メジだカツオだ!相模湾カッタクリで爆釣!

今回の成果。爆釣!


  1. 日時:98年8月20日(木)
  2. 場所:平塚〜茅ヶ崎沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前6時00分〜午後12時30分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

8月20日(木)、平塚・庄三郎丸よりメジ・カツオ乗合に行ってきました。

●カツオフィーバー!

今週初より大型本ガツオの群が相模湾に入ってきたようで、凪にも恵まれ連日の好釣果。いてもたっていられず、会社休んで急遽の釣行となりました。

当日は朝5時前に船宿に到着。メジ・カツオは2隻出しの予定で、1隻目は4角はもとより、既に10名程度の席が埋まっている。そこで、社長の勧めもあって空いていた2隻目の左舷トモを確保する。これが今回の成績に大きな影響を与えたようだ。

2隻目は6時半出船の予定であったが、次々に席が埋まり、結局3隻出しとなったため私の船は6時出船となった。平日でこの盛況ぶり。カツオフィーバーである。カツオもいいか、私はメジをまだ釣ったことも食べたこともない。実はメインターゲットはメジだったりもする。

6時を少し過ぎたところで私の乗る第10庄三郎丸は出船。ひたすら真沖を目指す。今日の予報はやや強い南西風。海が悪くなることが予想されたが、この時点では多少のうねりがある程度だった。

船宿の仕掛けはハリス14号2.2mの1本針でバケはハモかバラフグ。切れると危険なのでクッションゴムは禁止。全員カッタクリである。

●メジだあ〜^^)

20分ほど中速で沖に出たところで鳥山を発見。しばらく潮回りの後、開始となった。指示だなは25mより上。まずは船宿仕掛けのバラフグを使うことにする。

しばらくすると、右舷ミヨシの方で小型ながらカツオがあがったようだ。小型メジも上がり始めた。が私の仕掛けには反応無し。アタリは右舷に集中している模様。しまった、どうやら今日はトモはコマセ係りになってしまったようだ。あまりにもアタリが遠いのでバケをカブラ付きのハモ皮に変えてみる。これが良かったのか、やっと私にもガツンというアタリ。この感触久しぶりだあ。しかし引きは弱く上がったのは、ヒラソーダと見間違えるような小型本がつお。この後、5mという浅いタナでアタリ、これは小型メジ。イナダを狙って4年目にして初めてメジを釣ることが出来た。立て続けに同型のメジを追加。釣ってみると以外にあっさり釣れるものだ。

●海悪い・・・

7時を回ると南西風が強くなり、沖からのうねりも大きくなり白波も立ってきた。早上がりの予感がする。釣行は明日にすべきであったであろうか?

いつの間にか船団が形成されていたが、我らが船は船団をはずれ東に向かう。10分ほど走ると鳥山とナブラが見える。ここではいきなり大型カツオが姿を見せた。が、これも右舷の話し。なかなか左舷〜トモには回ってこないようだ。

●大型カツオ回遊

「大きなカツオだあ〜。ここで釣っちますぞお。一生懸命かったくれえ〜」
と船長が叫び気合いを入れる。水面を覗くと、高速で泳いで横切る大きな影が見える。おお、いるいる、カツオだあ。しばしの沈黙の後、私に15m前後で待望のアタリと強い引き込み。ハリス14号を信じ強引に渋糸をたぐる。水面に姿を見せたのはカツオだ、しかもでかい。水面までくるとカツオは横へを走る。これも持ちこたえ、いざ取り込み、というときにふっと渋糸が軽くなった。ハリス切れか、バケを止めていたコブがほどけてしまっていたのだ。

同じバケがもう一つあったので、これを付けて再開始する。が、時々アタリはあるも、針掛かりしないか掛かっても途中でバレることが結構あり、なかなかカツオをクーラーに納めることが出来ない。

●ハリス18号でゲット!

隣の人はカツオを水面まで上げたが、無念のハリス切れ。ハリスは14号だったそうだ。これを聞いてハリスをフロロカーボン18号にアップ。これならかなりのことがないと切られることはないだろう。

しばらくの沈黙の後、久しぶりにカツオらしきアタリ。走られると糸を押さえていることが出来ない。20m走られたが運良くオマツリなし。今度は慎重に水面まで上げる。カツオだ、でかい。

「カツオの頭を上に出しちゃえば大人しくなるから」と船長のアドバイス。カツオの頭がこっちを向いたときに一気に手繰り、空気を吸わせると確かに大人しくなった。船長のタモ取りであがったのは3.0kgの本がつお。久々に興奮したやりとりだった。

 鳥山発見!

