小型多し、葉山沖カワハギ

このころはまだ元気(後に船酔い・・・)


  1. 日時:98年11月1日(日)
  2. 場所:葉山沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前7時00分〜午後2時00分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

ここのところ青物だ、イカだ、とちょっと道具立てが大げさになる釣りが多かった。こうゆう時にはふと小物釣りでもしたくなるものだ。そうゆう矢先に、以前泳がせでワラサを釣らせてくれた葉山の愛正丸からメールが届いた。11月からカワハギを始めるそうだ。そういえば東京湾のカワハギは盛況を極めているようだし、相模湾の一部の船宿のカワハギ乗合の成績もなかなか良い。あまりカワハギをやらない葉山の船宿であれば妖怪のように腕がよい常連さん連中もおらず、気を使わなくても良さそう、いうのもあって好調のマダイに惹かれる気持ちを抑えてカワハギ乗合初挑戦となった。

当日は5時に船宿に到着。席確保よりは港の駐車場確保が目的でこの時間に着くようにした。船宿の受付を済ませ、船に席を確保に行くと左舷トモに1名だけで私は2番目の到着。右舷トモに釣り座を構える。マダイやアジの船は結構座席が埋まっていることから、やはりカワハギは初日と言うこともあって空いているであろう。比較的釣り座による優劣もつき辛いということもあるのだろう。

餌はアサリで受付の時にもらう。むき身と殻付きを半分づつにしてもらったので6時頃からアサリ剥きを始めた。カワハギは手漕ぎボートでしかやったことがなく、こんなに大量のアサリを剥くのも初めて。30分かけてなんとか終了。しかしうまく剥けたとは言い難い。これは慣れが必要な作業だ。

船は、まさみ丸と愛正丸で1隻出し、という形。出船時間が近づくとだんだんと乗船者も増え、結局片弦7名程度と初日にしては盛況で7時に定刻通り出船した。錘30号に1.9mのカワハギ竿。ハリス3号の市販の仕掛けを使用。集寄はきらきら光る一般的なものを使用した。

港を出ると船は南下し、手漕ぎボートもひしめく森戸海岸の名島沖でスローダウン。凪のため手漕ぎボートもかなり沖まで出てきている。あらら、こんな近場なの?と思っていると開始の合図。水深は17m。手漕ぎボートはほんのすぐそこにいるし、この船より沖合いにもボートがいるほど。みんなカワハギ狙いであろうか?

さて、セオリー通り着底したらすぐに糸ふけを取る。するとすぐにアタリがあり即アワセすると乗った。が、これはベラ。次もベラ、また次もベラ。タナが低いか?と思い、着底後すぐに1.5ほど底を切る。今度はベラとはやや違う引きでやっと本命ゲット。がこれは10センチ程度のリリースサイズなのでお帰り願う。この後もポツポツと釣れるが、ほとんどがリリースサイズ。

途中使っていた蛍光緑の錘を失う。どうも錘を結んでいた糸をフグが食いちぎったようだ。で、普通の錘に変えたとたんに食いが落ちる。よく見ると胴の間でよくカワハギを掛けている人も蛍光緑の錘を使っている。そこで集寄を蛍光緑ベースのものにチェンジする。ともとのアタリのペースに戻るではないか。葉山のカワハギは緑が好みなのであろうか。

 このうねり、結構大きいです。

あまり型の方が良くないせいか、船はやや大きく移動し長者ケ崎沖へ。しかしこのころから南風が吹き始め沖からウネリが入り始め釣り辛くなる。朝のうちはベタ凪で油断していたのか私はやや船酔い気味で集中力を欠く。慣れない餌付けのために下を向く時間が多かったことも原因であろう。手漕ぎボートもみんな避難してしまったようだ。南風が吹いてくると食いも落ちるのが葉山の海の特徴でもあり、このころからアタリが出にくくなった。

加えて今日卸したてのカワハギ竿が合わせをくれたとたんに穂先が折れるアクシデント発生。なんてこった。後半は予備のキス竿でやったが、どうしてもアワセのタイミングはやや遅れてしまう。が、竿を変えたとたんに23センチの良型カワハギをゲット。波が高いながらも食いはやや上向いたようで船長はこまめに潮回りをして何とか釣らせようとしてくれる。そのおかげか同型をもう1尾釣ることが出来た。

終了間際はまた名島回りを攻めるがやはり小型が多く定刻の14時に終了となった。

 クーラーの中身。

<釣果>
・カワハギ チビ〜23センチ 18尾(リリースサイズ13尾)
・ベラ、キタマクラ 多数
※リリースサイズは目測15センチ以下

途中居眠りしたりしたせいで釣果も今一つ伸びず。しかも18尾のうちリリースせずに済んだのは5尾のみでした。集中力を欠くと餌付けもややいいかげんになってしまいます。反省。

トップは左舷トモでカワハギ初挑戦の人が34枚。これだけ釣ると手元にも20枚弱のカワハギが残るよだが、本当に小型が多かった。数の全体平均10〜15枚程度だと思われる。うねりと南風ががなければもう少し伸びたでしょう。

葉山の船が攻めるカワハギポイントは今のところ手漕ぎボートの守備範囲内なので次回はボートにしようかなと思っている。


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