本命渋いが大型ホウボウ出る。大原ハナダイ五目

仲良く大型ホウボウをゲットした女性陣


  1. 日時:98年11月22日(日)
  2. 場所:御宿沖
  3. 参加メンバー:上甲他3名
  4. 時間:午後1時00分〜午後5時00分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

11月の連休で天気が良いといえば観光地は紅葉の綺麗なところを中心にどこへ行っても激混みである。だが千葉方面の海の方であれば混雑もなく、遊ぶことが出来るであろうという推測から、今年の11月の連休22日と23日に、いつもお世話になっている大原・臼井丸に1泊2日で午後ハナダイ、翌日にショウサイフグ釣りを友人3名と一緒に行くことにした。

●あれ?フグは早上がりでないの?

東京を8時出発し、一路大原へ。首都高・湾岸線の大渋滞を回避し、京葉道路を経て約3時間で大原到着。コンビニに寄って港に行ってみる。午前船はフグに出ているはずだから好調ならもう早上がりしているはず。更にこの船はfuneturi-mlのOLMなのだ。しかし港には釣り船の姿は1隻もなし。ということはフグは不調なのかと明日のフグ釣りに不安がよぎる。

一度船宿に寄ってひと休みして12時前に再び港へ。やっと午前船が帰港した。よく見た顔の皆さんが上がってくる。釣果を聞くと、爆釣ではないようだがトップは束近く釣っているようで一安心。ただ、沖は相当寒いらしく、MLメンバーの大場さんがカイロをくれた。感謝感謝。

釣り座は左舷の胴の間に構える。乗船者は片弦7名の14名と盛況だ。

時間は12時半を回ったがまだ船は出ない。どうも港の入口で船舶の衝突事故があったようで、その影響で出船が遅れているようだ。

●ウネリ高く寒い。コンディションは今ひとつ

1時をまわったところで船長がやってきて出船となった。港ではそよそよだった北風だが海に出ると結構強く吹いており、ややうねりもある。連れの3名は酔い止めを服用しているが、この状況に耐えられるかとちょっと不安に。

波飛沫がきついため、キャビンに退避。30分ほど走って御宿沖あたりに到着し開始となった。連れもなんとか酔わなかったようで、釣り方を伝授し私も釣りを開始した。

30-210のハナダイ用のシャクリ竿に錘は50号。幹糸5号にハリス3号3本針を使用。連れの3名は船宿仕掛け。私は自製品(クロスビーズ)を使用した。

●1投目から本命

釣り場はやや深くて60m前後の水深がある。第1投、着底して聞き上げるとと微かなアタリ。あわせると確かな引き。しかしこれは15センチ程度のチビハナダイ。初物でもあるし、こいつの親が釣れるまで人質としてバケツに活かしておくことにした。

ウネリも高くなり、曇ってきたせいで風も冷たく寒い。早々と連れの1名は寒さに耐えきれずキャビンから出たり入ったりを繰り返している。。これで釣れればまだよいのだが、ポツポツと船中上がる程度。

が、ハナダイが掛かればクッションのない仕掛けのため、かなりの強い引きを楽しめるため、時々上がるハナダイに喜んでいる。全員本命ボウズ脱出で幹事の私は一安心。寒い中くじけそうになりながらもとりあえずツ抜けを目指す。

●大型ホウボウに感激

女性の連れの1名の竿が大きくしなっている。「巻けないよお」というので、根掛かりか?と竿を取ってみるとそうではなく、魚の抵抗を感じる。「大きいのが掛かっているよ」と竿を手渡す。なにせ水深は60m近くあるものだから巻き上げも大変だ。

やっと仕掛けが見えてきた。大型のハナダイか、と思ったがどうも様子が違う。水面に浮いたのは水色の羽を広げた大型のホウボウだ。慎重に抜き上げる。「こんな大きな魚を釣ったのは初めて」と感激している。幹事冥利に尽きることだ。

この後、もう一人の女性の連れも同級のホウボウを上げて女性陣は大喜びであった。結局、日も落ち始めた17時頃に終了となった。

<釣果>
私…ハナダイ15〜25センチ 7尾
連れ1…ハナダイ2尾
連れ2…ハナダイ3尾、ホウボウ40センチ1尾
連れ3…ハナダイ4尾、ホウボウ40センチ1尾

全体に今一つであるが、ホウボウが釣れたことで良しとしたい。これでも常連さんは20尾程度を上げていたらしいのでまだまだ未熟であることを思い知らされました。でも、天秤仕掛けを使っていたらしい。まだまだこの釣り、工夫の余地がありそうだ。


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