初挑戦で上出来、東京湾マダコ

マダコです


  1. 日時:98年8月8日(土)
  2. 場所:大貫沖〜竹岡沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前8時30分〜午後3時00分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

8月8日(土)大潮、金沢八景・野毛屋よりマダコ乗合に行ってきました。

当日は大潮でマダコ向きの潮回りではないようですが、お盆期間の序盤で船宿もすいていることを予想しての釣行です。マダコ初挑戦だしボでなければよし、という目標にしました。

●お盆中はすいてます

6時頃、船宿に到着。タコは先着1名、タイに5名程。タコが込んでいた時のためにタイの道具も持ってきたが、必要はないようだ。受付時の道具を借りる。渋糸とテンヤで500円也。
お盆週間初日のせいか船宿はすいており、結局、船長もいれて5名の片弦流しとなった。

 貸し道具の渋糸とテンヤ

港を出ると船は南東に進路を向け、途中で航路を横切る。どうやら千葉側に向かうようだ。私はサンデッキの上に横になってうとうと。40分程たって気が付くと観音様が見える。どうやら大貫沖で開始のようだ。

●底ダチがとれない・・・

開始のブザーが鳴らされて、釣り開始。テンヤを投入し糸を出す、が、糸がどんどん出ていき止まらない。潮が速く、テンヤの着底がよくわからないような状態だったようだ。たまらず一度仕掛けを上げて再投入。今度は着底を確認。しかし糸を出せばどんどん出ていってしまう。船長も「底分かる?、何かよくわかんねえなあ」と聞いてくるくらいだ。

この速い潮も日が高くなるにつれ、だんだんと緩やかになってくれたので幸いだった。

とりあえず、雑誌なので読んだように小突いてみる。が、やっぱり潮が速くなかなか釣りづらい。ひたすら渋糸を持って小突く。しかしアタリ(乗り)はない。

しばらくするとトモの女性がキロ弱くらいのアベレージサイズのマダコを上げた。船長もアベレージサイズを上げる。

海は凪。夏なのだが気温は高くなく過ごしやすい。あせらずのんびりと釣ることにする。

●おおっ、これがマダコの・・・

9時頃に待望のアタリ。間をおいて一気に糸を手繰ると、小型ながらマダコ。とりあえずボウズ脱出。
11時頃再び小型。しかしここまでにバラシが2回。合わせた直後の手繰り方に問題があったようだ。
竿釣りで魚があたった時って、竿をあおって合わせ、引きが弱い場合は竿先を止めて乗ったかどうか確認するが、これをタコでやると・・・。

背筋を伸ばして腕を頭の横まで上げて合わせて、腕を止める。重ければ「乗った」、これだと次の手繰りにいく時に一瞬、糸がたるんでしまう。どうもこれがいけなかったようだ。船長の動作を見ていると、乗りを感じての合わせから取り込みまで止まることなく糸を手繰り続けている。これを真似するようにした。基本だ。。。

 バケツの中のタコ。ちょっと見づらい・・・。

●タコと格闘

1時半頃、久しぶりのアタリ。合わせを入れて一気に手繰る。今までと違う重さだ。これは大きいぞ。水面に姿を見せたのは1.3kgのなかなかの型のマダコ。こんなに大きな生きているタコを見るのは初めてだ。テンヤから外すときにスカリに落とすのに失敗し、タコはバケツの中から這い出そうと動く。なんとかスカリにいれようとするが、タコの力はなかなか強く、足が腕にからみつき、なかなかうまく行かない。タコと格闘すること数分。結局諦めてバケツの中にいれ、上にスカリをかぶせてしのぐ。しばらくたつとタコもおとなしくなったのでやっとスカリに収めることに成功。取り込み後の処理もポイントのようだ。

この時点でトモ、私、船長3名が3バイで並ぶ。

その後、潮が変わったようで、船長から全員左舷に移動するよう指示が出る。席移動のあと、両隣で2ハイづつタコが上がり、ちょっとあせって小突くが空振り。

●工夫の成果?

結局そのまま3時に終了。竿頭はトモの女性で常連さんの奥さんらしく旦那さんはタイ船に乗ってました。この女性の方は竿釣りで、他の違いはテンヤの上に蛍光ピンクのタコベイトがついているくらいだった。次回はこのタコベイトも用意しよう。

船全体の釣果は以下の通り。終日、大貫〜竹岡沖でした。

        船長      私
        ↓       ↓
(右舷) ●(0) ●(5) ●(1) ●(3) ●(6)
ミヨシ< ===================トモ 
(左舷)    

トモ、船長、私にキロオーバーの良型が1パイづつ。他はキロ弱程度のアベレージサイズ。ボウズの人は半分くらいの時間キャビンで寝ていた人なので仕方ないでしょう。

初挑戦でこの釣果、で大満足。

でもマダコ乗合、のんびりしててなかなか良い。タコ乗せた時はいずれもぼーっと海を眺めて無心になっていた時だったのが不思議。

タコは塩でもんで、足1本は生で、他はゆでて刺身などで頂きました。市販のものより歯ごたえがありますが、味は上。キロを超えるタコのゆで上がりった姿には家族から歓声があがりました。


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