リベンジならず!神子元ワラサ

ん?このワラサは・・・誰の?


  1. 日時:98年10月11日(日)
  2. 場所:神子元島沖
  3. 参加メンバー:上甲、他funeturi-mlメンバー12名(OLM)
  4. 時間:午前6時30分〜午後12時00分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

●神子元ワラサ好調!

神子元島まわりのワラサ好調の報が入ったのは10月初旬。平日ながらボウズなしの釣果が軒並み報告されていた。タイミング良く11日の日曜日はfuneturi-mlのワラサOLMに参加予定だ。もう週末に向けて期待は高まるばかり。ところが、金曜日からワラサは下降線。土曜日も新聞の釣果は今一つ。どうやら凪倒れのようだ。ああ、日曜日まで勢いが続かなかったか、と半ば諦めモードではありましたが、神子元への釣行は初めて、何事も勉強と支度を整え、夜中の12時に自宅を出発した。もちろん今回は、剣崎でワラサボウズを食らったリベンジを兼ねている。

今回利用するのは下田は弓が浜・伊豆忠兵衛丸。銭洲遠征では有名な船宿だ。集合は駐車場に4時半、所要時間は4時間を見込んだ。小田原厚木道路、真鶴道路、135号と順調に走破すると3時過ぎには船宿についてしまった。とりあえず、駐車場で仮眠する。

4時頃に駐車場の奥で作業をしている車の音で目が覚める。見てみると、今回参加のみっちゃんとアリパンさんだ。車から出て挨拶をする。駐車場奥の氷蔵庫から氷をクーラーに積んでいたところだった。私もクーラーをトランクから出して氷を積む。その後、船宿に待合い室に行くと明かりがついていてm数人が談笑していた。初対面の川口師匠、君枝さん、君枝パパの3名であった。とりあえず挨拶し、しばしお話を聞く。やはり昨日は食いが渋かったようで、6号6ヒロの仕掛けも必要とのこと。とりあえず1組は食い渋り用に作ってあった。

5時近くになったので、車で港まで移動する。港の駐車スペースは狭く、入りきれない車は少し先の手石港に駐車することになる。

●また左舷の胴の間・・・いやな予感が。

参加者が全員揃ったところで席決めである。まずは右舷左舷で希望者に別れ、あとはじゃんけんとなった。私は左舷側で2番目に負けてしまい、トモ3番目に席を構えることになった。左舷胴の間に入ったときはあまり良い思いしていないんだけどなあ、仕方がない。

今回の船は第23忠兵衛丸で普段は銭洲遠征に使われているベッド付き大型船だ。片弦7名と釣り座にはゆとりがある。

辺りのだいぶ明るくなった6時に船は河岸払い。北風が強く、港を出ると白波が立っているのが分かる。ご来光を拝みながら、船は中速で神子元まわりへ向かう。以外と近く20分程で到着するが、開始は6時半なので待機となる。開始3分前から船長のカウントダウンが始まる。
「2分前〜、支度急いでよ〜。1分前だよ〜。。。5秒前〜・・・。はい、やって〜」
で一斉に仕掛けを投入し、開始となった。

●序盤戦好調。ヒット続出!

80-270の竿に電動リール。仕掛けはハリス8号4ヒロ、ヒラマサ針の12号、3mm径クッション1mにビシはサニービシジャンボ100号を使用した。タナは上からで40m前後。指示ダナより5mほど沈めてコマセを振りながらタナを合わせるやり方だ。

投入するとビシはトモの方に大きく流れていく。しかしタナを取ると道糸はまっすぐになることから、二枚潮であることがわかる。が、隣との間隔も結構あるのであまりオマツリすることはなかった。

しばらくたつと、ミヨシ2番目でヒット。ワラサだ。続いてミヨシ、ミヨシ3番目でもヒット。右舷でもあたったらしい。「さあ〜、竿振ってえ〜、コマセ撒いてえ〜」と船長が叫ぶ。自然と腕にも力がはいる。ところがここで電動リールにトラブル。どうも電源コードと接触不良で電源入ったり入らなかったりする。とりあえず投入時に水深計を見ることはできるので、この時合だけはこのリールをだましだまし使った。

●すわっ!大物か?

