リベンジ成功!剣崎沖ワラサ

やっと自分で釣ったワラサを載せられます


  1. 日時:98年10月20日(火)
  2. 場所:剣崎沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前6時00分〜午後13時00分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

9月21日剣崎沖、10月11日神子元島沖、10月17日剣崎沖。いずれもコマセでのワラサ釣りでボウズに終わった釣行だ。9月12日の勝浦沖カモシも入れると青物コマセ釣り4連敗の真っ最中である。このまま苦手意識をもってはいかん、ということで何としても今シーズン中にワラサを1尾釣り上げたかった。そこで、20日の火曜日に、振休を利用してワラサリベンジを企だてた。リベンジも既に3度目である。今回こそは返り討ちにあわないようにしなければ。

台風10号の影響も18日の日曜日だけで19日にはうねりの中を出船した船宿も多かったようだ。神子元の剣崎もなかなか状況は良いようだ。フィーバーの真っ最中で人も少ないであろう神子元も考えたが、ウイークデーに1人で行くには体力的にちょっと辛い。そこで、やはり剣崎沖を考えた。問題は船宿選びである。松輪港は今崎激しいだろうし、最初に利用した志平丸は定休日である。と、funeturi-mlでワラサ釣りでは評判のよかった剣崎間口港の喜平治丸を利用することにした。

この船宿は先着順に釣り座を選ぶが、待合所のドアのところにノートが掛けてあり、これに先着順に記名する。3時半に待合所が開くと、これに記名された順番に座席を選ぶというシステムだ。なので前日に電話したときも3時半には来たほうが良いというようなことを言われた。

当日は気合いをいれて2時前に間口港に到着。しかしノートには既に6名の名前がある。2隻出しになれば四隅のどこかはとれる順番ではある。記名後、待合所近辺に車を止めて仮眠。3時半になって待合所が開いたらしく、他のお客さんが起こしてくれたので、待合所に向かう。待合所は普通の大部屋になっており、ここでお茶を飲んだり、朝にはみそ汁のサービスがある。

順番に名前が呼ばれ席を決めていく。記名したのは17名程で、やはり2隻出しになるそうだ。先着の人たちはグループが多いようで、大きい方の船(第3喜平治丸)は四隅が埋まっているが、小さい方(といっても大きい船ではある)の第1喜平治丸は席が埋まっていない。迷わず第一喜平治丸の右舷ミヨシをとる。ワラサで四隅でボウズということは見たことがないので、これで今日はボウズ回避は確実、と一安心する。

乗船料と氷代は一緒に支払う。その後、外の冷凍庫の前でオキアミを購入する。今日は1船10名程度の乗船でコマセが効きづらいため、オキアミを多めに持っていってアミコマセはなるべく使わずにやって欲しいとのことだ。ということでオキアミ4キロを2000円で購入しておく。

5時を過ぎたので、船着き場に向かう。船には明かりが灯り釣り人が準備を始めている。結局第一喜平治丸は10人乗船、第三喜平治丸が12名乗船で、6時少し前に出船となった。今回の目標は第一にボウズ脱出。あわよくば2尾釣ることが第二目標だ。

港を出ると船はエンジン中立で待機し6時を待つ。6時になると同時に猛ダッシュ開始。最大速力で釣り場に向かう。北風がやや強く波があり、張り出しに座る私はジェットコースター気分。しかしこの船、ほんとに速く間口港からがポイント(剣崎の中では一番沖合の場所)には一番近いようで、トップで釣り場到着となり開始となった。

 早朝のワラサ船団もピークより少な目

朝のうちは餌取りも多いであろうから、手返し重視で電動リールを使用。竿は80-270の7:3調子。サニービシ80号Lサイズ、クッションは3ミリ径1m、ハリス8号4ヒロにヒラマサ針12号を使用した。オキアミはとりあえず1尾掛けとした。コマセはオキアミオンリーである。

糸は左前方にふけていく。2枚潮でもなさそうだし、右舷ミヨシは潮下である。これは期待できそうだ。

あっと言う間に船団が形成された。タナの指示は7〜8mで、そこから1m切ってから3度に分けて徐々にコマセを振り方を大きくしながら3度に分けてこませてからタナを取るやり方をとった。開始から20分ほどは沈黙。

