盛況!佐島沖のマルイカ

バケツを泳ぐマルイカ


  1. 日時:98年6月24日(水)
  2. 場所:佐島沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前7時00分〜午後1時30分頃
  5. 大潮


釣行記

●ムギがマルか・・・。

6月24日(水)志平丸からマルイカ行ってきました。潮回りも良く、振休がたまたま24日で、どこかに釣りに行こうと考えていたところ、23日は各地でイカは大盛況。ムギにするかマルにするか迷いましたが、結局比較的楽なマルイカにしました。

5時半頃に船宿に到着。マルイカは先客が1名で左舷のミヨシ。右舷のトモかミヨシか迷ったが、平日で客も少なくあまり釣り座は関係ないだろうと思い、トモに席をとる。6時15分にハシケ船に乗って沖に泊めてある船へ。左舷2名、右舷4名と前回に続いて釣りやすい人数での出船になった。

●出だし好調!

前日の具合も良かったことから、今回の目標は前回の成績(24ハイ)を下回らないこと、とした。
小田和湾を抜け、5分ほど走った佐島沖の20mダチで開始となった。タナの指示は底から7、8m上までで、底中心に探れとのこと。

今回は30号負荷2.7mの同調子の竿に小型両軸リールに自作の6本角仕掛けを付けて始める。最初の流しはアタリなし。やや潮が速いようだ。「上げて」の合図で仕掛けを巻き上げると、なんと道糸と連結していたサルカンから先がはずれてしまった。きっと結びが甘かったのであろう。いきなり浮きスッテ6本を失う・・・痛い、金銭的に。自作は1組しかなかったので、市販品の7本角仕掛けを使う。角の入れ替えなど、次の流しは仕掛けを付け直しで終わってしまったが、誰にもイカは当たらなかったようだ。

3流し目、私も気分を新たに重りを投げる。まずミヨシの人にあたったようだ。見ると2点掛けである。次に胴の間の人にアタリ。ピンクのスッテに掛かってきた。私も一度は8m上まで誘った仕掛けを着底させ、一呼吸置いてから糸ふけを取ると、コツンというアタリ。しかしこれは角に触っただけのようだ。上まで誘って再度底に落とすと今度はグングンという明確なアタリと引き。慎重に巻き上げると赤帽のスッテにマルイカ。この後もポツポツとあたるが、ミヨシの方では5点掛けを含む多点掛けが何度かあるのだが、私はなかなか数が伸びない。他の人はほぼ入れ乗り状態だと言うのに・・・。

 とにかくバラシが多いマルイカ

●あたり角の発見が急務

同じ弦の人の掛けている角をしばらく観察する。よ〜く見ると、どうやらピンクのしかも目玉付きにはほとんど毎回乗りがあるようだ。紫も当たっている。布巻きが良いようだ。私の仕掛けはというと、前回良かった茶系統と青・緑系統の角で組立ており、赤系は赤帽白のスッテのみ。これが良くなかったようだ。

上から2番目をピンクのガス糸に目玉、3番目を紫に変える。布巻きは持ち合わせがなかった。直後の投入から特にピンクには投入毎に必ず乗ってくる。紫もなかなか具合が良い。

結局このまま30分程は流しっぱなしで釣る。普通は群を追っかけ回す釣りなので、これはなかなか珍しい。その後も時折移動する程度で、どの場所でもミヨシからアタリ初めて最後に私、という感じで乗りは活発であった。

8時半の時点で既にツは抜け15ハイ。今日は30を超えるか、という勢いでしたが、さすがにペースが落ちて、10時過ぎまでは角を触るアタリはかなりあるが、なかなか乗らないという状況が続く。またバラシもかなり多い。それでも何とか21ハイを確保。目標クリアは楽勝かと思われた。しかし・・・。

●中だるみ・・・

10時を過ぎてからは日も照ってきて暑くなってきた。カッパを脱いで上半身はTシャツ1枚になる。海上は無風、べた凪で、後で気が付いたが、スパンカーを上げずの流し釣りだった。

しかしこのころからアタリが遠のき、完全な沈黙。船はだんだん葉山寄りに移動して行くが、浅場、深場ともアタリなし。この状態が12時過ぎまで続いた。

途中から南風が出てきたのでスパンカーが上がった。陽気の良さとアタリのなさにだんだんと集中力が無くなってくる。

●後半戦はやや好転

12時を回り、日が陰り雨がポツポツと落ち初めて来た。ここで朝調子が良かった佐島沖の場所に戻る。久しぶりにアタリ。2時間ぶりに見るマルイカの顔である。が、朝のような入れ乗りの状態にはならず、角を触るアタリは結構あるが、乗る頻度はポツポツという感じだ。

ここでもピンクはマルイカ君のお気に入りのようで、他には朝全く乗らなかった茶系統の角にも結構乗ったり、墨が残っていたりという状況だった。この場所ではトモが有利になったようでアタリの頻度は私の竿が群を抜いて多かったようだ。が、角に乗らなくては仕方がない・・・。

もうそろそろ終了の時間だ。数えてみるとイカは24ハイを確保。目標はクリアしている。何とかあと1ハイ欲しい。が、ここで痛恨のオマツリ。ほどいたあと慌てて投入をしようとしたせいか、今度は手前祭り。直後に「あと5分くらいで上がります、片づけ初めて下さい」の合図。

結局このまま諦めて、13時半に終了。この日もマルイカは盛況でした。私は24ハイと前回の成績と全く一緒でした。

各自の成績は右舷はミヨシから37ハイ、25ハイ、24ハイ(私)、左舷は2名でミヨシから47ハイ、17ハイでした。朝の時合で多点掛けが多さが成績を分けたようです。アタリ角に気がつくまでの10数分のタイムロスは痛かった・・・。

 色とりどりのスッテ(いかづの)

●まとめ
角についてまとめますと、この日の当たり角はピンク、紫が終日で、後半は茶系統が良かったです。同じ色でも布巻き目玉付きの角が良かったように思われる。

今回はチビムギは混じらず、マルしか釣れない。ムギが釣れた時用に沖漬けのタレを持参したが無駄に終わってしまった。志平丸では8月中もマルイカをやるそうです。まだまだ期待できそうです。


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