剣崎は今日もダメだった・・・ワラサ玉砕

剣崎沖ワラサの大船団です


  1. 日時:98年9月21日(月)
  2. 場所:剣崎沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前6時30分〜午後1時30分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

9月の10日あたりから東京湾剣崎沖ではワラサの回遊が始まったようで、ここのところは剣崎港の船宿を中心にワラサフィーバーが伝えられている。剣崎沖は大変人気のある釣り場であるため、休日はもちろん平日でも港の駐車場に車が入りきれないくらいに混雑する。

平日の剣崎港以外の船宿からの出船ならばすこしはすいているかと思い、21日の月曜日に佐島・志平丸からワラサ乗合で出た。

前日に徹夜で戸田に釣りに行っており、その疲れのせいか、目が覚めたのが4時10分。出船は6時なので大急ぎで支度をして出発した。慌てていたせいで冷凍庫の付け餌用オキアミとイカ短を忘れてしまった・ビールはしっかり持ってきたのに・・・。

●平日での大盛況のワラサ

何とか5時10分頃に船宿に到着。店の前には既にかなりの人がいる。あら〜、すいていると思ったのに・・・。駐車場に車を入れると隣の海楽園はひっそりとしている。そういえば、海楽園も今日からワラサ乗合を出すはず。こっちにしようか、と一瞬迷ったが、やっぱりこ行きつけの志平丸に乗ることにした。

ワラサ船は既に両弦とも9名入っている。そこで左舷の胴の間に席を取った。乗船料には氷1つと付け餌用のオキアミが含まれている。「他に何かいらない?」と受付をしてくれた船長が言うので仕掛けを1組購入。

更に「他には?」というので「オキアミはこれで足りますか?」と聞くと「足らねえかもなあ」と船長。「あ、コマセ混ぜてるんですね」と言うと「ああ、小振りのオキアミだけどブロックもあるよ。」「じゃあ、それも下さい。」締めて9500円也。

「これ使う?あげるよ」と言って出してくれたのは、多分前日の客が残していったオキアミ付け餌を再冷凍したもの。ありがたく頂戴した。

結局船は19名を乗せて6時に出船。こんなに込んでいる志平丸は初めてだ。ただ、船は今年就航したばかりの大型新造船。これだけ乗せても隣との間隔は1m以上保てる。

●ワラサ大船団!

30分ほど走って剣崎沖に到着。既に大船団が形成されている。潮回りの間にもいくつかの船でワラサが取り込まれている光景が目に入り、いやが応でも気合いが入る。

船団の一番湾口よりの方で開始の合図。タチは40m。指示ダナは底からハリス分プラス1〜2m。今回は新調したシマノのレバードラグリールにPE6号、80号負荷の2.7mの竿。仕掛けはサニービシ80号Lサイズに3mm径クッション1m、ハリスは8号5mにヒラマサ針12号。ハリスは10号の仕掛けも準備した。80号負荷の竿にしたのは、ワラサをガンガン浮かせることが出来るであろうと考えたから。だが、他の乗船者の竿を見るとマダイに使うような長くて胴調子の竿を使い人も多かった。

ビシを投入すると、道糸はトモの方にすーっと流れていく。相当潮が速いようだ。が、底ダチは何とか取れる。いわゆる2枚潮のようで、サミングしながらビシを落とせばなんとかなった。

●ミヨシは好調にヒット続き

しばらくは音沙汰なし。と、ミヨシで「食ったよ」という声。竿が見事な満月を描いている。しばしのやりとりの後、でかいワラサがタモ取りされた。目見当で4キロくらいか。コマセを撒く腕にも力が入るが、これは単発だった。この後はミヨシよりの席ではポツポツとあたり、ワラサが取り込まれていくが、胴の間から後ろはアタリがない。

「ずっと置き竿じゃダメだよ。水深は変わるから、底ダチは取り直してね」と船長。

新調リールの癖がつかめず、底ダチ取り直しの時に道糸がバックラッシュ。これをほどいている時にマルソーダが食ってきた。とりあえず丸ボーズは脱したが・・・。

ミヨシよりは比較的好調を維持している。特に左舷ミヨシの常連さんは3本目を上げた。やはりこの釣り、釣り座が勝負か・・・。

9時頃まではこのペース。しかし台風の影響の南東風が強くなり始めると、こんどはトモ寄りでアタリ始め、トモ、トモ2番目とワラサをゲット。その隣の人は痛恨のバラシ。さらにその隣、つまり私の隣の人も逆弦とオマツリしながらも5キロ級のワラサをゲット。ハリスに12号を使用していたので、オマツリにも関わらずガンガン巻き上げ、さらにタモを使わずに抜き上げてしまった。さあ、次は俺か、と思ったところでこの時合も終了してしまったようだ。

●中だるみか?

10時頃に潮止まりを迎えるとぱったりとアタリもなくなり、餌もそのまま上がってくるようになった。私のミヨシ寄りの隣のおじさん達もぼやき始めている。気が付けばみんな置き竿でそのまま。完全にだらけムードである。

僚船はざっと数えると100隻。特に名の知れた船宿の大型船は30人乗せているのもザラで、中には40名近く乗せている船もいた。また船も剣崎港はもとより、久里浜や走水の船もおり、ワラサ人気を物語っている。

時折雨がぱらつく曇り。晴れ間のあり南風のため結構厚い。カッパの着脱を何回したかわからないほどだ。

●城ヶ島沖へ

時間はあっという間に12時を迎えた。すると船長が城ヶ島沖への移動を告げた。剣崎でこれ以上がんばってもだめであろうとの判断だ。

船は20分程走って城ヶ島の真沖へ。タチは50m前後。ここも潮は速い。が、ここでも船中アタリはなし。結局13時30分に終了となった。

●青物2連敗

トップは左舷ミヨシの4本で右舷ミヨシが2本。左舷の釣果は、私が確認した限りでミヨシから、4、1、0、0、0、0、1、0、1、1。ミヨシよりの0が4つは私も含めてアタリすらなかった人達である。

クーラーの中はマルソーダとお土産にもらったワカメだけである。
青物チャレンジは2連続でボウズをくらってしまった。今年中に絶対にリベンジをしてやるのだ。


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