船は昨年就航したばかりで、なかなか綺麗だし、出船を待っている間に女将さんが熱いコーヒーを配ってくれたりとなかなかよさそうな感じだ。

●風ないがウネリ高し
風が止んだため、釣り場は航程10分の真沖。前日の風の影響か、かなりうねり残っている。しばらく潮回りをした後、7時に開始となった。
ウネリがあるので竿は柔らかめの30-270の竿。錘は50号。ハリス6号の市販のヒラメ仕掛けに捨て糸は80センチとした。配られたイワシは大小いるがほとんどは15センチ以下の小型。親針は上顎に、孫針は背鰭前に打って仕掛けを投入。水深は30m前後である。潮は適度に流れているようだが、如何せんウネリが高く釣りづらい。

●開始当初はアタリ活発だが
2流目、竿先にアタリ。しかしウネリに船が乗ったときに竿が上がってしまいすっぽ抜け。餌のイワシはいなくなっていた。井上さんもイワシの頭を残して食いちぎられる。しばらくすると塩沢さんが「乗った!」と叫んで、無事ソゲ級をあげる。塩沢さんはこれでヒラメ連敗脱出だそうで非常にうれしそうだ。私も続かなくては・・・。
これだけアタリが出たのは朝の2時間はトモ流しだったせいのようだ。後には船尾を風下に向けるミヨシ流しとなり、この時に右舷ミヨシ2番目でも小ソゲがあがった。

 みな真剣に手持ちでやってます

●だんだんと渋くなる・・・
朝のうちはこんな感じでアタリも結構あったが、9時近くなるとほとんどアタリもなくなり、船長も根の際を流したりと盛んに場所を変えたりするが、どうも芳しくない。根回りにくると移動の合図が出るようで移動直前にあたることが多い。しかし針には掛からないのだ。
こんな時は気分転換と、船宿支給の朝食用の弁当を食べる。この弁当、船宿製とは思えないほどの出来の良さでなかなか旨い。噂のとおり、非常にサービスの質が高い船宿だ。

次第にウネリも収まってきたが、6名グループのうち、初心者と思われる人達は船酔いでダウン。右舷は1人おきでしか竿が出ていない状況だ。

●アカエソが邪魔
日も高くなって時折イワシに引っ掻き傷が出るようになった。活性が高くなったのであろうか。そう思っているうちに久しぶりに明確なアタリ。しかし引き込みなし。上げてみると何か魚はついているようだ。しかしこれはアカエソ。井上さんにも同じエソ。イワシを引っ掻いてたのはこいつの仕業であろうか?

 こいつがアカエソ。イワシかじります。

●またも井上さん奥さんが本命!
石廊崎沖に移動。しかしここもだめで結局もとのポイントへ。
井上さん奥さんが竿を曲げている。みんなに応援されながら上がってきたのは本命ヒラメ1.1kg。本日最大級であった。昨日のアマダイ、カワハギに引き続き絶好調を維持しているようだ。

 ヒラメタモ取りの瞬間

●アオリイカも登場
右舷ミヨシ、なにやら竿が曲がっている。魚の引きらしきものはなく、オマツリか?と思われたがどうも様子がおかしい。やっと仕掛けが上がってくると助手の人が「バショウだ、バショウ!」と叫びタモを持っていく。そう、大型のアオリイカが上がったのだ。井上さんが仕入れた情報では、アオリも結構ヒラメの外道で出るとのことだったので、アオリイカ用の仕掛けを準備はしていた。これを見てアオリの仕掛けを出そうかと思ったが、あくまで狙いはヒラメ、思いとどまることにした。

●奥さん2枚目をゲット!
井上さん奥さんの竿がまた曲がる。今度もソゲ級だが本命ヒラメ。このアタリの渋さからいってこれで竿頭間違いなしである。ほんとに絶好調で羨ましい限りだ。

昼近くなると西風がやや強くなり、右舷は日陰でひたすらアタリを待つヒラメ釣りではかなり寒い。寒さとともに、竿のほうもうんともすんとも言わなくなる。

●一発逆転狙うも・・・
ここは一発逆転を狙って、イケスに行って少し混じっている大羽イワシを持ってきて泳がせてみる。すると時々イワシが暴れる気配があるが、アタリが出るまでにはいたらない。井上さんも同様の作戦を取っており、同じような状況だったようだ。
そんな中、左舷ミヨシ2番目の人が立て続けにソゲ級2尾ゲット。ソゲとはいえ、これだけアタリが渋くなるとみんな羨望の眼差しで見つめている。

結局、13時になりそのまま終了。船中14名で6枚という貧果に終わると共に、ヒラメ連敗記録を伸ばすことになってしまった。今回もチャンスがなかったわけでなく、朝のうちならヒラメを掛けるチャンスも十分にあったと思う。

 2日間の釣果。ヒラメ無し。

どうも今シーズンのヒラメ釣りは年明けのアタリ活発だった時にバラしたり掛けられなかったりしてから不調だ。この泥沼から抜け出せるのはいつのことになるのであろうか?



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