潮濁りで今ひとつ。相模湾のタイ五目

今回の成果


  1. 日時:98年5月27日(水)
  2. 場所:平塚〜大磯沖
  3. 参加メンバー:上甲、森
  4. 時間:午前7時00分〜午後2時00分頃
  5. 大潮


釣行記

5月27日(水)大潮、振休を利用して平塚・庄三郎丸からタイ五目に行ってきました。

月曜日に南に強風が吹き海は大荒れ。当初は大原からイサキ釣りに行こうと思ったのですが、水温低下によ釣況最悪のため来ない方が良い、とのことだったので急遽、庄三郎丸からの出船になりました。

5時20分に船宿到着。少し雨がぱらついている。とりあえず座席を取りに行くと、既に両ドモと左舷ミヨシが埋まっている。左舷のトモ寄り2つを確保し森さんを待つ。少しすると森さん到着。受付を済ませる。氷と付け餌のオキアミはサービスしてくれた。

船は定刻の6時半を少しまわったところで河岸払い。例によって最初は平塚真沖の40mダチのポイントからスタート。「最近、シコイワシが多いから飾りはみんな取って」と船長。しばらくコマセを振ると、案の定シコイワシの猛攻が始まる。しばらく粘るが魚探いっぱいにイワシの群が写ったのか、移動の合図。

今度は大磯港沖の30mダチ。海の色が赤茶色に濁っているのが気になる。シケのせいであろうか?

オキアミ持っている人は付け餌を付けるように指示が出る。底から2回ほどしゃくるとクンクンというアジ独特のアタリ。追い食いを待ってから空き上げると15センチ程の小型の

マアジ。しかしアジはこの時だけで、またイワシが寄ってきてしまい、移動。しばらくは移動→イワシ群がる→移動の繰り返し。イワシは塩イワシ(メバル釣りなどの餌)にするため全部キープした。

9時頃になり、大磯よりやや西側に移動。60mダチのアジのポイントだ。ここでは1投目から中小型ながらマアジが上がり出す。みんなお土産確保のため、懸命に釣っている。

森さんも初めてのしゃくり釣りに慣れ、順調に一荷、一荷半で釣り上げている。「いやあ、いいなあ、これ。釣れたって気になるよ」と森さん。しかしここでも上のタナではシコイワシが邪魔を始める。イワシが掛かると仕掛けを食い上げてグチャグチャにしてしまうのでオマツリ対処に時間を取られ、アジの数もそれほど伸びない。また仕掛けの消耗もかなり激しい。

二宮沖の25mダチ、砂浜が数百m向こうに見えるくらいのところ。着底し、底ダチを取り最初のシャクリでちょっと変わったアタリ。ビシを取りハリスを手繰ると茶色の魚体。イサキか?と思ったが良く見ると細長い。シロギスだ、しかもでかい。一気に抜き上げようと腕をあおるとなんど上の針がコマセ桶に引っかかってしまい、そのショックでシロギスは針からはずれ海に逆戻り。目寸で25センチは超えていた。無念。

直後の投入。クンというアジとは異なるアタリ。反射的に合わせる。するとグングンと底に引き込むタイ独特の引き。2度目の突っ込みをかわし、針掛かりもしっかりしていることを確信し巻き上げる。水面に現れたのは赤い魚、しかもスレだ。「おっ、ハナダイだ」。とこの時は思ったのですが、帰ってからよく見ると尾の縁が黒い。そそう、マダイであった。全長25センチと小振りであったが、この日の船中唯一の赤い魚であった。

しばらくこの場所で流し続ける。逆弦側ではキロ級のヒラメに黒ダイもあがったようだ。しかしここでもうっかり上までしゃくり続けたりするとイワシが掛かってくる。常に持ち竿で竿先の変化を見て、イワシが掛かったらすぐに巻き上げないと手前まつりになってしまう。

アジとは異なる大きなアタリ。途中食い上げがありサバと確信。これが37センチの良型マサバ。まわりでも同型のサバが上がり始めた。サバの食いも一段落したところで、移動する。時間はもう1時。そろそろ平塚真沖に戻って1流しして終わりか、と思いきや船は西へ。再びやや深めの沖合に。

しかしアジが数匹程度。

1時半になったのでもう終了かと思ったが「時間になりましたが、もう1カ所やりたいところがあるのでそこを流して終了します」とのこと。珍しく時間延長である。

場所はやはり平塚真沖、相模川の河口の西沖である。が、ここも投入直後からイワシの猛攻。私もオマツリに巻き込まれ、仕掛けを諦めたところで終了のアナウンスがあった。

釣果はマアジ13〜22センチ20尾程度、マダイ25センチ1尾、マサバ37センチ1尾、シコイワシ多数であった。

まあ、それなりに五目釣りを楽しめたが、ハナダイなどの食いが悪かったのは月曜日のシケの影響で潮が濁ったかららしい。もう少し大きなアジが交じればよかったのだが・・・。


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