序盤はまずまず、東京湾カレイ

4人合わせれば大漁?


  1. 日時:98年11月8日(日)
  2. 場所:富岡沖
  3. 参加メンバー:上甲他友人3名
  4. 時間:午前8時00分〜午後3時00分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

●シーズン序盤のカレイに期待

めっきり寒くなってきた。こうなるとだんだんと釣りものも限られてくるようになってくる。今回も友人を含めた4名で比較的のんびり釣ろうということで釣りものを探し始めたものの、なかなか手頃なものが見あたらない。スミイカやイイダコという手もあるが「魚が釣りたい」という。タイ五目は最近行ったばかりだし、ワラサやメジは女性にはちょっと辛い。と、八景の一ノ瀬丸が「カレイ始めるよ」というハガキをくれていたのを思い出した。昨シーズンは行かなかったが、かつては、と言っても10年以上前だが、東京湾カレイにはよく行ったものだ。ということでシーズン序盤のカレイ釣りに決定。

●釣行延期で釣り日和に

本当は7日の土曜日に釣行予定だったが、日本海を移動中の低気圧のおかげで北の強風で翌日の日曜日に延期。おかげで天気は晴れで北風の微風で暖かく釣り日和に恵まれた。

当日は天気予報が良く混雑が予想されたため、出船2時間前に到着。カレイでは2番乗りで今回は4名での釣りのため左舷のトモから4名分の席を押さえる。で、結局出船時間まで人数増えず、左舷独占の大名釣りになった。やはりシーズン序盤だからであろうか?大型混じりでトップ10尾以上出ているという話しだったのだが、あまりの人気のなさに本当に大丈夫かとちょっと不安になる。ちなみに前日の釣果は小柴沖で0〜6尾。シロギスが7〜17尾混じったようだ。

船は定刻の8時に出船。今日は富岡沖でやるそうで、15分ほど走って潮回り。マダコ船で来たことがある場所だ。

船はアンカーを入れての掛かり釣りになった。こうなると断然トモ有利である。

錘は25号、片天秤にハリスは1.5〜2号(私は1.5号を使用)2本針の市販のカレイ仕掛け。竿はキス竿とカワハギ竿を使用した。餌はアオイソメである。

●アオイソメ初体験の女性陣

16mダチで開始となるが、ここで一つ障害が発生。女性陣が餌付けに難儀している。「虫は平気!」と言ってはいたが実際にイソメを見て泣きそうになっている。それでも何とか餌付けを教える。悲鳴を上げながらもなんとか餌付けをしているようだ。

しばらくはアタリ無し。ただ餌は取られている。2本竿で3分間隔くらいで聞きあげるタイム釣りのスタイルをとる。30分ほどして聞き上げた竿先にアタリが出た。これは本命マコガレイ。25センチ程度のまあまあの型だ。右舷トモの人もカレイの顔はみたようだ。

●典型的なカレイ釣りの様相

しかしこの後はフグがよく針掛かりするようになる。また時々ハリスも切られてしまうので針を結び直しながら釣り続けることになる。それでも30分に1尾くらいの割合でカレイが上がる。船長はミヨシのスペースを全部使い5〜6本の竿を出しているが、それでもあまり調子はよくないようだ。

外道には小型のメゴチが度々針掛かりしてくる。私の竿には17センチのシロギスも掛かったが、キスはこれ1尾のみであった。カレイ向けに大きめに餌を付けているので仕方ないか。

●イイダコはやっぱり白がお好き?

時折グ〜という重さでイイダコが上がってくる。やっぱり今年の東京湾はイカ、タコの軟体動物の沸きが良いようだ。

途中、チモトにパール玉付きの仕掛けに変えてみる。するとイイダコがかかる確率が友人達に比べてかなり高くなった。どうもこの白く輝くパール玉がイイダコ君のお気に入りのようだ。逆にカレイの食いは落ちていき、沈黙が続く。微風快晴の凪。人間にとっての条件はなかなか良いのだが・・・。

●ああ、大型カレイが・・・

置き竿のカワハギ竿を聞き上げるとグングンという今までよりやや強い引き。慎重に巻き上げると海面には大きめのカレイの姿。が、その瞬間針がはずれゆっくりとカレイは海底に帰っていった。目測30センチ程度か。

結局餌付けに消極的な女性陣は不振のまま15時に終了となった。

<私の釣果>
・マコガレイ 17〜26センチ 6尾
・シロギス 17センチ 1尾
・イイダコ 10尾

 クーラーの中身です

友人達はマコガレイが3、1、0尾であった。船長が釣ったカレイも3〜4尾頂いたので各自お土産にはなった。カレイのサイズは20センチ前後が中心であった。

久しぶりに挑戦の東京湾のカレイ、もう少し大型が出るかと思ったがやや期待はずれであった。富岡〜小柴沖はこれからは例年、産卵前の荒食いで大型が出るはずなので、機会があれば12月中にもう一度挑戦しようかと思っている。


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