●シイラとも格闘

カツオを締めてからステン缶にコマセを詰めている間に水面を漂っていたバケにシイラが食いついた。こいつがまたでかい。走られると大変なので、18号のハリスに任せて強引に手繰る。タモ入れにちょっと難儀したが、90センチ、3.5kgのシイラをゲット。魚体を曲げてもクーラーからしっぽがはみ出てしまう。今まで釣った魚の中では戸田で釣ったダイナンウミヘビの次に大きい^^;)。

アタリが遠のいたので、移動。船は更に東に。朝からカッタクリ放しで水も飲んでいなかった。缶ビールを一気に飲み干す。旨い。天気は晴れで暑い。海も朝よりは良くなってきた。気が付くと、右手人差し指に水膨れが。どうやら指サックを介した渋糸との摩擦によるものだ。それだけ無意識にガンガン手繰っていたのだろう。この後はこの痛みをこらえてのカッタクリである。

●当たりバケはカブラにハモ皮

10分も走ると新しい鳥山が。船長は警笛を鳴らしながら鳥をけちらして船を進めている。

ここでは隣の人がメジを上げた後、カツオ3連発の絶好調。バケは赤目カブラのハモ。対して絶不調の右舷トモの人はバラフグ。やっぱりハモ皮が良いようだ。

私もハモを使っていたのだが、さっきのシイラを上げたときに、カブラに固定していた魚皮部分がはずれてしまい、下にずれている。当たりバケでもあり他のバケに変えたくなかったので、魚皮をカブラにかぶせ、糸でぐるぐる巻きにして無理矢理固定した。この場所ではメジの後、60センチ級のシイラが上がった。その度にバケの固定が崩れてしまうのでまたぐるぐる巻き作業。手返しは悪い。が、他に良さそうなハモバケの持ち合わせもない。そうこうしていると、待望の強い引き込み。タモ取りされたのは2.5kgのカツオ。カツオはこれでもう十分かな。

●またバラシ、でも楽しい〜。

時間は11時。今度は西に移動する。するとまた鳥山発見。近くの僚船はルアー船だけだ。ここではサバが交じりでメジと小型カツオが一時期入れ食いに。ただ、バケの固定が崩れたのを直すのに時間をとられるので数は伸びない。

南西風が強くなり始め、海も悪くなってきたが魚の食いは良い。船酔いなどしている暇もない。補修を繰り返したバケはボロボロになってきた。かろうじて針にくくりついている状態である。でも釣れるのだ。

60センチ級のシイラを掛けたあとに、カツオらしき大きな引き込み。また20m走られた。が何とか水面までひっぱり上げる。あとはタモに入れるだけ・・・しかしタモ入れ時に針がはずれ無念のバラシ。う〜む残念。タモ入れしてくれた人も恐縮していた。な〜に、また釣ればいいだけさ。

●大漁早上がり!

12時になると船長から「早めにあがるよ」という声がかかる。クーラーの氷も完全に溶けてしまい魚の鮮度も危うい。結局12時15分に好釣果による早上がりとなった。

<釣果>
・本カツオ 0.6、0.9、0.9、2.5、3.0kgの5尾
・メジ 0.6、0.8、0.8、0.9、1.1、1.2kgの6尾
・シイラ 3.5kg、90センチ1尾(キープ)、60センチ見当2尾(リリース)
・サバ 30センチ見当5〜6尾(リリース)

 釣果全体写真

35Lのクーラー満タンになりました。右舷の胴の間〜ミヨシはもっと釣果に恵まれたようです。オマツリも多かったようですが。バラフグでがんばった右舷トモの人は結局大型カツオは釣れなかったそうです。

 カツオとシイラを手にする筆者

カツオのバラシのほとんどは水面まで上げてからの取り込みの時だそうですが一度コツを掴めば大丈夫。どこに走るか分からない元気いっぱいのカツオのタモ入れは結構難しいです。船長に任せるのが無難でしょう。基本的に3キロ級のカツオの抜き上げはほとんど不可能なようです。手は傷だらけです。大型シイラとのやりとりやカツオが走った時に出来たものかと思われます。隣の人は小指と親指を除く両手に指サックをしていましたが正解かもしれません。

船の回りには終始かなりの数のシイラが回っていました。庄三郎丸では、ミヨシに入ってルアーでやることも可能です。

シイラの刺身、旨かったです。新しい発見です。当然、カツオは旨いの何のって。久しぶりに旨いカツオの刺身を堪能出来ました。


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