型小さいが好調、大原沖ハナダイ

今回の成果(小さいのはリリース)


  1. 日時:98年12月30日(水)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午後1時00分〜午後5時00分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

●竿納め・・・
年末・・・。釣りをする人は、この時期になると「納竿釣行」を意識しはじめる。今年最後の釣り、締めなのである。ボウズにならないように、手堅く獲物を手に出来る釣りを選ぶ人もいれば、来年に向けて思い残すことがないように果敢に挑戦的な釣りをする人もいる。さて、私の納竿釣行であるが・・・いろいろ迷った挙げ句、大原・臼井丸のヒラメを選んだ。ヒラメだけ、今年の釣りでリベンジが済んでいないのである。この思いを来年に持ち越すことはない。幸い大原港は大晦日まで船が出る。12月31日、大晦日に大原でヒラメ。これが私の納竿釣行となる。

会社は29日で終了。本当は会社自体は30日までだが、今年は休みをもらって30日から年末年始休暇に突入した。ということは30日も釣りにいけるのだ。31日大原に行くなら前日はどこか大原周辺で釣りをして、その足で臼井丸に向かうことを考えた。が、29日には、とある忘年会の予定が入り、30日の朝からの釣りにはちょっと辛くなった。そこにタイミング良く、30日は臼井丸が午後船を出す情報が臼井丸のHomepageに掲載された。ふと考えると、仕事の忙しさにかまけて臼井丸の予約を忘れていたことに気づく。すかさず予約のメールをいれる。予約OKのメールを受け取った後にHomepageを覗くと31日のヒラメは空席有りから満員御礼に変わっていた。危なかった。
午後船はハナダイ。今年は各地で海水温が高く、まだまだハナダイが釣れているのだ。

そうこうしているうちに仕事納めを終えて30日。途中渋滞を考慮し家を8時過ぎに出発。しかし渋滞はなく、早朝到着のときと同じ所要時間2時間ほどで大原に到着。ちょっと早すぎるので、「つり具」の看板を掲げているディスカウントショップに立ち寄る。と、防寒ウエアが結構安い。30分ほど物色し、店を出るときには13000円也の防寒ウエアを手にしていた。年末年始に備えて財布にちょっと多めの金をいれておいたのがいけなかったか・・・。

●午前のフグは不調
一度船宿に立ち寄ってから港へ。午前中のフグ釣りを終えた船が帰ってきた。どうもフグは最悪の状況でだったとの話。ちょうどフグ船に乗っていらしゃったMLの寺林夫妻に話を聞くとご夫妻で2〜3尾、ただ大型のイシガレイが2尾バケツにはいっており、最初ヒラメかと思ったほどだ。2尾とも奥様が釣ったものだという。素晴らしい。

さて、船は12時半過ぎに出船。私の席は右舷のトモ2番目。胴の間寄りの隣がMLの大場さん、更にとなりが寺林夫妻。つい昨日もMLのメンバーが数名臼井丸に集まったようだ。

港を出ると海は凪。風も弱く日差しが強く暑いくらいだ。予報では午後から北風が強く寒くなるとのことだったが、このころはそんなふうになるとは全く感じられなかった。

船は30分ほど沖に走り開始となった。まずは50mダチ。
竿・リールは、いつもウイリーしゃくりで使っているもの。錘50号。針は丸カイズの13号を使用。幹糸5号、ハリス3号20センチ3本針の胴付き仕掛け。錘は片天秤を介して装着し、天秤には30センチハリスで更に針を1本だした。枝スの連結にはクロスビーズを使用しいた。

●出だし好調!
開始直後、トモでハナダイ。更に大場さんにもハナダイ。私はバラシ。しかし2投目で無事ハナダイをゲット。ただ型はやや小ぶりである。開始当初は合わせのタイミングがつかめず、バラシや合わせ損ねもあったが、徐々にタイミングが合ってきた。今度は一荷でハナダイ。枝針と下針に食ってきた。下針の効果もあったようだ。

しかし潮回り後はアタリがやや遠くなった。それでも餌だけはなくなるのがこの釣り。細めな手返しが肝要だ。針先が餌の冷凍エビの口先くらいに出るくらしに針に装着する。エビのサイズはまちまちだから、大きいものは大胆に尾部をカットする。それでも頭だけかじられていく。ウマヅラなどの餌取りも多いようだ。

途中70mダチに大きく移動するが、ここではアタリなし。水深からして大型狙いだったのであろう、ちょっと残念だ。

●型は今いち・・・が、アタリ多い。
再び50mダチに。時折アタリがあると船中一斉にハナダイが掛かったりする。が、如何せん型が小さい。大きいもので25センチ見当。手の平サイズに満たないリリースサイズも結構掛かる。が、今日は私が経験した中では一番アタリの頻度が高く面白い。今回、天秤を使用しているのは実は密かにホウボウを狙ってのことなのだが、どうゆうわけか今日はホウボウが全く混じらない。たまに交じる外道はベラくらいか。

●さながらカワハギ釣り?
時間が経つにつれ、段々とアタリが小さくなってきたようだ。小さな竿先のモタレでアタリを取るか、頻繁に聞き上げてアタリを出すしかないようだ。以前の釣行記にも書いたが、さながらカワハギ釣りだ。だかそうやって苦労して掛けた時ほどうれしいものだ。

終了の17時まで概ねこのペース。結局16〜25センチのハナダイ16尾、28センチのウマヅラ1尾の釣果。一番釣果が渋いこの時期に、大原ハナダイでは一番よい釣果を出すことが出来、満足の行く釣りが出来た。

納竿釣行の前半は終了。明日のヒラメに備え、左舷トモにクーラーを置いて座席を確保。1998年に悔いを残すことがないよう、ヒラメをあげて今年の釣りを締めくくりたいものだ。

・・・この釣行記は30日の夜に臼井丸にて書き上げました。


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