2回目の挑戦は今ひとつ、下浦沖ハナダイ乗合

去年ダメだったアジも釣れました


  1. 日時:98年2月27日(土)
  2. 場所:戸田沖
  3. 参加メンバー:上甲、村田
  4. 時間:午前6時00分〜午後5時30分頃


釣行記

2月28日の土曜日、シーズン開幕直前の戸田に行ってきました。千代ボートは去年までやっていた堤さんが都合により今年はやらないことになっていて先行き不透明なのですが、どうやら3月1日には予定通り開業するようです。誰がボートの管理するのかは不明ですが。

当日は早めに戸田に到着し、村田さんの車の中で仮眠したのち、夜明けと共にボートを出す、という段取りにしました。

金曜日の午後9時過ぎに村田さんの家を出発。途中渋滞にまきこまれたりしながら1時頃に戸田に到着。そのまま後部座席をフラットにして朝まで仮眠。私は金曜日も釣りに出ていたので即縛睡。村田さんは寒かったりしてなかなか寝付けなかったようだ。

さて、時間は朝の5時。そろそろ東の空が明るくなりかけたころ、ボートの準備を始める。一度沈没し、メーカーの修理が終わった村田丸1号であるので若干の不安はあったが、戸田でも初釣りを目の前にしてそんなことは全く気にかからない。

だいぶ空も明るくなってきた6時過ぎにべた凪の戸田湾にボートを繰り出す。天気は晴れ、思ったより寒くない。

本日の戦略は、まず朝のうちに沖の魚礁回りでアジやあわよくば鯛を釣る。その後は以前に村田さんが大型アマダイを釣った実績のある場所でアマダイを狙う。また今回は航路を横切って対岸のポイントも狙ってみようということも考えていました。

まずは予定通り沖の魚礁回りへ。当然ながら他のボートはいない。

魚礁まわりのブイには大型船がついていたので、これに係留して釣り始める。ブイ回りは餌取りの雑魚が多いからだ。私は最近鍛えているウイリーシャクリ、村田さんはオキアミ餌のアマダイ仕掛けで始める。

今回から新魚探を使用しているが、これには時折小さい反応が出る程度。案の定、時々サクラダイやネンブツダイがあがる程度である。1時間ほどは獲物はなし。餌だけとられるという状態が続く。シャクルのも疲れたので私もアマダイ仕掛けにチェンジ。着底し、すこしシャクったところでやや大きいアタリ。しかし引きは弱い。あがってきたのは20センチに満たない子持ちのカサゴ。これは丁寧にリリースした。餌取りが激しいことと、午後は西の強風の予報のためいまのうちに対岸沿いをせめることにして、ボートをこぎ出す。2人で漕ぐと以外に早く対岸に8時半頃到着した。

ここでも魚探の反応はぽつぽつ。しかし餌取りが多いという状況にかわりはない。小さいアタリにアワセを入れると小気味よい引きが伝わる。上がったのはワッペンサイズのカワハギだ。どうやら餌取りはこいつららしい。これもリリースし、ややロープを縮めてポイント移動。1時間程状況変わらず。

これは潮加減が悪いことや風の具合であろうと判断。潮が変わる11時過ぎまで浜で休憩することに決定し、ボートを砂浜に戻す。

弁当で食事の後は、お昼寝。ぽかぽか陽気は初夏のような暖かさで風も心地よい。途中、野良猫と遊びながら、結局14時頃まで休憩してしまった。

気を取り直してボートを出す。コマセバケツの様子が何かおかしい。どうやらカラスにコマセを少し食べられてしまったようだ。油断ならない。

再度、沖の魚礁付近を狙う。しかし午前中と状況は変わらないようだ。そんななか、村田さんの竿がしなる。「なんか、重いぞう」とリールをぎりぎり巻いている。

水面には一瞬赤っぽい魚体が見える。アマダイか、と思ったが何か派手な魚だ。よくみるとこれは30センチを越すであろうミノカサゴ。こんなに大きいミノカサゴは珍しい。しかし棘の毒は強いことでも有名な魚であるため、ハリスを切ってリリース。ミノカサゴは波間に漂って遠ざかっていった。デジカメを車の中に忘れてきてしまったため写真に納めることは出来なかった。

状況が良くないため、湾奥に移動してみる。ここは村田さんが大型アマダイを上げた場所だ。しかしここも魚探の反応はなく、雑魚1匹かからない。

時間は16時前、いまだにクーラーには獲物がない。戸田の初釣りがこれではまずい。最後の望みをもって白い船のところに移動。ここは夕方アジの回遊があるはずだが、昨年の春はアジは全くダメだった。

途中、ゴムボートで釣りをしている人にようすを聞くと、一時期アジが釣れたようだ。この情報に少しの希望をもって白い船回りで開始。私はウイリー5本針仕掛け、村田さんはオキアミ餌だ。

2投目にやや強いアタリ。重量感もある。これは23センチのまあまあのカサゴ。とりあえずお土産ボウズは脱出。

しばらくコマセをまいていると、魚探に反応が現れ始めた。そこの方からシャクるとくく、というアタリ。しかしこれはネンブツダイの一荷。しばらくはネンブツダイに悩まされる。魚探をよく見ると底から20m付近まで大きな反応が出ている。そこからしゃくっていると5mもあげないうちにネンブツダイが食ってしまう。そこで上から25mの水深のところから試しにしゃくってみる。するとくくく、というアジっぽいアタリが。慎重に上げると小さいながらマアジが1匹。

「村田さん、上の方、20m付近にアジがいるようです」と私がいうのを受けて村田さんはサビキを準備している。その間にウイリーでアジを2匹追加。しかし、ウイリーでは仕掛け全長が3mを超え、取り込みにやや難儀し、水面でのばれも多い。

オーロラスキンでねらい始めた村田さんにもアジが上がり始めた。あたりはだんだん暗くなるが2人は夢中で、しかも狂ったような手返しでアジを釣る。

日もほとんど沈み、あたりもかなり暗くなるとアジのアタリも遠のいた。日没とともに釣れなくなるのもここの特徴だ。ちょうどコマセもなくなり、17時半頃終了。

釣果は2人でアジが10〜18センチ13匹、最後の30分位の成果だ。あと、私が23センチのカサゴ1匹と、昨年実績は上回る成果を上げることはできた。

最後の方に釣れ盛ったせいか非常に満足度は高い釣りになった気がした。

戸田には去年に比べてかなり水温は高く、また潮も汚れていないため今年は春からかなり期待できるのではないかと思います。


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