本命不調も高級外道が多彩。大原イサキ&メバル

 

この日の成果。


  1. 日時:98年5月2日(土)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:上甲、杉本
  4. 時間:午前5時00分〜午前11時30分、午後12時30分〜午後6時00分頃
  5. 小潮


釣行記

4/25の大原・ヤリイカ釣りがシケのため出られなかったため、5月2日土曜日に再挑戦すべく大原・臼井丸に予約をいれておいた。しかし週間予報はだんだんと悪くなり前日の予報は最悪。南の強風が吹き外房は4mの波高予報だ。
「イサキすら出るかどうか微妙」ということであったが、1日の夕方の予報は波高2.5後に3mと若干好転している。このため行くだけ行ってみようと大原に向かうことにした。今回は杉本さんと一緒の釣行だ。

●午前の部

大原には1時過ぎに到着。船に席取りに行くと悪天の予報なのでに結構な数のクーラーがおいてある。私ら2名は右舷操舵室横の胴の間に陣取る。

船宿で仮眠していると外は「ごお〜ごお〜」という風の吹き荒れる音で不安になるが、いつの間にか寝入っていた。4時過ぎに松本さんと船橋さんが到着。しばらくして起床合図があり、出船準備を始める。

外に出てみると以外に風は弱いような気がする。これなら午前中は持ちそうだ、と確信する。

乗船し準備を始めると、なんと予備を含めビシを忘れたことに気が付く。船長に言ってなんとか船に積んでいたサブマリンのLサイズに50号重りを借りることが出来て事なきを得た。

15名乗船で5時過ぎに出船。港外に出るとやはり相当の南風が・・・。しかし海はさほど悪い方ではない。

 うねりは高かったです

波飛沫を浴びながら20分程度で釣り場に到着。タナの指示は15m前後。ハリス2号のウイリー3本針で開始。

しばらくは空振りだったがトモの方で本命イサキが上がりだして俄然やる気が出てくる。かなりアジが混じるがこれが20センチオーバー、中には30センチ近いものも上がるほどで良いお土産になりそうだ。

オキアミ餌の人には結構イサキが上がるようだがウイリーにはなかなか来ない。ここでハリスを1.5号、下から緑、ピンク、白の3本針仕掛けにチェンジする。すると指示ダナでアジとは異なるアタリ。少し慎重に巻き上げて30センチ超の良型イサキをゲット。この後もアジ主体だがハナダイも混じって船中イサキはぽつぽつ。私にはエラのところのスレながら30センチの良型ハナダイも釣れ、なかなか楽しい。

結局終始このペースで釣れ続き11時半に終了。イサキ28〜32センチ2匹、ハナダイ20〜30センチ2枚、アジ20〜30センチ50匹位、ウミタナゴ20センチ1匹と本命こそ不発でしたが私の24Lクーラーは満タン近くになりました。

イサキ不調は潮が変わったせいそうですが、5日くらいからまた復調してきたようです。

午前午後通しで乗るのはどうやら私と杉本さんの2名だけのようだ。船の給油の合間にラーメンを頂いて引き続き午後メバルへ。風は相変わらず強いが日が照って来て雨の心配はなさそうだ。

●午後の部

航程15分程の近場で開始。いきなり隣のおじさんの竿にあたり、良型クロメバルがあがる。おお、今日は好調か、と思っていると私の竿にもアタリ。しかしこれは食い込まず。餌を付け直し投入する。着底し底をとると竿先を激しく叩くアタリ。竿先を下げて食い込ませる。大きく竿が絞られたところで巻き上げ開始。相当に強い引きでメバルではないことは確信する。慎重にやりとりし、水面を覗くとなにやら黒い平べったい影が見える。

「ヒラメだ!」と思わず叫ぶ。それも良型だ。この時点で私は気が動転し、竿を持ったまま自分でトモにあるタモを取りに行こうとしたりしていた。杉本さんがタモ取りしてくれたヒラメは53センチ、1.6kgのまあまあの型。1発目の獲物がヒラメとは思ってもみなかった。今日はこの1枚で十分だあ、としばし余韻に浸る。

 ヒラメを手にする筆者

我に返って釣りを続ける。イサキで使ったシャクリ竿でやているせいか、アタリは結構あるが針にかからないことが多い。1時間ほどしてやっと本命のメバルをゲット。やはり30センチ近い良型だ。

23センチのショウサイフグも掛かかると船長が「つくってやるから取っといてよ」と声をかけてくれた。ショウサイフグは食べたことがなく楽しみだ。

 これがショウサイフグ

その後もポツポツとメバルは上がり続ける。空針にはやはりアジがかかるようで、トモの人はそのアジにヒラメが食ったが水面でバレてしまったようだ。あと私と同型のヒラメは右舷ミヨシでも上がった。

となりのマルイカ竿を使っているおじさんにはかなりの数のメバルが上がったようだ。やはり食い込みの良さのせいであろうか。

房総半島の先の方が雨雲で暗くなってきた17時半に終了。クロメバル26〜29センチ4匹、ヒラメ1.6キロ1枚、ショウサイフグ23センチ1匹、ガンゾウビラメ30センチ1枚(でかい)、アジ少々でした。

午前・午後通しではありますがまたもクーラー満タンで帰路につくことができました。大原の海と船長に感謝。

ヒラメをクーラーから出した瞬間家の中は大騒ぎになりました。私もここまで大きいヒラメ(カレイも含めて)おろしたことはなく、5枚に下ろすのに30分以上かかってしまいました。


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