潮濁って今ひとつ、相模湾のシロギス

ホウボウは良い型ですが・・・


  1. 日時:98年3月14日(土)
  2. 場所:茅ヶ崎沖〜平塚沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前7時30分〜午後2時30分頃


釣行記

3月14日土曜日、平塚・庄三郎丸からシロギス乗合に行ってきました。ここのところトップで30匹程度とまずまずの成績のようで、目標は20匹において出かけました。

6時15分くらいに船宿到着。実はこの時は好調のアジに乗るかキスに乗るか決めていませんでした。が、アジの方は既に10数名の名前が乗船表に書いてある。キスはまだ4名の名前しかない。左舷のミヨシは空いていたが、日のあたるはずの右舷のトモ2番目に席を取る。やっと庄三郎丸の社長に顔を覚えてもらったようで、11日に行ったタイ五目が潮が悪かったため全然釣れなかったことなど、いろいろと世間話をする。

天気が良いせいか乗合、仕立てとも大盛況。特にアジ乗合は2隻出すほど賑わい。キスも最終的には21名の盛況。私の陣取った右舷は11名でやや狭い。

キス乗合の第8庄三郎丸は進路を東に向け進む。

着いた場所は烏帽子岩の西の沖合いの18mダチ。ここで開始となった。ハリス1号の2本針、重り15号はいつもと変わらない。潮色が緑色でやや濁っているのが気になる。開始から数分たってもキスは上がらない。餌も取られない状態が続く。10分以上立ってからトモの人がやっと1匹。それからはぽつりぽつりと上がる程度。とてもキス釣りの状況とは思えないほど食いは渋い。

釣り始めてから1時間半経ってもいまだボウズ。時折アタリはあるのだが針掛かりしない。即合わせしたり送り込んだりしても効果無し。ここで新素材道糸からナイロン道糸に、竿もカーボンから昔から使っているグラス素材の竿に変える。良い人で2〜3匹の釣果、不調だ。しかしタックルを変えた効果か、小型ながら2匹のキスをたて続けに上げることができた。

着底後、軽くさびくとぐぐっというアタリ。すかさず合わせると魚の抵抗が竿先に伝わる。アタリの感じや引きからはキスではないことは確か。おそらくホウボウであろう。ハリスは1号なので慎重にやり取りし、タモ取りしたのは30センチ、良型のホウボウ。針をはずす間、グウグウと浮き袋を鳴らしている。こいつはバケツに突っ込んでもグウグウと鳴き続けていた。

この後もぽつぽつとキスが上がり、午前中で5匹という成績。両トモと左舷側は比較的釣れているようだ。これは左舷が潮上だからであろう。北風であれば右舷が潮上だったのだが、予想より早く風が南西に変わったからだ。ついていない。

11時過ぎからからは天気予報通り南西風が強くなり始め、うねりも出てきた。同時に潮流も変わり、右舷が潮上になるが、今度は潮の流れが飛び始めて、15号重りは簡単に流されてしまう。当然アタリも取り辛いし、重りを底につけておくことすら難しい。この状態では早あがりかなあ、と思ったがそんな気配は全くない。

トモの人はぽつぽつと良型交じりでキスを上げている。何がちがうのかがわかったのは終了まであと1時間の午後2時ごろであった。仕掛けは市販の一般的なものなのだが天秤が違った。よく見ると誘導式なのだ。これだ、と気づいた時にはもう残り時間はわずか。餌の残りも少ない。めんどうなのでそのままの仕掛けで続けることにした。船は潮回りの度に平塚寄りに移動し、いつのまにか相模川河口沖にいる。

「あと10分であがるよ」と船長。ここで気合がはいったのか終了間際の2投で2匹を追加することに成功。

結局、2時半に終了。キス13〜22センチ9匹、メゴチ17〜23センチ2匹、30センチのホウボウ1匹と不完全燃焼の釣果であった。両トモは20匹前後、特に左舷トモではホウボウが3匹も上がった。

潮の濁りのせいか非常に食いが渋く活性も低いキスに対して、誘導式天秤で食い込みをよくした人が良い釣果を得た、ということのようだ。

反省材料は明確なので、これらを考慮して再挑戦しようかと思っています。


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