イシダイ好調、大磯沖タイ五目

イシダイの釣果で竿頭!


  1. 日時:98年11月4日(水)
  2. 場所:大磯沖
  3. 参加メンバー:上甲他友人1名
  4. 時間:午前7時00分〜午後0時30分頃
  5. 潮時


釣行記

久しぶりにウイリーでしゃくりをやりたくなったので、今回は庄三郎丸からタイ五目に行くことにした。Homepageで状況を確認すると今のところ石鯛狙いのようだ。サイズは「刺身サイズ」、ということは30センチ前後と推測。イナダやメジが混じることも考えられるので持参の仕掛けはハリス1.5〜3号、更にカッタクリ道具も持っていく。バケと6号〜12号のハリスも念のため持参した。

今回の連れはアジ釣りの経験はあるがウイリーでの釣りは未経験。教えながらの釣りになる。

当日は5時過ぎに船宿到着。座席表にはアジ乗合に2〜3名の名前しかない。すかさずタイ五目船の右舷トモを確保する。

最終的には15名ほどの乗船者になったが、「ポイントを探りたいので2隻出すよ」と社長。大型の第17庄三郎丸に6名乗船で、私の右舷はなんと3名の大名釣りだ。私がトモ、連れを胴の間に配置する。トモは排気ガスが漂ってきて、乗り物に弱い連れが船酔いするのを防ぐためだ。

船は定刻の6時半に出船。「石鯛中心に狙います。シャクリは1秒間隔で早めに」と船長のアナウンス。船は15分ほど走って大磯西沖に到着し開始となった。シャクリ幅は底から12mまでの指示。

ハリス2号、針チヌ2号程度の3本針ウイリーの船宿仕掛けか市販品を使用。先針は空針でオキアミを装着する。錘60号のサニービシM〜Lを使用する。クッションは1.5ミリ径50センチとした。

まずは連れに釣り方をコーチ。教えている最中の2度目のシャクリでアタリ。これは手のひら級のイシダイ。丁寧にリリースした。一通り教えたところで私の釣りも開始。ベラやネンブツダイや小型のムロアジの外道に悩まされるが、20分ほどした頃、シャクリ上げる時にひときわ強い引き込み。慎重にやりとりして上げると26センチの本命イシダイ。「お、イシダイでた?」と左舷でリモコン繰船しながら釣っていた船長が見に来た。どうやら船中1号らしい。

その後もときどき潮回りはするものの基本的に同じ根を攻めているようだ。比較的早めでシャクリ幅も大きくしてやるとポツポツとイシダイが食ってくる。

 30センチ弱のイシダイ

午前中は北寄りの微風でベタ凪。途中潮止まり時は食いが止まったがそれ以外はポツポツと石鯛があたる。大きさに似合わず強い引きなのでドラグをゆるめにしてやりとりする。

途中、イシダイより大きな引き込み。ドラグを滑らせて魚が走る。イナダか?と思い更に慎重にやりとりする。海中に見えた姿は白っぽいのでイナダと確信したのだが、水面まで上げるとイナダにしては白すぎる魚体を確認。なんとこれが40センチオーバーのウスバハギのスレ。道理で引きが強いわけだ。旨い魚だと聞いているので血抜きしてキープする。

 珍しいウスバハギ

連れの竿が大きく曲がっている。おお、これは大物か?ということで横で終始コーチングしながらやりとり。海中に見えてきたのは赤くてヒレが黄色い魚。「アマダイだ!」と思わず叫んぶと他の釣り人の注目を集めた。が、よく見るとこれは大きなイラ。以外と白身が旨いという話しも聞くのでキープした。

 大きなイラも釣れました

この後連れもウスバハギをスレであげる。さらに左舷でも2尾のウスバハギが上がる。こんなにウスバハギが上がるのも珍しいのではないか。

昼近くなると水面にマルソーダが見え始め、ときどき仕掛けに掛かり始めた。その中で平ソーダやサバが混じる。良型のみキープした。午前中でイシダイは9枚の成果。9枚中7枚はオキアミ、他の2尾はオレンジとピンクに食って来た。

午後になると南西の風が吹きはじめあっという間に海はウサギが跳び始めた。ここでやや平塚よりに移動する。既に瀬の海の船は上がり初めているとのことでこの流しで早上がりするそうだ。結局この流しではコアジが釣れたのみで終了となった。

<釣果>
・イシダイ 25〜30センチ 9尾
・ウスバハギ 40センチ 1尾
・平ソーダ 32センチ 1尾
・サバ 35センチ 1尾
・ムツ 25センチ 1尾
・チビアジ 1尾
・小型ムロアジ、マルソーダ、サクラダイ等雑魚多数

 今回の成果。イシダイ4尾はリリース

久しぶりにウイリーの五目釣りを堪能できた釣果だった。イシダイは平均で2〜3尾だったようだが、風が吹かなければもう少し数は伸びたと思う。


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