船長から「いい反応出てきたよ、コマセ撒いて!」と激が飛ぶ。するとタナをとったばかりの私の竿にアタリ。そのまま竿先が大きく曲がった。「食った!」と叫び竿を立てる。最初の突っ込みで少しドラグが滑る。これに耐えた後ポンピング開始。重量感もあり、ときおり見せる引き込みも強い。これがワラサの引き、葉山で釣った2キロ級とは全然違う。

やっとビシが見えてきた。ハリス掴み手繰る。さいわい水面ではさして抵抗せずに仲乗りの大船長のタモに無事収まった。船中1号のワラサである。そして3連敗脱出を告げるワラサでもあった。とりあえず第一目標を早々と達成出来て一安心。しかしここで安心したのがいけなかった。

 50Lクーラー中のわらさ

ミヨシ寄りの人には次々にアタリが出てワラサが取り込まれる。僚船でも竿が曲がっている光景が目に付く。いずれもミヨシ寄りだ。これを見て食いが立っていると判断しハリスを10号に交換した。が、20分ほどやってもアタリもない。そこで再び8号に戻してみた。その直後に再び竿先が突っ込んだ。慌てて竿を持ち、竿尻をへそにあて竿を立てる。と、同時に強い突っ込み。その瞬間竿先が戻ってしまった。痛恨のハリス切れである。変えたばかりの仕掛けで起きたので、何か結び方が悪かったのか?前回も唯一のアタリでハリス切れでバラしている。今後の反省材料だ。

となりのおじさんもワラサを掛けたので仕掛けを回収してタモいれアシストする。やや小ぶりながら無事上がり親指を立てて満面の笑み。その隣のお兄ちゃんもオマツリして逆弦側で取り込まれてしまったが、無事ワラサをゲットし大喜び。なんか非常に雰囲気が良い。

9時を回ると食いが落ち、竿が曲がることがなくなった。ここで竿を50-300の軟調子の竿にチェンジ、ハリスも6号6ヒロにし、置き竿スタイルで狙うことにする。しかしこの後はずっと重苦しい沈黙が続く。ときどきソーダが掛かってはオマツリするだけ。

私もビールが回って眠くなったのでしばらく横になる。北風はあるのだが、日もさしてきて非常に心地よいのだ。

このまま終わりかと思われた12時前、船長は移動を告げ大きく港よりに移動。既に船団が出来ており、また次々に船が移動してくるので食いがたっているのだろうと期待し気合いを入れ直す。

しかしこの場所ではビシは大きくトモに向かって流れていく。どうもミヨシは潮上になったようだ。僚船でヒットする光景が見られるが、いずれも胴の間からトモ寄りだ。本船も同じでトモ寄りでヒットしている。本日2回目の時合いだ。隣のおじさんが再び掛けた。が、これは取り込み時に針がはずれてしまう。しかし、数分後に再び掛けて今度は無事取り込み。
「潮が速いから、下から8mでなく6、7mにしたほうがいいよ」とアドバイスしてくれた。

その通りに手返しよくやってみるが、私の竿にはアタリなし。あげくのはてにタナが低すぎたのかビシが根掛かり。はずすのに苦労していたら道糸が手前マツリ。結局道糸は高切れさせることに。やっと再開の準備ができたところで13時を迎えたため終了となった。

結局船中0〜2尾でしたが、場所に集中することなく平均にアタリが出て、ボウズの人もバラしのためのようでした。。もう1隻では右舷胴の間の人が5尾でトップ。ワラサの食いはシケ後初日の昨日月曜日よりは悪かったそうだ。

私のワラサは後検量で4.1kg、70センチとまあまあの型でした。とりあえずワラサの鬼門破りに成功し、まずまずの釣行だった。

今回の剣崎沖のワラサ船団はざっと60隻程度。9月下旬には平日でも100隻以上の船が出ていたことを考えるとだいぶすいた。松輪の有名船宿の船も片現7〜8名乗船の船が多かった。も剣崎ワラサも終盤戦か?


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