ミヨシ寄りと左舷トモ(この人は常連さんでMLメンバーではない)では好調にヒットが続いているようだ。時折オマツリしていは中乗りさんが「糸ゆるめて〜」と大声で叫んだりしている。そんな中、私の竿にも待望のアタリ。コマセ振ってタナを取った直後に竿先がフワフワ、その後、ギューンと海中に突っ込んだ。キーパーに掛ける前の持ち竿だったが、竿が立たない。ドラグが滑って数m道糸が出ていく。と、ふっと竿先が軽くなった。しまった〜、と心の中で叫ぶ。仕掛けの回収に入るが妙に軽い。上げてみるとなんと天秤から先が無くなっている。道糸から切れたか、道糸とスナップの結びがほどけてしまったのだ。ああ、なんたること。もっとよく道糸連結部の点検をしておけばよかった・・・。なんとなく、ここでツキが逃げていったような気がした。

●ビシと共に離れていったツキ・・・

サニービシのジャンボは1つしか持ち合わせがなくその後は予備のビッグで責める。ハリスも10号にアップした。後から聞いたのだが、この道糸切れのタイミングで右舷側では根掛かりでビシを失った人が3名もいたらしい。もしかしたら私のも根掛かり?いや、あれは明らかに魚の引きだった。きっとヒラマサに違いない。うんうん、そうだそうだ。

この後も右舷のミヨシよりは好調。未確認情報で右舷は全員型を見た、ということ。不調の左舷トモ寄りでは胴の間の2名(私と船橋さん)がボウズであった。

●型見ずは私だけ・・・?

アタリも遠のいて一段落した9時頃、隣の船橋さんにアタリ。無事3キロ級のワラサが取り込まれる。これでボウズは私1名だけ。あせる私。リールを手巻きレバードラグに交換し、以後、竿をキーパーに置くことはせず、ずっと持ち竿で誘い続けた。

途中、中乗りさんにハリス6号、6ヒロにしたほうが良い、というアドバイスを受け、仕掛けをチェンジするも効果無し。時間は11時を回り「ボウズ」の敗色濃厚になってきた。それでも竿を振り続ける。船に乗ってからは水も飲んでいない。それくらい懸命にやっているのだが、気合いが空回りしているのか。

●終盤の食いに賭ける!しかし・・・

また右舷の方ではあたりだしたようだ。これが最後の食いだろう。懸命に竿を振る。しかし空振り。。。

右舷で好調の川口さんがワラサもってやってきた。「これあげるよ、6本釣ったし」。うわ〜6本かあ、すごいなあ。もらったワラサを締めてクーラーに。そういえば今日一緒に帰る予定のびんさんの釣ったワラサにクーラー間借りさせていたっけ。35Lだとワラサ2本でいっぱいだ。やっぱり50L買おう。

ということで、12時になり無情のタイムアップ。結局船中の釣果は以下の通り。
ミヨシ                           トモ
(3) (3) (7) (0) (2) (0) (1)
君江父 君江さん  川口さん 塩満仲間 塩満さん 塩満仲間 BINさん
みっちゃん 松本さん アリさん 船橋さん 上甲   中野 先生
(1) (1) (1) (1) (0) (1) (5)

●工夫が足りず、ワラサ返り討ちにあう

あとで聞いたところ、朝の食いが落ちたところで皆さんハリスを6号に落とし、6ヒロにしていたようです。私は言われるまで8号4ヒロだったので、潮上で不利なうえにこの仕掛けでは釣れるわけはありません。予備のジャンボビシをもって行かなかったことも敗因かと思われる。

帰りは伊東のあたりまではまあまあ順調だったが、真鶴道路入口からは大渋滞で動かず。仕方なくUターンして箱根回りで帰宅。西荻のびんさんを送って家に着いたのは22時頃でした。

もらったワラサを検量したところ4.5kg。翌日刺身で食べたが、脂ののりも手頃で旨かった。今度こそは自分で釣りのだ、と誓うのだった。

ちなみに翌月曜日から水曜日までは神子元ワラサは大爆発していたようです。


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