シケの中、夜イカを堪能。大洗沖ゴウドウイカ


  1. 日時:98年7月25日(土)
  2. 場所:大洗沖
  3. 参加メンバー:上甲、funeturi-mlメンバー2名、他3名
  4. 時間:午後7時10分〜午後9時30分頃
  5. 潮時


釣行記

OLMの午後船を見送って12時半に大原を出発。波乗り道路−東金九十九里有料道路−409号から東関道の富里ICから潮来IC経て鹿島へ。途中路地販売のスイカを買ったりして少し寄り道をしながら2時間半で鹿島港の辺りに到着。

携帯の留守電には幹事の大野さんから「長岡丸の船付場が旧港から新港に変わっている」とメッセージが。最初に旧港らしきところにたどり着き「長岡丸」の看板を見つけ車を進めるが、船はいない。そこで港の釣具屋さんに「新港ってどこ?」と聞くと親切にも地図のコピーをくれた。それに従って行く、と車で5分ほどのやや遠いところの新港へ。港に車を進めると人だかりが見える。やっと船発見。

この時間は雨が激しくなり、カッパを着ての準備になった。船にクーラーを置きに行くと左舷のミヨシ側にMLのステッカーを貼ったクーラーを2個発見。その間にクーラーを置かせてもらう。

車に戻るとディアマンテから降りてくる身体の大きい人を発見。「大野さんですか?」やっぱり大野さんだった。

ということで着々と準備を進めるが、もう一人の参加メンバーである西さんがまだ見えない。が、ミヨシのクーラーは大野さんが置いていないものだそうで、これは西さんのクーラーであろうと判断。しばらくすると黄色いカッパを着た西さんが現れて全員集合。大野さんの友人(村上さん)も含め左舷ミヨシから4名が今回のOLMのメンバーである。

ここで西さんが「スルメじゃなくてゴウドウイカかもしれませんよ」と言うではないか。確かに「フィッシング」の最新号の長岡丸の釣りものはジンドウイカになっていたなあ。

船宿の仕掛けを買っている人は浮きスッテ仕掛けだ。で、大野さんが船長に確認。最近はスルメはダメなのでやはりゴウドウイカ狙いだそうだ。ただ仕掛けはスルメのプラヅノで大丈夫だそうだ。200ハイ釣ればスルメは10ハイくらい混じる、とのことだ。ちなみにこの船長、高木ブーに似ている。最初、本人かと思ったくらいだ^^;。見た目も優しそうだが物腰も優しい感じ。

出船前に船宿から炊き込みご飯の温かいおにぎりとウーロン茶が支給され、軽い食事を済ませる。

5時に出船。このころになると雨はほとんど上がっていた。ただ北風がやや強い。案の定、港外に出ると海はうねっている。釣り場がどこかもわからず、波飛沫を避けて西さんとミヨシ真中付近に座って到着を待つ。1時間が過ぎた。日もだいぶ傾いてきた。左舷後方に夕日が見えるのでどうやら船は北東の方向に進んでいるようだ。ということは大洗とかそのへんか?

1時間半がたった。船は大波を超える度にスローダウンし、中速で進んでいる。波飛沫も浴びてちょっと寒い。まだかなあ。トイレも行きたいよお。

2時間がたった。あたりはもう暗い。遠くにはちらほらと漁り火が見える。そろそろかなあ、と思った19時10分、船首からパラシュートアンカーが投入され、船上は昼間よりも明るいくらいの灯が点灯された。ようやく開始である。

が、この時点ですでにカエル状態の人が数人発生。大野さんも辛そうだし村上さんは完全にグロッキー。風はやや弱くなったが、ウネリはある。が釣りに支障を来すほどではない。

さて、私は14センチプラヅノ6本角、扁平角とカラフル角の混在した仕掛けで開始。重りは60号、竿は3m、50号の中通し。あと、点滅式、単三電池2本の水中ランプも必須。水中ランプ初体験で最初上下逆につけてしまい、ばれようにこっそりと直しました^^;)。

タナの指示は30〜50m。30mからサミングで落としていく。と、45mで仕掛けが一瞬止まる。そこでしばらく待つとズンズンという乗りが伝わってくる。あげてみると小型のゴウドウとゲソ^^)。

さて、ここからは夜イカ初体験の私にはカルチャーショック。仕掛けを落とすと深くとも40mまでで必ず仕掛けが止まります。で、ものすごく強い引きです。3mの竿なので、4ハイも掛かるとキーパーに付けてまかないとしんどい。

「浅いタナでやってねえ、5〜15m」うお〜そんなに浅くて良いのかあ。水深5mからサミングで落とす。やっぱり15mまでに必ず仕掛けが止まる。で、ずんずんずうんと強い引き。重い〜、腰があ。しかし顔はにやけている。いやあ、イカってこんなに釣れるんだあ、面白い面白い。足元のカゴがみるみるイカで埋まっていく。トイレ行きたいんだけど、行ってる暇ないなあ。いや、でも休憩もしないと最後までもたないぞ。

隣の西さんも順調にイカをあげている。私の感触では布巻きのスッテの人よりもプラヅノの方が乗りが良いように感じる。オマツリなども数回あって6本角が5本、4本と減って行くが、手返しの面では4本くらいが適当かもしれない。

夢中で釣り続ける。ふと時計に目をやると9時近い。さすがにペースが少し落ちたようだ。角の1つをレンズスッテに変えてみる。するとこれには必ず乗ってくるようになった。

ウネリのせいで上げてくるうちの3分の1くらいはゲソだけという感じのバラしだが、40くらいは釣ったかな。これ以上釣っても処分に困るぞ、とちょっと休憩。ここでビールを飲んだのがいけなかったか、午前中から通しの疲れが出たのか、この期におよんで船酔い気味に。ミヨシの席で横になって回復を待つと「寝てる人多いからそろそろ早上がるするよお。お土産は十分だろお」と船長。

私も荷物を整理し、イカをクーラーにしまい始めたところで「あと10分で上がり」の声。結局21時半に終了となりました。

帰りは1時間半ほどの航程。私は甲板で横になってましたが、結構寒かった。小型が半数以上ながら合計で44ハイの成績。西さんは51ハイ。大野さんはカエルの時間も多かったので18ハイでしたっけ。

いや、面白かった。あれがスルメだったらもっとよかったのに・・・。しかし、ウネリの中2時間の行きの航程は辛かった。

帰りは11時半に鹿島を出発。新百合丘の自宅には午前2時帰宅となりました。ダブルヘッダーでも後半がイカというのはなかなか辛いが、疲れも心地よいですね。シャワーを浴びた後、即爆睡しました。このベッドに入って目を閉じた瞬間も快感^^;

味の面では今一つという噂のゴウドウイカだったので焼きもの、イカ飯、すり身団子に加工して頂きましたがなかなか旨かったです。塩辛と沖漬けも現在食べ頃待ちです。

今回釣れたイカにはどうやら2種類いたようです。図鑑で見るムラサキイカともう一つが胴に白っぽいまっすぐな線が縦に走っている奴です。スジイカなるイカもいるそうですが、これがそうなのかな?


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